鳥取県在住のへなちょこ虫屋のブログ。
たまに野鳥も。

2016年まとめ

久しぶりの更新。

今年は採集記書くのもサボってしまってたので,せめて写真だけでも貼りつつ振り返っておこうと思います。

 

1月-2月

年明けに島根に帰省。情報をもらってた珍鳥をことごとく空振るなどした。それ以外は...特になにもしてないです(ワラ

 

ホシムクドリ

ホシムクドリ(1月 島根県)

 

3月-4月

学部最後の遠征ってことで八重山遠征→大阪で学会→奄美遠征をハシゴするなどした。さすがに無理が祟ったのか奄美でインフル発症して何もできない数日を過ごすなどした。
4月から入院生活に入り,下旬からは修論の調査をダシに実家の車を借りて水を得た魚のように採集に行きまくった。

ヒメニジュウシトリバ

ヒメニジュウシトリバ(3月 西表島)

ちびおさんにお古の一眼を譲ってもらったのでミクロレピをバッチリ撮れるようになった(ちびおさんありがとうございました♡)
西表が初陣となったのでありました。

 

ピナイサーラ

ピナイサーラの滝(3月 西表島)

ここまで来るのにそれはそれはきっつい山道を一時間かけて登るわけですが,ここまで発電機担いできてナイターしたバカがいたらしいですよ(ワラ

 

ルリカケス

ルリカケス(3月 奄美大島)

 

 

ユワンオオエダシャク

ユワンオオエダシャク(3月 奄美大島)

これを採った頃に体調悪化がピークとなり、翌日病院でインフルと診断された(このあと丸二日くらい寝込んでいた)

 

アマミキシタバ

アマミキシタバ(4月 奄美大島)

 

イボイモリ

イボイモリ(4月 奄美大島)

 

ハグルマヤママユ

ハグルマヤママユ♀(4月 奄美大島)

 

アマミアオシャチホコ

アマミアオシャチホコ(4月 奄美大島)

 

クロウタドリ

クロウタドリ(4月 奄美大島)

 

エゾヨツメ

エゾヨツメ♂(4月 鳥取県)

 

オオシモフリスズメ

オオシモフリスズメ(4月 鳥取県)

 

イボタガ

イボタガ(4月 鳥取県)

 

5月

修論の調査のため晴れた日はほぼ毎日山に通った。

GWに時間がとれたので3年振りとなる隠岐に行ったり、かねてより憧れの地だった信州に行くなどした。

 

ケブカヒゲナガ

ケブカヒゲナガ(5月 隠岐の島)

 

ワカヤマヒゲナガ

ワカヤマヒゲナガ(5月 隠岐の島)

 

シロモンアカガネヨトウ

シロモンアカガネヨトウ(5月 群馬県)

 

キボシミスジトガリバ

キボシミスジトガリバ(5月 岐阜県)

 

ミドリヒゲナガ

ミドリヒゲナガ(5月 長野県)

 

キベリカタビロハナカミキリ

キベリカタビロハナカミキリ(5月 某所)

 

 

6月

虫の日ラベルのコクシエグリを狙いに行った以外は近場でおとなしくしていた。近場でもオビグロとかいうとんでもないものが採れたりフジミドリやらムネモンヤツボシやら良い虫がぽろぽろ採れるなどした。

 

コクシエグリシャチホコ

コクシエグリシャチホコ(6月 長野県)

 

フジミドリシジミ

フジミドリシジミ(6月 鳥取県)

 

オビグロスズメ

オビグロスズメ(6月 鳥取県)

 

7月

頭がおかしいから月に二回も長野に行った。ギンヒゲナガちょううれしかった。

近場ではスネケブカとギガンを狙ったけどザコなのでとれなかった。

 

トラフカミキリ

トラフカミキリ(7月 鳥取県)

 

ヒメハルゼミ羽化

ヒメハルゼミ羽化(7月 鳥取県)

 

アズミキシタバ

アズミキシタバ(7月 長野県)

 

アカムネハナカミキリ

アカムネハナカミキリ(7月 長野県)

