鳥取県在住のへなちょこ虫屋のブログ。
たまに野鳥も。

九州を急襲!w

6月に入って間もないある日,いつものようにFacebookを眺めていた僕は,とある虫の写真に目が釘付けになった.

 

「今年も多いのですか?」「はい,来ますか?案内しますよ?」「では明日伺います」

 

トントン拍子で超・弾丸の九州遠征が決定した.こうなるといてもたっても居られない,すぐさま出発である.つまらないギャグを言っている場合でゎなぃ.

夜中の下道をぶっ飛ばし,途中仮眠をとって現地に到着したのは午後3時すぎ.

挨拶もそこそこにポイントを案内してもらう.

 

ギンスジヒゲナガ♀

ギンスジヒゲナガ♀

ギンスジヒゲナガ♂

ギンスジヒゲナガ♂

これですよ,これ.これに逢うために九州まで来たんですよ!感無量.

しかしまあ,なんと美しいヒゲナガだろう...Fairy mothという英名がしっくり来る.

 

話に聞いていた通り個体数は多く,採集・撮影には苦労しなかった.研究に必要な数のサンプルを秒で集めることができた.本当にありがとうございます...

 

夜はナイターへ.

点灯後すぐにフタベニオビノメイガが飛来するが,パニクってる間にどこかへ行ってしまい,二度と戻ってくることはなかった.ゴミすぎてゴミになった.

月が明るく,かつ乾燥していてコンディションは最悪だったが,ウラジロキ・キンバネスジ・クロミャクといった近場では得難いノメイガが得られて良かった.

 

フタスジギンエダシャク

フタスジギンエダシャク

2頭ほど飛来.かねてより憧れていた非常に美しい蛾で,分布は局地的だがここではそれほど珍しくもないそう.

 

ナイター後は家に泊めていただき,ビールを飲んで標本を見せていただいたりするなどしていたら夜が明けるなどした.

 

【二日目】

 

安定の11:30起床.蛾屋の朝は遅い.昼飯を食べて(ここで食べた"地鶏焼き"がうますぎて馬になった),ウスベニヒゲナガのポイントを案内してもらう.

 

ウスベニヒゲナガ♂

ウスベニヒゲナガ♂

 

ウスベニヒゲナガ♀

ウスベニヒゲナガ♀

 

こちらも難なく十分な個体数を採集できた.群飛も見られるとのことだったが,この日は風が強く気温が低かったからか,♂単体の飛翔は見られたものの群飛には至らなかった.

近くではホソフタオビヒゲナガも採集できた.系統解析用に新鮮なサンプルが欲しかったところなので嬉しい収穫.

 

キンモンガ

キンモンガ

九州産は紋が白く,飛んでると全く別の蛾に見えた.

ベニモンマイコモドキ

ベニモンマイコモドキ

アカスジキンカメムシ

アカスジキンカメムシ

周辺で見られた虫.なかなか良い環境だった.

 

この後は折角九州に来たからということで博多ラーメンをごちそうになり,帰途についた.

 

急なお願いにもかかわらず快くポイントを案内して頂き,家にまで泊めてくださったSさん,ウスベニヒゲナガのポイントを案内して頂いたIさん夫妻,どうもありがとうございました.

| comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
3年ぶりの隠岐

長野の記事と順番が前後しますが,今年のGW前半は3年振り二度目となる隠岐に行ってました.僕にしては珍しく()全日程が天気良く,狙っていたものも採れ,本業のヒゲナガガに関してもいくつかの生態的な知見を得られたので有意義な遠征でした.

ケブカヒゲナガ

ケブカヒゲナガ
ケブカヒゲナガ Adela praepilosa の♂と,そのスウォーム(群飛).


サッポロヒゲナガ

サッポロヒゲナガ
サッポロヒゲナガ Nemophora sapporensis (?)の♂と,そのスウォーム.

とあるポイントではこの二種のヒゲナガが,目線の高さからそれよりも下の高さでスウォームしていたので4日間通って観察・撮影してました(飛翔写真は没写真を量産するだけに終わりましたが...)
このようなポイントは中々ないので来年のGWもまた行きたいところです.


隠岐の固有種(亜種)たち.

オキマイマイカブリ
オキマイマイカブリ Carabus blaptoides brevicaudus
ナイター中に路上を歩いている個体が何頭か見られた.前回行ったときは採れなかったので嬉しい収穫.

オキオサムシ
オキオサムシ Carabus  daisen okianus
ダイセンオサの亜種のくせに赤くて美しいオサムシ.PITも一応仕掛けてたんですが入ってたのはこの1頭のみ...


オキサンショウウオ
オキサンショウウオ Hynobius okiensis の幼体.とてもかわいい.
林道脇の水路にいるのを同行していたmzkが見つけてくれた.

ちなみに,ナイターでは隠岐どころか中国地方からの記録がない某蛾を狙ったのですが,食草を同じくする別の蛾は飛来したものの惨敗でした.ナイターした全夜が快晴で,放射冷却により気温が下がってコンディションが悪かったからなのか,それともやっぱりいないのか.この時期の隠岐はまだまだやるべきことが多そうです.
| comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
八重山遠征記2015春 後編
4月1日

目覚めるといくぶん体調が回復していたのですぐにオオヒゲブト山に向かう。

何といってもあと二日しかチャンスはない。二日前にマツダクスベニに逃げられたポイントに陣取り、ウォークマンを聴きながら待つことウン時間。

・・・

オオヒゲブトすら採れねえ( ^ω^)・・・


体調が万全でないのに無駄に体力を消費しただけで午前中が終了した(とてもつらい)


んで、午後はムネウス林道へ向かうが、さすがにしんどかったのでmzkに先に行かせてしばし車で仮眠。
それでもあと二日しかないという焦りからか一時間ほどで目覚めたので、周辺にバナナを仕掛けてからムネウス山に登ることに。

登山口近くの葉上に何やら甲虫が。
大きさと形と色合いからしてヤエヤマミツギリゾウかと思ったが近づいて見ると、



┗(^o^;)┓あれ?ミツギリゾウでゎなぃぞ...??


ヤエヤマホソバネカミキリ
ヤエヤマホソバネカミキリ

とらにうすだァーーー┗(^o^)┛WwwwWW┏(^o^)┓ドコドコドコドコwwwwwwwwwwwwww
すぐにでも取り込みたいとこだが生態写真を撮るまたとないチャンスなので数枚パシャっとやってから採集。

登山口ではせぐちさんに会ったので存分に見せびらかしてあげました(^ω^)


さて、日も傾いてきたので登山開始です。

ヤンバルアワブキを滅茶苦茶掬いながら登っていくこと一時間半。


ムネモンウスアオカミキリ
ムネモンウスアオカミキリ

やっっっっっと採れた......
去年の二の舞にならないよう細心の注意を払いつつ手づかみして撮影。ワライ

降りたころには暗くなっていたので、ナイターに向かう前に仕掛けたバナトラを見ていくことに。

キマエコノハ
キマエコノハ
うむ,期待どおり。


すっかり遅くなってしまったがオオヒゲブト山で点灯だァーー(ry

ここに来て調子出てきた感があるし、このままナイターも期待したいところ・・・


はい、なにも来ません( ^ω^)・・・

ちなみにポツポツ写ってるのは全部カメムシ()


イブシギンウワバ
めぼしいのはイブシギンウワバくらい。

日付が変わったあたりで切り上げ、マ○クスバリュの駐車場でオリオンビールを飲んで寝た。


4月2日

明日の朝の便で帰るので実質最終日。

最終日マジックに期待しつつ朝からオオヒゲブト山で待機。

今日もオオヒゲブトすら採れず時間だけが過ぎ去っていく。


が、最後の最後でクスベニが飛んできたではないか!