 

ハンノケンモン幼虫

ハンノケンモン幼虫(7月 鳥取県)

 

オオチャイロハナムグリ

オオチャイロハナムグリ(7月 鳥取県)

 

キシタギンウワバ

キシタギンウワバ(7月 群馬県)

 

ヒョウモンエダシャク

ヒョウモンエダシャク(7月 群馬県)

 

イブキスズメ

イブキスズメ幼虫(7月 群馬県)

 

ギンヒゲナガ♂

ギンヒゲナガ♂(7月 長野県)

 

ギンヒゲナガ♀

ギンヒゲナガ♀(7月 長野県)

 

8月

研究室で飼育してる虫の数がピークを迎える。下旬にククリアを採りに行った以外は虫の世話してた記憶しかない(ワラ

 

コシロオビドクガ

コシロオビドクガ♂

採卵して研究室で飼育羽化させたもの。累代はうまくいかなかった。

 

ケカゲロウ

ケカゲロウ(8月 鳥取県)

『裏山の奇人』で初めて存在を知った珍種は思ってた以上に美しかった。

 

ヨコヤマヒゲナガカミキリ

ヨコヤマヒゲナガカミキリ(8月 鳥取県)

 

ナマリキシタバ

ナマリキシタバ(8月 鳥取県)

いつものポイントでのナイターでヨコヤマと同じときに採れて、いつものポイントの底力をみた。

 

 

ギンモンセダカモクメ

ギンモンセダカモクメ(8月 静岡県)

 

ダイセンセダカモクメ

ダイセンセダカモクメ(8月 静岡県)

 

9月

中国地方の蛾屋の集まりである六虫会が鳥取で開催されたので参加するなどした。とにかくナイターに行きまくった月で、3日連続ナイターとかしてたワラ。成果の方も上々で、クロビロードやらトビイロアカガネやらフタシロオビノメイガやらアフリカシロナやらカバフキシタバやら珍品を落としまくった。

下旬はシーズン最後の遠征でこれまた長野に行って秋の蛾にまみれつつ水銀灯を落として割るなどした。

 

クロビロードヨトウ

クロビロードヨトウ(9月 鳥取県)

 

トビイロアカガネヨトウ

トビイロアカガネヨトウ(9月 鳥取県)

 

シロスジキリガ

シロスジキリガ(9月 群馬県)

 

クロウスタビガ

クロウスタビガ(9月 群馬県)

 

10月-12月

あんまり採集に行けなかったが、雌雄モザイクのコシロオビドクガが羽化したりするなどした。

 

コシロオビドクガモザイク

コシロオビドクガ雌雄モザイク(11月羽化)

 

マエジロアカフキヨトウ

マエジロアカフキヨトウ(11月 鳥取県)

 

ウスミミモンキリガ

ウスミミモンキリガ(12月 鳥取県)

 

2016年、特に蛾に関しては何かが憑いてたんじゃないかってくらい成果のあった一年でした。

そりでわ良いお年を......

 

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白バック写真の撮影法

気づけば三か月も放置してしまいましたが,今回は白バック写真の撮影法を紹介します.

僕の方法は極めてシンプルかつ邪道な方法ですが,コスパの良い方法だとは思うので参考になればと.

 

まず,背景を白く抜かすために白いお皿に乗せるわけですが,おとなしく乗ってくれれば良いものの,大抵は暴れてしまってそう簡単には乗ってくれません.そこで,

 

 

普通に酢エチを入れた毒ビンで半殺しにします.

まだピクピクしてるくらいで取り出すのがポイント.やりすぎると死んでしまいます...

 

 

半殺しの状態で皿に乗せてやります. 今回のモデルは初秋のド普通種ことマエホシヨトウちゃんです.

 

 

しばらくすると蘇生してくるので,ピンセットなどで少し刺激してやると生前の状態まで戻ります.

 

あとはカメラの設定をマニュアルにして撮影するだけですが,それでも背景が完全に真っ白になるわけではないので,加工ソフトを使って補正してやります.