最終日マジック(゚∀゚)キタコレ!!と思ったのもつかの間、飛んでいた高さは地上4mほどで、持っていた6mの長竿では長すぎてどうすることもできず、クスベニさんは飛んでいってしまったのでありました(おしまい)


もちろんその後は二度と現れるはずもなく、死にたい以外の感情を失った。
チャンスをモノにする腕は持ち合わせていなかったというわけか(ワラ)(とてもつらい)



車に戻ると、フォロワーの蝶々囃氏と遭遇。最終日だしとんかつ力にでも行こうかと思っていたが、立ち話がはずんでいつの間にか閉店時間を過ぎてしまっていた(ワラ

囃氏と別れ、トラップの回収にムネウス林道へ。

イシガキアカマダラセンチコガネ
ダメ元で仕掛けてたFITにはアカマダラセンチが入っていた(^ω^)
ビギナーズラックってやつですかね(^ω^)



トラップ回収を済ませたあとはビーチのシャワーを浴びて、岩で晩飯。
石垣に来てからはマ○クスバリュの惣菜しか食べてなかったのではちゃめちゃ美味く感じた。

すっかり遅くなってしまったが、ムネウス林道で最後のナイター。


オキナワルリチラシ八重山亜種
オキナワルリチラシ八重山亜種
ド完品でうれしい。去年採ったのはボロボロだったからね...
ハグルマヨトウも飛来したがmzkに採られてしまった。

オオハナサキガエル
近くの路上にいたオオハナサキガエル。
大きな眼がとてもかわいい。


ナイターしながら¥カシュッ/
これやりたかったんだよねw

かににゃんに貰った波照間の泡盛も飲んだら完全に酔っ払って寝てしまった(ワラ)



4月3日

7時起床。ちゃちゃっとナイターを片付け、荷物を送りに郵便局へ。


ここまでは良かったんだけど、発送に予想外に時間がかかり、この時点で9:30。

飛行機は10:40なので若干の焦りを感じつつレンタカー屋の車で空港に向かうが案の定















飛行機乗り遅れました(ワラ)




いやワラじゃない。


いや、正確には搭乗前には着いてたんですよ。でも搭乗20分前よりちょっとでも遅れると受け付けてくれないとか聞いてねえよ〜しかも払い戻しも効かないし。やっぱpeachクソだわ。



peachは一日一便しか出てなくて次の便は明日を待たねばならないし、かと言って他の航空会社はどこも当日購入だととんでもない出費になるので途方にくれた。

しばし考えた結果、このさい滞在伸ばして7日の便で帰ることにw

既に発送してしまったので採集用具も手持ちが無かったがこれはmzkに借りることにして、移動手段は昨日会ったばかりの囃氏に頼みこんで同行させてもらえることに(圧倒的感謝)。手はずは整った。

ピンチをチャンスに変えるんや!!


でもオオヒゲブトやら三珍ばかり狙うのもつらくなってきたので、八重山の虫でまだ採ってないのを一つずつ落としていくことに。

というわけでゲンゴロウを狙って池を巡ったりアシブトメミズを探しに浜に降りたりした。

アシブトメミズムシ
アシブトメミズムシ
今まで何度も探してるのにもかかわらず空振りを続けていたがやっっっと採れた。どうも湾になってて波当たりが弱いとこに漂着物が堆積してるのが条件っぽい。
幼虫も含めてたくさん採れたので持ち帰って飼うことにした(しかしアシブトメミズが入ってるのを忘れてタッパーごと冷凍してしまった...)


体調は相変わらずでどんどん声が出なくなってたので、今夜は宿を取ることに。




晩飯は町に出て島料理を食べる。囃氏に運転してもらうのをいいことにビールも飲んだ(^ω^)
店のトイレに入ったらできあがったおっさんがいて、腕掴まれて連れて行かれそうになった。貞操の危機を感じたけど無事でした(ワラ)

このあとmzkと囃氏はゲンゴロウのトラップ回収に行ってしまったが、僕は体調悪いし酔ってたので宿で寝ました(ワラ


4月4日

8時起床(相変わらず声は出ない)

mzkは今日の便で帰るので空港まで送って、採集用具を借り受ける。

んで、ひとまずとある牧場を目指す。アオタテハモドキが採りたいのです。

シマアカモズ
1箇所めは空振り。シマアカモズが近くで撮れたくらい。


途中にある何の変哲もない観光地みたいなとこで囃氏がぱらなすぴあを採りやがってめちゃ笑った。いや一応吹き上げみたいにはなってるんですけどね?wここにいるなら市街を除く島内全域にいてもおかしくはない(ワライ

イワサキクサゼミ
イワサキクサゼミ
途中サトウキビ畑に寄っていくつか摘んだ。これも森にばかり篭っているとなかなか採れない。



んで、目的のポイントに到着。
なかなか気持ちの良い光景だ。

アオタテハモドキ
アオタテハモドキは何頭か飛んではいたもののボロばかり。しかも飛び方が不規則でネットインしにくいのなんの...


アオタテハモドキ
やっっと完品を見つけたと思って喜んで写真を撮っていたらすぐに逃げられて戻ってこなかった。さらに写真もピント合ってなかった。つらい....


タイワンツチイナゴ
タイワンツチイナゴも何頭か見られた。日本最大のバッタでめちゃ迫力ある。
脚のトゲも強力で刺さると割と痛かった。

ハラナガスズバチ
ハラナガスズバチ
はちゃめちゃかっこいい。たむらまろ君が採ってて「スズバチがメガ進化したみたい」って評してたけどまさにそんな感じ。
八重山のハチがいちいちかっこいいからハチに目覚めそうw

このころから雨が降り出してアオタテハモドキも飛ばなくなったので転戦してカミキリを狙う。


囃氏はビーティングネットでイシガキウスアヤを次々と落としていくが、僕の方は折りたたみ傘でショッボいカミキリしか落ちてこない...
雨の中一時間以上叩いたがウスアヤすら1頭も採れず、完全に諦めモードになって葉のついた枯れ枝と枯れたススキが絡まったようなとこを叩くと、

ススキサビカミキリ
ススキサビカミキリ
採れちゃった♡

一方の囃氏は大量のウスアヤを落としていたがススキサビは落としてなかったのでちょっと笑顔になった。


夜はムネウス林道でナイター。発電機諸々も発送してしまっているので囃氏のライトに寄生させてもらいます。


囃氏のセット。車のバッテリーから電源を取るスタイル。参考になります。


コンオビヒゲナガ
コンオビヒゲナガ♂

マダラチズモンアオシャク八重山亜種
マダラチズモンアオシャク八重山亜種

ハグルマノメイガ
ハグルマノメイガ
ド完品で美しい。
こっちに来たころはボロい個体ばかりだったが新成虫が羽化し始めた模様。まー二週間も滞在してればそうなりますわな(ワラ


まーあんまパッとしなかったので適当なとこで切り上げてマ○クスバリュの駐車場で寝ました。

サキシマハブ
街に戻る途中の路上にいたサキシマハブ。ここまででかくなるとちょっと怖いね。



4月5日


特に行くアテもないので無名な某林道に入ってみる。



入ってすぐいたのはクジャク()
デカいしいきなり目の前に現れると結構ビビるw


ここもヤンバルアワブキがまとまって生えているので掬っていくがイワサキキンスジしか入らず。
「やっぱムネウス林道じゃないとダメかー」とか思ってたら囃氏が短い竿で掬って採りやがった。
こっちは7mの竿でヒーヒー言いながら掬ってるんですけどー!??