 

 

編集前の元画像.背景に若干色がついてるのが分かるかと思います.これをフリーソフトのGIMPを使って編集してやります.


 

色→レベル→白点を設定をクリックして,画像の白く抜かしたい部分をクリックします.

※一回クリックしただけだと完全に真っ白にはならないことがあります.その場合は真っ白にならなかった部分を再度クリック.これを何度かすることで真っ白になります.あと,背景にゴミが写ってる場合はブラシで消してやります.

 

 

 

はい,背景が真っ白に抜けた白バック写真のできあがり.

 


なお,今回の記事を書くに当たりこちらのブログの記事(http://mushisukidesu.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-2f14.html)を大いに参考にさせて頂いております.また,TwitterでGIMPを使った画像編集方法を教えてくださった@Hepotaさん,ご教授ありがとうございました.

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3年ぶりの隠岐

長野の記事と順番が前後しますが,今年のGW前半は3年振り二度目となる隠岐に行ってました.僕にしては珍しく()全日程が天気良く,狙っていたものも採れ,本業のヒゲナガガに関してもいくつかの生態的な知見を得られたので有意義な遠征でした.

ケブカヒゲナガ

ケブカヒゲナガ
ケブカヒゲナガ Adela praepilosa の♂と,そのスウォーム(群飛).


サッポロヒゲナガ

サッポロヒゲナガ
サッポロヒゲナガ Nemophora sapporensis (?)の♂と,そのスウォーム.

とあるポイントではこの二種のヒゲナガが,目線の高さからそれよりも下の高さでスウォームしていたので4日間通って観察・撮影してました(飛翔写真は没写真を量産するだけに終わりましたが...)
このようなポイントは中々ないので来年のGWもまた行きたいところです.


隠岐の固有種(亜種)たち.

オキマイマイカブリ
オキマイマイカブリ Carabus blaptoides brevicaudus
ナイター中に路上を歩いている個体が何頭か見られた.前回行ったときは採れなかったので嬉しい収穫.

オキオサムシ
オキオサムシ Carabus  daisen okianus
ダイセンオサの亜種のくせに赤くて美しいオサムシ.PITも一応仕掛けてたんですが入ってたのはこの1頭のみ...


オキサンショウウオ
オキサンショウウオ Hynobius okiensis の幼体.とてもかわいい.
林道脇の水路にいるのを同行していたmzkが見つけてくれた.

ちなみに,ナイターでは隠岐どころか中国地方からの記録がない某蛾を狙ったのですが,食草を同じくする別の蛾は飛来したものの惨敗でした.ナイターした全夜が快晴で,放射冷却により気温が下がってコンディションが悪かったからなのか,それともやっぱりいないのか.この時期の隠岐はまだまだやるべきことが多そうです.
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信州の春蛾たち
GW後半は長野に行っておりました.
長野といえば僕が中学生の頃から憧れていた虫の聖地であり,西日本では中々出会えない山地性の蛾が多く見られて感動しました(ここに上げる蛾すべてが初見だったことからもいかに自分が北方系の蛾に縁がなかったかが伺える...)

エゾモクメキリガ
エゾモクメキリガ Brachionycha nubeculosa

アオヤマキリガ
アオヤマキリガ Orthosia aoyamensis

シーベルスシャチホコ
シーベルスシャチホコ Odontosia sieversii

サカハチトガリバ
サカハチトガリバ Kurama mirabilis

イイジマキリガ
イイジマキリガ Orthosia ijimai

シロモンアカガネヨトウ
シロモンアカガネヨトウ Valeria dilutiapicana
ぜひとも出会いたかった蛾.食草であるハルニレの生える山間地で春に現れる美しいヤガです.

モクメシャチホコ
モクメシャチホコ Cerura felina

キボシミスジトガリバ
キボシミスジトガリバ本州亜種 Achlya longipennis longipennis
これも目当ての蛾のひとつだった.いかにも北方系といった感じの斑紋がすばらしい.

ゴマフキリガ
ゴマフキリガ Orthosia coniortota

ミヤマゴマキリガ
ミヤマゴマキリガ Feralia sauberi

ミドリヒゲナガ
昼間見つけたミドリヒゲナガ Adela reaumurella の♀.


なお,大本命だったあずにゃん(アズサキリガ)は惨敗でした.今年は季節進行が速すぎたもよう.リベンジが必要ですね...
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ノメイガの軟化展翅法
ご無沙汰しております.
学部生活最後の春休みは八重山と奄美に行ってましたが,特に奄美では初日からインフルにかかるなどとにかく悲惨な遠征だったので,採集記はたぶん書きません(ワラ

さて,最近僕のなかでノメイガの軟化展翅のメソッドが確立されつつあるのでそれについて書こうと思います.もちろんノメイガに限らず他の蛾の展翅にも応用が利くかと思います.

まずは虫体の軟化です.スノコ付きのタッパー(ダ○ソーで売っています,確かネギ用とかだったはず)を使います.



こんなやつ.スノコの下に濡らしたキッチンペーパーを敷いて,スノコの上に三角紙に入れた蛾を並べて,電子レンジで10〜20秒ほど加熱します.この後,ノメイガサイズなら一晩くらい置けば柔らかくなっているはずです(ヤママユとかスズメガみたいな大型種は二日以上は置いといた方が良いと思います).このとき酢酸エチルとかエタノールを少量垂らしておくとカビが生えるのを防ぐことができます.


軟化したのをそのまま展翅すると後で翅が上がってくることが多いので,ここで必要になるのが筋肉破壊とボンド塗付です.
ちなみに,虫体が完全に乾燥してなくても,少しでも翅が開きにくいと感じたらこれはやっておいたほうが良いです.


ボンド
市販の木工用ボンドを1:1くらいで水で溶いたもの.




まず虫体に普通に針を刺します.




両翅の付け根付近の筋肉を針で何度か突いて破壊していきます.やりすぎると翅が取れてしまうので注意.このあたりは経験がモノを言いますw




両翅の付け根にボンドをつけます.付け方は適当で良いのですが,僕はピンセットの毛管現象を使ってつけています.
ボンド塗付と筋肉破壊はどちらが先でも良いです.僕は筋肉破壊から先にやることが多いかな.

筋肉破壊して翅が無理なく開くようになったら,次は触角です.



指とティッシュの間に触角を挟んで,上からエタノール(市販の消毒用のもので良い)で濡らします.こうすることで触角がちぎれにくくなってビシッと伸ばしやすくなります.ただ,この時が一番触角を折りやすいので注意です.

ここからは濡らした触角が乾かないうちにスピード勝負です(ただし焦って触角が切れないように注意.これが一番難しいかもw)



虫を展翅版に乗せて,触角と翅を展翅テープで押さえます.




展翅テープを指で押さえながら,隙間から針(僕は蛾の大きさによって志賀昆虫針の00〜3号を使い分けています.ノメイガサイズなら00号が適当)を入れて触角を伸ばします.



マチ針で留めます.乾燥中に曲がってくるのを防ぐため,付け根近くと先端近くの二か所以上を留めたほうが良いです.




左側も同様.写真のように触角が大きく曲がっているときは,先に付け根近くをマチ針で留めます.




んで,先ほどと同様にテープの隙間から針を入れて,触角の先端近くを真っ直ぐ伸ばしてから二本目のマチ針で留めます.




あとは普通に展翅するDAKE.
余裕があれば前脚と後脚もテープに挟んで展脚するんですが,時間がかかるので最近はそこまではやってません(ワラ

あと,触角を先に留めたあとに展翅すると,翅が動くのと共に触角が曲がってしまうことがよくあるので(特に大型蛾),そういうときは翅をある程度上げてから触角を整形するか,あるいは先に展翅してから触角だけテープの上に出して整形するのが良いです(後者のやり方は展翅を外すときに触角を折ってしまいそうで怖いので僕はあまりやりません).

展翅のやり方は人それぞれで,基本的な方法はネット上に多く上がっていますが,細かいコツみたいなものまで書かれてるものは意外と少ないので僕のやり方が参考になれば幸いです.
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