タイワンベニボタル
タイワンベニボタル
デカくて赤い甲虫が飛んできたので一瞬クスベニかと思ったらこれだった。
日本最大のベニボタルで珍品らしい。

午後は懲りずにムネウス林道へ。
このときのことはあんまり覚えてないのですが、アナバネヒゲナガカミキリやミナミトンボが採れてたみたいです(ワラ

アナバネヒゲナガカミキリ
アナバネヒゲナガカミキリ

ミナミトンボ
ミナミトンボ

夕方は、登山靴も発送してしまっていたのでクロックスで登山道を登ってヤンバルアワブキを掬うが、ムネウスの追加は採れず。

ヤエヤママルヤスデ
ヤエヤママルヤスデ
暗くなるとシイの樹幹にどこからともなく現れた。
フェイクっぽさが何とも言えずかっこいい。


今夜もムネウス林道で点灯するがなにもこない( ^ω^)・・・


あまりに何も来なくて囃氏もその場でご就寝(ワライ

暇なのでバナトラを見に行ってみると・・・




あああああああああの影は!!!!!!

取り乱しつつシャッターを切ったらピンボケだったので、お...落ち着いてもう一枚......












逃げられました



虫屋が陥る「珍品を見つけて撮るか採るか迷って撮るを選択したら逃げられたうえに写真もピンボケだった」とかいう最悪のパターンになってしまって死にたい以外の感情を失った。


一時間半ほどして再び見に行くと戻ってきていたので、今度は迷わず“““採る”””を選択!

サビモンルリオビクチバ
サビモンルリオビクチバ
ウェーーイwwwwwwwwwwww
これで今回の遠征で狙っていた蛾はすべて落とすことができた(やったぜ)。

宿に戻るころには朝も近くなってしまっていたが祝杯をあげて寝た。


4月6日

“““延長戦”””もついに最終日。

どこに行ったものか迷ったが、31日にイシガキリンゴやらを採ったポイントへ。もう少し追加がほしいところ。

ヤエヤマミツギリゾウムシ
まず採れたのはヤエヤマミツギリゾウ。囃氏は採ったことがないらしく羨ましがっていた。いいだろw

イシガキリンゴカミキリ
イシガキリンゴも何頭か追加できた。Obereaの中でも一番好きかもしれない。


カンムリワシ
上空ではカンムリワシが舞っていた。

午後は愚直にムネウス林道。まずはFITの回収。

スジホソハナムグリ
スジホソハナムグリ
いいもん入ってんじゃんwwwww
アリ依存らしいが詳細不明らしい。
アカマダラセンチも追加が入ってたし、ぼくもしかしたらFITの才能あるのかもしれない(ワラ

んで、今日もクロックスで登山道を登っていく。


霧が出て幻想的な雰囲気。


オオツヤエンマコガネ
薄暮の登山道を飛んでいる甲虫がいたのでネットインするとオオツヤエンマコガネ。
エンマコガネにしてはかなりデカいしツヤツヤしててなかなか良い虫。


ムネモンウスアオカミキリ
そんでもって、暗くなってからも掬い続けた結果ムネウスも追加できた。
ペアが揃ったしこれでもうムネウスに未練はないですね。
mzkに借りていた枠がぶっ壊れるというアクシデントはあったけど()

イワサキキンスジカミキリ
イワサキキンスジのほうは大漁。
去年1頭も見なかったのがウソみたいだ...


ムネウス林道でラストナイター。

ハグルマヨトウ
ハグルマヨトウ
囃氏のライトなので囃氏にゆずった。


イシガキキマダラミヤマカミキリ
イシガキキマダラミヤマカミキリも飛来した。囃氏ライト3晩のなかでは一番飛来は好調だった。


そして翌日。

さすがに二度も乗り遅れるわけにはいかないので手早く荷造りを済ませてシャワーだけ浴びて空港へ。
しかしそれでも割と時間ギリギリになったので送る荷物を囃氏に託したが、搭乗20分前までに手続き済ませば大丈夫だった(30分前だと思っていた)うえに飛行機も10分遅延していた(囃氏ごめんね)。

そういうわけでその後は何事もなく鳥取まで戻ることができたのでしたとさ(おしまい)



飛行機に乗り遅れたおかげで二週間とかいうかつてない長期遠征になったわけですが、蛾ではイナズマヒゲナガを筆頭に狙っていたものは全て採れて言うことなしって感じでした。一方カミキリはトラニウスやススキサビみたいな難物は落とせたもののクスベニには二度も逃げられ今年も三珍のコンプは果たせず。また来春も来なきゃなぁ...()
| comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
八重山遠征記2015春 中編
めっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゃ間が空きましたが春の八重山採集記の続きです。
前編はこちら


3月27日

西表最終日だけど,前日のナイターがフィーバーだったのでその疲れもあって爆睡。

起きたら安定の昼前。




てか,そんなことより.







メガネ壊れてるんですけどwww



マジイミワカンナイ...

こういうこともあろうかと替えのメガネ(えらいでしょ)を装着して林道に向かう。
吹き上げに着くと、朝から入っていたmzkはすでにオオヒゲブトを採集していた。僕も是非とも西表ラベルが採りたいとこだが結局採れずタイムアップ。

石垣に向かうため港に向かうが、思ったより時間がギリギリで、まーいろいろとゴタゴタして...話が長くなるので省略します!w

んで、石垣に着くと雨がザーザー降りで採集どころじゃない。
替えのメガネがあると言ってもとても度が低いのでやむなく新しいメガネを作ることに。完全に想定外の20kの出費となった(石垣まで来てメガネ新調するとは思わなんだ...)

その後も雨は止む気配がなかったので今日は採集は諦め宿をとることに。今回の遠征で初めてのシャワーを浴びたり昨日のナイターで採集したミクロを展翅したりして寝た。宿の人にもらった島バナナがとてもとてもおいしかった。



3月28日

晴れの予報だったので早起きしてオオヒゲブト山へ。早めに場所とっとかないと良い場所なくなっちゃうからね。

とりあえずぼきは去年ヒオドシハナを採ったポイントに陣を構えることに。

予報通り晴れてきたしいいコンディションだ!


..........



オオヒゲブト飛びません( ^ω^)・・・



明日以降チャンスはまだあることだし、石垣に戻ってきているフォロワーのかににゃんをナンパして声をかけて一緒に採集行くことにしてたから迎えに行かないと♡

石垣港でかににゃんを拾って、ムネウス林道へ。
mzkとかににゃんと3人で林道を歩いていくが特にこれといったものは採れず。
かににゃんは思うことがあるらしく、「石垣では絶対採集しない」つってたのに最後の最後で「蝶がいるのが悪いんですよ」とか意味不明な供述をして網を取り出して林道を駆けていったのがサイコーにおもしろかったです(ワラ
余談ながらかににゃんはかわいくて良い子だったので僕はナンパしたくせして終始キョドっていました(ワラ

ヤエヤマオオコウモリ
ムネウス林道のヤエヤマオオコウモリ。

かににゃんを空港まで送って(途中クジャクが飛び出してきてむちゃ驚いた。野生化してるってマジだったのか...)、オオヒゲブト山でナイター。
ナイターではこれまたフォロワーの蛾屋たむらまろ君と合流。


└(┐┘)┌コ点灯だァーーーーーーーーーーーー!!!!!!!(トゥルロロテッテレーwwwwwwテレテッテテwwwwテテーwww)wwwトコズントコトコジョンwwwズズンwwwww(テテロリトテッテロテテーwwww)

わざとぼかしてるけど、手前がmzk、奥がたむらまろくん。

月齢が進んで気温も低く飛来は低調ながらも、コブヒゲシロモンノメイガとかネウスシャチホコとか良い蛾がポツポツ来るので結局朝まで点けていた。

ナントシャチホコ
ナントシャチホコ
深夜に飛来して、たむらまろ君と二人でテンション上がってた横でmzkはよくわからなそうな顔をしていた。
(このときはテイキチシャチホコだと思ってたのは内緒♡)


3月29日


ナイターしてたら夜が明けたの図。

春の八重山にしては珍しく雲ひとつない快晴。これ以上ないくらいのオオヒゲブト日和だ。
日が昇って気温が上昇してくるとハナムグリがブンブン飛び始めるが、ネットインしてもアオヒメハナムグリばかり。

それでもようやく、

オオヒゲブトハナムグリ♂

オオヒゲブトハナムグリ
オオヒゲブトハナムグリ♂

西表で採れなかったぶんの挽回をしたいとこだが結局3♂しか採れず、しかもどれも去年採ったのと同じ色だった。
まーそれでも採れて良かったーと思ってたところ、別の場所で陣を張っていたmzkからLINEが。

開くとマツダクスベニの写真。


一瞬で鬱病になった。

オオヒゲブトどころじゃねえ...

その後は正午過ぎまで粘ったが気温が上がりすぎたのか何も飛ばなくなったので撤収し、ムネウス林道に向かう。

mzkはせぐちさんとムネウス山に登っていったが僕は徹夜ナイターからのオオヒゲブト戦で体力を使い果たしていたので車で爆睡。
しばらくして目が覚めるも、mzkは戻ってきてなかったので去年ムネウスを採ったあたりのヤンバルアワブキを片っ端から掬っていくがムネウスは採れず。

んで、今夜はムネウス林道でナイター。今回もたむらまろ君が一緒です。

ムラサキトガリシャク
ムラサキトガリシャク
亜科レベルで初物。シャクガにはあまりエロさを感じないがフトシャクはエロいと思う。

ナントシャチホコ
ナントシャチホコは今夜も飛来。やっぱり深夜遅くだった。


ヤエヤマクリイロコガネ
ヤエヤマクリイロコガネ
ナイターの合間に林道を徘徊していると路上に何頭か落ちていた。


シロアリモドキ
さらに夜明け前にはシロアリモドキまでご来店されていた。これは目レベルで初見(笑)


3月30日

今日も早朝からオオヒゲブト山へ。

正午過ぎまで粘るも今日はオオヒゲブトすら採れず。

なんかデカくて堅そうなベニボタル()が飛んできたのもつかの間、すぐに視界の隅へ消えていったくらいですかね。

...とてもつらい。


夜もオオヒゲブト山でナイター。
最初はエロい天気で期待していたが点灯直後からどんどん風が強くなり幕は真っ白()

イブシギンウワバ
イブシギンウワバ
名前からして渋くて良い蛾。

ヤノヤハズカミキリ
ヤノヤハズカミキリ

キイロムカシオオベッコウ
キイロムカシオオベッコウ

めぼしいのはこんなもんで、あとはリュウキュウコノハズクが目の前まで飛んで来てむっっっっっっっっっっっっちゃビビったくらいですかね。


3月31日

三日続けてオオヒゲブト山に行っててさすがに飽きてきたので今日は別のポイントへ。

オオヒゲブトすらロクに採れんし、普通種でいいから“““採れる”””採集がしてえよ〜〜

周辺を適当にスイープしながら歩いていくと、





ハコガメだ!!
八重山三度目にして初めて見たのでかなり感動。
よく見ると片目がつぶれていた...

虫の方はというと、

ヤエヤマナガハナアブ
ヤエヤマナガハナアブ
どちゃくそかっこいい大型のハナアブ。
去年の3月と9月に一度ずつ遭遇してるがどちらも逃げられていたので嬉しい収穫(のちに普通種だということを知る...)



かみきり。
ヤエヤマモモブトコバネ、イシガキリンゴ、イワサキキンスジ、どれも初採集。
やっっと良いカミキリがとれた。

ほかにも雑甲虫がポロポロ採れたりしてそれなりに満足できた。


ナイターも別の場所でやろうってことで、東部の某山へ。


ロケーション。

点灯するも、このころから僕の体調がどんどん悪化していき、ナイター中ほぼずっと車の中で死んでいた始末...
フルで使えるのは明日明後日しかないのにつらすぎるでしょ...


明け方近くに目覚めて幕の様子を見に行くとこんなものが。


ヒメフチトリゲンゴロウ
ヒメフチトリゲンゴロウ
ウェイwwwwwwwwwww
まさかこんな山中で来るとは思わなかったし熱で幻覚でも見たのかと思ったw

しかし体調は相変わらずなので夜が明けるまでもう一眠りした。

後編へ続く
| comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
西表島遠征記2015初夏 後編
5月31日

少し仮眠して昨日と同じポイントAへ。同じようにベニボシを待つが同じように採れない。この二日間で数人の同業者に会ったがみんな採れてないつってたしこれは追加は厳しいかもなぁ...。

もちろん“““ヤツ”””のことも忘れてはいない。
二日目にカンビレーで見た時と、昨日チャラきのこさんが採った時の時間帯、それとたむらまろ君が採った時の状況を合わせて考えると、「ヤツは午後に○○の木に来るに違いない」と踏んで午後はポイントBで粘ることに。

立ち枯れを見ていくがモンキヒラタサシガメが採れたくらい。

モンキヒラタサシガメ
モンキヒラタサシガメ

“““ヤツ”””が来そうだと踏んでいたポイントまで来たとこで小雨が降ってくる。

やる気を削がれつつも待っていると、ついに“““ヤツ”””が姿を現した。

絶対に逃せないと思って完璧なモーションでネットイン!!




したはずが、網の中にヤツの姿はなかった...この状況で振り逃がすとかイモすぎでしょ...


もう戻っては来ないだろうなと思いつつも待ち続けていると、今度は近くの別の立ち枯れに飛来しているのを発見。
しかし網を振るのが物理的に無理なポジションで指をくわえて眺めているうちに飛び去ってしまった...

その後は待てどもヤツは飛来することもなく、16時を回ったとこで撤収することに...


足取りも重い帰路の途中、ベニボシいないかなーつって道の脇の倒木を見に行くと、絡みついたツルアダンの葉上に瑠璃色の輝きを見つけて叫び声を上げた。



ルリゴキブリ
ルリゴキブリ
なかなか狙って採れる種類ではないので苦戦したがようやく採れた。
撮るか採るか迷ったけど逃げられそうだったので今回は採るを選択しました。

これでひとまず今回の遠征の目的は達成...と言いたいとこだが“““ヤツ”””を落とすまでは帰れねえ.


車まで戻るころには雨も止み、ナイター日和のエロい天気に。

これは期待できそうだつって点灯するも、まもなく雨がざんざか降ってくる。

屋根のあるポイントに転戦しようつって車を動かすと、車の下にミクロレピの展翅板を避難させてるのを忘れていて轢いてしまう。

一瞬で鬱病になった。

この後雨は止んだが再点灯する気は起きず、ポイントAの駐車場まで移動してビールを飲んで寝ました...



6月1日

午前4時、ものすごい雨音で目が覚める。スマホで確認すると大雨洪水警報に加えて“““記録的短時間大雨情報”””なるものまで出ていた(そんなの初めて聞いた)。恐怖を覚えるレベルだったが次第に雨は弱まってきたのでもうちょっと寝た。

目覚めたのは9:00すぎ。ゴミを残して行くわけにはいかないので先日仕掛けたFITを回収に行く。案の定FITは大雨により溢れかえっていて、イブシキマワリとかムラサキエンマコガネが入っていたくらいだった。川が増水して渡れないかと思ったら意外と水量は変わってなかったのは助かったけど。

キマエコノハ
真っ昼間からキマエコノハが採れたのが唯一の収穫。
ド完品ではちゃめちゃ美しい。


午後は懲りずにポイントBへ。

ヤマダオオカ
ヤマダオオカ
この前より良い写真が撮れた。

昨日“““ヤツ”””が飛来したポイントまで一気に進んで待ち続けるが、昨日飛来した時間を過ぎてもヤツは現れず。
16時を回っても一向に現れないので今日はダメかと思って引き返すことに...


またしても重い足取りの帰路の途中、巨大な立ち枯れを見上げると、そこには果たしてヤツの姿が...!!!



長竿を目一杯に伸ばして力いっぱい振り抜く。












オキナワスカシバ
オキナワスカシバ
日本での正式な記録は7例しかない大珍品。
網を力一杯振りすぎてハゲてしまったが、これで心置きなく帰れる...
誰もいない西表の山奥で何回もガッツポーズしたw



晴れやかな気分で駐車場に戻ると、ツイッターのフォロワーのキュアターマイトさんと出会う。今夜はナイターをされるとのことだったので場所が被らないように話し合い、僕はいつもと同じポイントで点灯することに。
明日の最終便で石垣に戻るのでラストナイターである。


└(┐┘)┌コ点灯だァーーーーーーーーーーーー!!!!!!!(トゥルロロテッテレーwwwwwwテレテッテテwwwwテテーwww)wwwトコズントコトコジョンwwwズズンwwwww(テテロリトテッテロテテーwwww)

ライトに大量の羽虫が集まってるけど、これ、全部シロアリ。

幸いしばらくするとシロアリの飛来も落ち着いたが、別の場所でナイターされてたキュアターマイトさんのほうはこれが止まらなかったそう()

トビイロセンチコガネ
バナトラを見回ってたらブンブン飛び回ってる甲虫がいたからネットインしたらトビイロセンチコガネだった。
この後もう1頭追加したし何頭か飛んでるのもみたからこの時間に飛び回る習性があるようだ。


シロアリの飛来が収まると良さげな虫も飛来し始めた。


ジャンボトリバ
ジャンボトリバ

オオハグルマエダシャク
オオハグルマエダシャク

サビモンルリオビクチバ
サビモンルリオビクチバ

ミドリスズメ
ミドリスズメ
憧れだった緑色のスズメガ。
ちなみにライトに来たわけではなく近くをたまたま飛んでたのを採りました。

イワサキオオトゲカメムシ
イワサキオオトゲカメムシ
珍品と言われてるけど今回の遠征中毎晩と言っていいほどナイターに来てたし、数も少なくなかった。


今夜もカシュッとするやつをやって、就寝。




6月2日

西表最終日。
とりあえず採るものは採ったことだし、発電機の発送を済ませるのが最優先事項。

郵便局に向かう途中、オキナワチョウトンボが乱舞してる場所があったので車を停めてしばし採集。

オキナワチョウトンボ
オキナワチョウトンボ
美しい。
トンボは普段三角紙に入れたまま標本にしてるけどこれは展翅したいね。

さらに周辺ではイシガキシロテンハナムグリやタイワンキマダラなどのミーハー虫が色々採れた。
ずっと山に篭ってたけど平地も良いもんだね。

イシガキシロテンハナムグリ
イシガキシロテンハナムグリ

タイワンキマダラ
タイワンキマダラ

発電機を郵便局まで持ってくと、ゆうパックでは送れないとの返答。西表まで送るときはゆうパックで問題なかったのでブチギレそうになったけどしょうがないのでクロネコヤマトで送ることに。



午後はポイントBで最終決戦。


アサヒナアカマダラセンチコガネ
アサヒナアカマダラセンチコガネ
昨日仕掛けていたFITに入っていた。欲しかったやつなので嬉しい。ほかはムラサキとトガリエンマコガネが多数入っていた。



オキナワスカシバの追加を狙って御神木で待っていると、今回はものの数分で飛来。



オキナワスカシバ

オキナワスカシバ

一応生態写真も撮れて満足。ネット上に生態写真が上がるのは初めてだと思われます。

撮っていると逃げられたが、幸いまた戻ってきたので今度はネットイン。

オキナワスカシバ
最初に採った個体より大きいうえにド完品。感無量だ...




完全に満足して帰途に就く。


途中前回ルリゴキブリがいた倒木を見に行くと、



ルリゴキブリ
ルリゴキブリ
またいるとは...
近くの葉を見るとなんともう1頭が止まっていた。近くに発生源でもあるんだろうか...




さらにさらに、別のツルアダンに赤い影を見つけて瞬時に手が伸びてしまう。





ベニボシカミキリ
ベニボシカミキリ
最初に採った♀より一回りもデカい♂。
最終日マジックという言葉が脳裏をよぎる。


最初にオキナワスカシバを採った立ち枯れまで戻ると、そこには果たして今回もヤツの姿が.......これも難なくネットインしちゃった。


最終日マジックにしては出来すぎてるし、このあとど〜なっちゃうのぉ〜???wwwwww

絶対に無事故で帰るべく細心の注意を払いつつ車まで戻る。

まだ少し時間があったので海岸近くでヒメスジシロカミキリを摘んで、港に向かう。


ヒメスジシロカミキリ

余裕たっぷりの時間でレンタカーを返却し、石垣行きのフェリーに乗り込む。
あとは石垣でうまいもん食べて、カタモンビロウドカミキリをちょろっと探して帰るだけや。

石垣に着いたらちゃちゃっとレンタカーを借りて、春に目をつけておいたカタモンビロウドのポイントへ。



...........が行く手を塞いでるんですけど。

既に辺りは暗くてしばし立ち往生したが、勇気を出してバックして戻ることができた。

思わぬタイムロスじゃ...

しかし悲劇はこれで終わらない。

自分で目をつけてた場所がダメだったので、チャラきのこさんに聞いていたポイントへ向かうが、真っ暗でなかなかポイントが見つからず、ほっそい脇道に入ってしまう。おまけに先は行き止まり。どうしようもなくバックで引き返してると、ガリッというイヤーーーーーな音が。

......完全に戦意が喪失した。



うまいものでも食べないとやってられねえんじゃ...


翌朝目覚めると多少メンタルが回復していたのでカタモンビロウドのポイントへ。明るくなっていたので今回は無事にポイントまで辿り着けた。
昨日車を擦ってるんだから何が何でも採っておきたい思いでカラムシを片っ端から見ていくがカタモンビロウドは一向に見つからず。それっぽい食痕らしきのはあったんだけど確信はもてず...

飛行機の時間もあるので1時間ほどで諦め空港に向かうことに。

ここで車の方向転換のためにバックしてるとゴツッというイヤーーな音が...確認してみると後ろのバンパーが盛大に凹んでいた。

......死にたい以外の感情を失った。

これまで脱輪はしたことあってもぶつけることは一度も無かったのに立て続けに起こるし、何か見えない大きな力を感じる...()
最終日マジックの代償としか思えないんですが...


こうして最後に安定のコンテンツ力を発揮して5月の西表遠征は幕を閉じ、レンタカーの修理代として45kが飛んでいったのでありました。ちゃんちゃん。
| comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
西表島遠征記2015初夏 中編
5月28日

9時に起床。
今後の予報を確認するとずっと晴れになっている。いいぞ。

二人同じ場所に入っても狙いが被るので別々の場所に行くことにしようとチャラきのこさんと話をつけていたので、今日は昨日とは別のポイントBへ。

昨日までのポイントとは違って川はほとんど渡らなくて良いものの登りがキツく、一瞬で汗だくになりながら進む。

ヤマダオオカ
ヤマダオオカ
日本に二種いるオオカ科のうちの一種。
本州にいるトワダオオカに比べるとやや小さくて緑色が強い印象。

リュウキュウウラボシシジミ
リュウキュウウラボシシジミ


ベニボシの来そうだった木の下にはオオニシキキマワリモドキ(略してオニキモ)の下半身だけ落ちていた...
スイープしてると割と採れるって聞くけど巡りあわせが悪いのかなかなか出会えていない。

まあベニボシが二日続けて採れるわけはなくこれくらいしか採れなかった。

一方、ポイントAに入ってたチャラきのこさんはしっかりベニボシを落としていたもよう。ポイント交換が裏目に出たか...ぐぬぬ...


夜は今回もチャラきのこさんのライトに寄生させてもらったけど、ほとんど記憶がないうえに写真も全く撮ってないので本当に何も来なかったんでしょうね()


5月29日

昨日と同じポイントへ。

立ち枯れを見つつ進んでいくと、昨日とは違ってけっこう良さそうな虫が次々と見つかる。


イブシキマワリ
イブシキマワリ

モンキヒラタサシガメ
モンキヒラタサシガメ
今回密かに採りたかったサシガメきっての美麗種。
立ち枯れに来てそこに集まる虫を捕食するようで、飛んでくるときは赤く見えるので一瞬ドキッとした。


ハラビロトゲサシガメ
ハラビロトゲサシガメ
樹皮そっくりの大型のサシガメでかなりの稀種のよう。
ネット上に生態写真は見つからないし、ベニボシよりずっとレアなんでしょうな。いいものが採れた。


成果はこんな感じ。ベニボシは今日も採れなかったがヤエヤマキボシハナノミ(上段右から2頭目)なんかも採れて満足度は高かった。


ミナミトビハゼ
ふもとの小川にはミナミトビハゼがたくさんいた。とてもかわいい。


シロオビヒカゲ
駐車場周辺に仕掛けていたバナトラには数頭のルリタテハに混じって1頭だけシロオビヒカゲが来ていたが、喜んで写真を撮っていたら逃げられた...

郵便局から電話があったので出ると、ようやく発電機が届いたとのこと。
西表に来て五日目にしてやーーーっと自前のナイターができるぜ...

チャラきのこさんが何日か前にタッタカモクメシャチホコを見たと言っていたので、今夜はそこに連れて行ってもらうことに。
トゲウスバカミキリのポイントでもあるらしいけど、月が本気出してきてたので、タッタカもトゲウスバも飛来せず。

オオニシキキマワリモドキ
蛾は特にこれといったものは飛来しなかったが、オニキモが来てむっちゃテンションあがった。このデカさと鈍い虹色の輝き(写真ではわからないけど)がたまらない。

オオイクビカマキリモドキ
オオイクビカマキリモドキは今夜も飛来。

近くに仕掛けたバナトラにはサビモンルリオビクチバが来ていたが、写真を撮ろうとしていると逃げられて戻って来る...


5月30日

今日はチャラきのこさんとポイント交換して、最初にベニボシを採ったポイントAへ。

ずっと晴れ予報なのでFITを仕掛けつつも、ベニボシが採れたところの倒木まで一気に進み、ひたすら待ち続ける。


“待ち”の採集は苦手だけど、これはこれで“モラトリアム”って感じがしてよい。


リュウキュウウラボシシジミ
近くではリュウキュウウラボシシジミがチラチラ飛んでいたが、ベニボシが採れることもなく気づけば午後に。

と、ここでチャラきのこさんからLINEが。なんと“““ヤツ”””を採ったらしい...

「ベニボシなんかやってる場合じゃねえ!」つってすぐさまポイントBに行こうとしたが、今から行っても着くのは夕方、そこからポイントまで向かってると暗くなってしまうので今日は諦めることに。

ポイント交換がことごとく裏目に出てんな...




新八食堂で八重山そばを食べてからナイターへ。
西表にきて初めてまともな飯を食べた(ずっとスーパーのパン生活だった)
ここの八重山そばは美味いし野菜をたっぷり摂れるのでオススメです。

ナイターに向かう途中ではキンバトを至近距離で見れて感激。

キンバト
キンバト
暗かったから写真はブレブレだけど。


今日も月が輝くなか点灯。

ミナミヘビトンボ
ミナミヘビトンボ

ウスアオリンガ
ウスアオリンガ

アトアカヒトリ
アトアカヒトリ



23時ごろになると雲が出て月が隠れる。
ちょうどトゲウスバの飛来タイムも23時ごろだと聞いていたので「トゲウスバよ来い!w」つってると、

トゲウスバカミキリ
トゲウスバカミキリ
はい、空気を読んでご来店くださりましたw
(本当に来るとは思ってなかった)

その後も大物が次々と来るので寝る暇がなかった。

サビモンルリオビクチバ
サビモンルリオビクチバ

タッタカモクメシャチホコ
タッタカモクメシャチホコ

シロスジヒトリモドキ
シロスジヒトリモドキ
ドドドドド普通種だけどシロスジが消えてる個体は初めて見た。

明け方近くにはイリオモテアオシャチホコやオキナワルリチラシも飛来した。

カシュッ
ナイターしながらカシュッとするやつもやった。生きてて良かったと思える瞬間だ...



後編へ続く
| comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
西表島遠征記2015初夏 前編
5/25〜6/3に西表島に行ってきました。
虫的にハイシーズンの八重山は初めてなので何でも楽しみなのですが、中でもターゲットは赤いRosalia瑠璃色のゴキブリ
来年のこの時期には来れない可能性大なので是非とも落としておきたいところです。

5月25日

今回も懲りずにpeachで関空から石垣まで飛ぶ。3ヶ月も前に予約していたので往復10kという奇跡的な値段に押さえることができた。石垣空港からは前回と同じくバスで港まで向かい、フェリーに乗り込む。



天気悪い...

西表に上陸したのは午後一時。とりあえず3月に目星をつけていたポイントAへ入る。



いかにも亜熱帯って感じでワクワクしてくる。
僕が来る前日までの雨で川が増水しており、長靴に水が入ってきながらも先へ進むが、幹もビショビショに濡れており、4時間ほどさまようも赤いRosaliaは影も形もなし。まあ初日から採れるなんて思ってもないけどね。

林道地面をハエのように飛んでいたハンミョウ二種が採れたくらいだった。

ヒメヤツボシハンミョウ
ヒメヤツボシハンミョウ Cylindera psilica luchuensis (Nidek,1957)


シロスジメダカハンミョウ Therates alboobliquatus iriomotensis Chujo. 2005

夜はナイター、と言いたいとこだが、発電機を発送したのがたった2日前だったのでまだ着いているはずもなく...。

そこで、僕より早く西表入りしていた、たむらまろ君とその友達のRay君と合流してナイターに寄生させてもらうことに。
ここでたむらまろ君にとんでもないものを見せられて俄然やる気になった。正体は後ほど...

ナイターのほうは蛾の飛来は少なかったものの雑甲虫やカメムシの飛来が多くて楽しかった。たむらまろ君とRay君ありがとうございました。


ナイターに来たホソバヨトウ Sasunaga longiplaga Warren, 1912
採ったときはホソヤガ亜科かと思った。



5月26日

雨の予報だったが起きてみると意外にも天気が良い。急いで昨日のポイントに向かうが既にレンタカーが二台停まっていた。時すでに遅し。ベニボシがいたとしても先を越されてる可能性が高そうなので、観光も兼ねて別のポイントに行くことに。



やってきたのはカンビレーの滝。道中の立ち枯れを片っ端からチェックしていくが不発。

ヤエヤママルヤスデ
ヤエヤママルヤスデ...

スジシロカミキリ
イシガキスジシロカミキリ Glenea lineata ryukyuensis Breuning et Ohbayashi, 1964
撮影後逃げられる。

来た道を戻っていると、昨日たむらまろ君に見せてもらった“““ヤツ”””が大木の根元付近を飛んでいるのを見つけるも、網を取り出している間に逃げられてしまう。このまま粘りたかったが帰りの船の時間もあるので泣く泣く諦めることに...。まだ一週間以上あるしチャンスはあるだろ(棒)

カンビレーの滝を後にし、発電機を取りに郵便局へ向かう。
途中の道路脇でズアカアオバトを撮ったり、ヒメスジシロカミキリの沸いてるオオハマボウを見つけたりした。

ズアカアオバト
ズアカアオバト
八重山四度目にして初めて見た。


ヒメスジシロカミキリ Glenea hamabovola Hayashi,1975
写真は後日撮影のもの。


んで、今日発電機が到着する予定だったんですが、案の定届いていない(そんな予感はしていた)。
たむらまろ君たちは今日で帰ってしまったので今夜は灯下巡りをすることに。

灯下巡りを始めて早々怪しい影が...






こ、これは......!!!!

キシタアシブトクチバ
キシタアシブトクチバ Thyas coronata (Fabricius, 1775)

キタキタキタ〜!!!!

予想以上にデカくてすばらしい...しかもド完品だし。
発電機が届かなくて灯下巡りせざるを得なくなった状況に“““圧倒的感謝”””

すっかり気を良くして灯下巡りを続ける。

サザナミクチバ
サザナミクチバ  Polydesma boarmoides Guenée, 1852
これも偶産種のよう。

ヤエヤマウスバカミキリ
ヤエヤマウスバカミキリ Megopis sinica validicornis Gressitt, 1951
本土じゃゴミ扱いだけどこっちのは嬉しい。

ひととおり巡ったところで、買っておいたオリオンビールを飲んで寝た。


5月27日

5:00に目覚める。まだ暗いのでトイレの洗面で頭を洗ってボディーシートで全身を拭いた。今回の遠征は宿をとってないのでこれがシャワー代わりです()
洗濯もトイレの洗面で済ませると雨が降ってきた...。それでも一応ベニボシのポイントまで行ってしばし仮眠。

目覚めると・・・・


晴 れ た


よっしゃ行くぜ!!...とそこへ人影が。


......はるきのこさんじゃん。はるきのこ氏はチャラい上に採集も上手いという無敵の男なので内心これはまずいと思った。彼が先行してしばらくして僕も出撃。

立ち枯れを見ながらどんどん奥へ進むがベニボシの姿はない。

三時間半ほど歩き続けて、はるきのこ氏も先行してることだし今日も採れないか...つって休憩しようとリュックを置こうとすると、目の前の下草に視線が吸い込まれていった。



















ベニボシカミキリ
ベニボシカミキリ Rosalia lesnei Boppe,1911

本当に夢かと思った...



ベニボシカミキリ

周りの環境も入れて。ド派手な虫と思ってたけど、意外にも原生林と調和した落ち着いた色合いで素晴らしすぎる...
それにしてもこの状況で“採る”より“撮る”を優先できた自分を褒めたいw

ベニボシも採れたので満足して来た道を引き返す。
僕に採れたんだからチャラきのこさんも採ってるだろって思って聞いてみると、彼は採れてないもようでむっちゃ笑顔になった。

夕飯を買いにスーパーまで車を走らせていると道路を赤い影が横切り、道路脇の枝に止まる。

リュウキュウアカショウビン

リュウキュウアカショウビン
リュウキュウアカショウビンだ!!
はちゃめちゃ美しい。そして近すぎワロタ。
こんなのがドライブしながら見れるとはさすがは西表である。

案の定今日も発電機は届いてなかったので今夜はチャラきのこさんのライトに寄生させてもらうことに。



ポイントに向かう途中にいたハコガメを連写するチャラきのこさん。ブレブレ...

オオイクビカマキリモドキ
ナイターはオオイクビカマキリモドキ Euclimacia badia Okamoto,1910 が来たくらいだった。


中編に続く
| comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
八重山遠征記2015秋 後編
10月25日

ナイターを終えそのまま大原へ向かう。途中思い立って某林道の駐車場を見てみると、案の定初日に採ったクロギリスが容器ごと落ちていた。残念ながらお亡くなりになられてたけど見つかってよかったよかった。


石垣に着いたらちゃちゃっとレンタカーを借りて、現地の蝶屋のおきしまさんと合流。おきしまさんには今回トラガモドキの採り方をレクチャーしていただきます。


「山羊そば」を食べてから、いざ採集へ。ここの山羊は全然臭くなくておいしかった。

トラガモドキは食草(ここでは明かせないが)の周りをルッキングor叩き出しして採るらしい。食草の多く生える林道を行ったり来たりするがなかなか出てこない。何往復か目でやっとそれと見られる蛾が飛び出したが逃げられ、その後もう一頭飛び出すがこれも逃げられる...。15時すぎまで粘ったが結局採ることはできなかった。まー明日は丸一日費やせるしきっと採れるやろ(棒)

ヒラタツユムシ死骸
ヒラタツユムシ Togona unicolor Matsumura & Shiraki, 1908
道路で潰れていた...これも欲しかったやつなんだけど...


マッ○スバリュで買い出しを済ませる。西表から石垣にくるとものすごく都会に来たように感じる...w
近くのホームセンターでシーツを買おうかとも迷ったが、ここはコンテンツ力を重視しようと思って今夜もトイレットペーパーでナイターすることに(さすが遠征芸人!)





トイレットペーパーナイター第二弾!w

月が本気出してきてるけど飛来は好調。

コクロモンシタバ
コクロモンシタバ Ophiusa microtirhaca Sugi, 1990

オバナワスズメ
オバナワスズメ Hippotion velox (Fabricius, 1793)

オキナワルリチラシ
オキナワルリチラシ八重山亜種 Eterusia aedea okinawana Matsumura, 1931



なぞやつ......
もう1頭飛来したがそちらは前翅の白帯がハッキリしていた。
図鑑見ればすぐにわかるやろwつって調べても見当たらないし、ネットでも全くわからず。
直感ではホシミミヨトウの類のような気がしたがそれにしてはデカいし、前翅の感じはシロテンクチバとかその辺のような気もするけど、触角が違うし後翅は全然違う感じ。もう何もわからん。


シンジュキノカワガ
シンジュキノカワガ Eligma narcissus narcissus  (Cramer, 1775)
8月に北海道で出会った次は石垣で出会うことになるとは...ボロいのが残念。


ナントシャチホコ

ナントシャチホコ

ナントシャチホコ
ナントシャチホコ Stauropus alternus alternus (Walker, 1855)
夜明けの30分前になってから2♂が飛来。見事なまでにアスファルトに溶け込んでいた。



バナトラはここでもミラーボール状態w
ここは開けた環境だからかヒトリモドキが多く、西表のときと種構成は異なっていた。

クロモンシタバ
嬉しかったのがクロモンシタバ Ophiusa tirhaca (Cramer, 1777)。高校の時に島根で採って以来二度目の出会い。



夜明け。明星が二つ並んで輝いていた。



10月26日

少しだけ仮眠してトラガモドキのポイントへ。さすがに最終日だし寝過ごしたとか言ってられない()


めちゃいい天気...


一往復目ではかすりもせず。

今日もダメなんじゃないかという考えがよぎった二往復目、視界の隅を蛾が横切ったので何気なくネットインすると














トラガモドキ

トラガモドキ
トラガモドキ Nikaea matsumurai Kishida, 1983
あっさり採れてしまった...
トラフヒトリのミニチュア版みたいなのを想像してたけど、胴体が細くて弱々しくシャクガチックな印象。

目標を達成したとこで昼飯を買って、小一時間ほど気持ちよくお昼寝しました。

んで、午後は生態写真を狙います。



そう簡単にはいかないよねーって思ってたら、



トラガモドキ

ア!w

トラガモドキ

もうちょい...

トラガモドキ

うむ。

完全に満足じゃ。

日も傾いてきたので、シャワーを浴びて買い出しを済ませ、最終夜のナイターへ。


3回目のトイレットペーパーナイター、設営にも手馴れてきた。と言いたいとこだが...


はい、ブラックライトを割りました!w

やったぜ!!!(やったぜじゃない)


昨日以上に月が本気出してきててブラックライトもないにも関わらず、過去最多クラスの飛来数。もう何もわからん。

トイレットペーパーの“““本気”””をみた思いである。9割がたヒトリモドキだったけど()


サビモンルリオビクチバ
サビモンルリオビクチバ Ischyja ferrifracta Walker, 1864
石垣ラベルなので確保。

ヒメアケビコノハ♂
ヒメアケビコノハ Eudocima phalonia (Linnaeus, [1763])
♂は初めて。

オキナワルリチラシ
オキナワルリチラシ八重山亜種 Eterusia aedea okinawana Matsumura, 1931

キシタヒトリモドキ
キシタヒトリモドキ Asota caricae (Fabricius, 1775)

オオスカシノメイガ
オオスカシノメイガ Glyphodes multilinealis Kenrick, 1907

アカヘリヒメアオシャク
アカヘリヒメアオシャク Eucrostes disparata Walker, 1861
八重山でナイターやってて初めて見たし、ネットにも日本産の画像は見当たらないから珍しいのかな?

タイワンキシタクチバ
タイワンキシタクチバ Hypocala subsatura Guenée, 1852

コーヒーゴマフボクトウ
コーヒーゴマフボクトウ Zeuzera coffeae Nietner, 1861

ナントシャチホコ
ナントシャチホコ Stauropus alternus alternus (Walker, 1855)
やはり飛来したのは夜明けの30分前。禿げてたので採集はせず。





夜明けの美しさが印象的だった。


朝の幕...

このあとは荷物をまとめて発電機を発送してから空港に向かったが、僕にしては珍しく余裕を持った時間で空港に着くことができた。もう遠征事故芸人とかいうのは卒業したんで(ワラ

前半は天気も悪く寝てばっかりだったが、後半は天気も回復し、狙っていたものは全て撮る&採ることができた良い遠征であった。これにて今シーズンの遠征は終了のつもりです。来年は...いけるんだろうか...
| comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
八重山遠征記2015秋 中編
10月23日



暑い日差しで目が覚める。日差し............時計を見ると11:30。

はい、いつものパターンですね()

雨の予報だったのにこの天気ならチャマルいけるやん!つって急いで車に乗り込むと異変に気づく。













クロギリスが容器ごといねえ。

どっかで落としたんかな(ぜつぼう)

気を取り直して(取り直せていない)、チャマルのポイントへ...着くとそこだけドン曇りで、さらに小雨までパラついている。完全に鬱病になった。

リュウキュウウラボシシジミ
林道ではリュウキュウウラボシシジミ Pithecops corvus ryukyuensis Shirôzu, 1964 がいい感じに被写体になってくれたが、奥まで行ってもチャマルは見つけられず。


失意の帰り道、



チャイロマルバネクワガタ
チャイロマルバネクワガタ Neolucanus insularis Miwa, 1929 ♂
いたー!つって思わず叫んでいた。こんな天気の中いてくれてありがとう...

チャイロマルバネクワガタ
落ち葉の上に移動させてYARASE写真。ツヤのある赤茶色の体色が美しい。サイズもちょうどいいしこれは良いクワガタだ。


一応ヤエマルとのツーショットも撮っといた。
他のクワガタもみんなチャマルくらいのサイズだったら集めてたかもw

サキシマキノボリトカゲ
ミニチュアサイズのサキシマキノボリトカゲもいた。ぐうかわいい。

クロギリス無くして死んでたメンタルがいくぶん回復したところで、ナイターの幕に使える物がないか探して商店巡り。シーツがあれば良かったのだが、店の人に聞いても西表では売ってるところがないと言われたので“““あるもの”””で代用することに。



林道の入口付近にバナナを仕掛けてから、ナイターを設営する。





見ての通り、トイレットペーパーを一面に張ることで幕の代わりにしました。
我ながらよく思いついたなといったところw雨が降ったら即死するやつw

サビモンルリオビクチバ

サビモンルリオビクチバ
サビモンルリオビクチバ Ischyja ferrifracta Walker, 1864
点灯直後からバンバン飛来。ほとんどが♀だったので♂はライトに飛来しにくいのかもしれない。

イリオモテアオシャチホコ
イリオモテアオシャチホコ Vaneeckeia pallidifascia iriomotensis Nakatomi, 1980
西表の特産種も複数飛来。写真のように新鮮な個体はわずかだった。

シタベニコノハ
シタベニコノハ Thyas honesta Hübner, [1824]
春は数少なかったうえにほとんどがボロボロの個体だったけど、今回はピカピカの完品が複数飛来。

ツキワクチバ
ツキワクチバ Artena dotata (Fabricius, 1794)
こちらも複数飛来したが、春はあまり見なかった。どうも秋が南方系ヤガのシーズンっぽい。

モンヘビトンボ
モンヘビトンボ Neochauliodes sinensis (Walker,1853)

イツホシシロカミキリ
イツホシシロカミキリ Olenecamptus bilobus nipponensis Dillon et Dillon, 1948


点灯二時間でこの飛来数。トイレットペーパーナイター、なかなか“““アリ”””なのかもしれないwww

バナトラの方はというと、

サビモンルリオビクチバ
サビモンルリオビクチバ
バナナにもやはり多数来ていた。もうお腹いっぱいです...


アシダカグモに捕まった個体も。南無・・・

オオトモエ
オオトモエ Erebus ephesperis (Hübner, [1823])

キマエコノハ
キマエコノハ Eudocima salaminia (Cramer, 1777)
ライトには来なかったがバナナには数頭来ていた。

ツマムラサキクチバ
ツマムラサキクチバ Pindara illibata (Fabricius, 1775)
これは初めて。
こちらもバナナでのみ採れた。

ライトとバナナともに好調で、このまま両者を往復して夜を明かしたいとこだが、クロギリスを失ったのを思い出して今夜も森に入ることに...。


リュウキュウサワマツムシ♂

リュウキュウサワマツムシ♂
沢沿いではリュウキュウサワマツムシの鳴いてるとこを良い感じに撮れた。


どんどん山を登っていくがヤエマルもクロギリスもかすりもしない。

完全に諦めモードになって、折り返し地点の木まで来てしまう。

どうせいないだろうなとか思いつつ樹洞を覗くと、果たしてそこにはカマドウマの群れの真ん中にクロギリスの姿が...!!
写真を撮ろうとしたら奥の方へ逃げようとしたので急いで確保。


ヤエヤマクロギリス♂
ヤエヤマクロギリス Paterdecolyus murayamai (Sugimoto et Ichikawa, 1998)
深夜の山奥で独りでガッツポーズしたw
無くした分は回収したぜ!と言いたいとこだがこの個体は♂。無くしてなかったらペア揃ってたんだけどな()


この中央にクロギリスが鎮座ましましていた。その写真が撮れてたらサイコーだったんだけどまあ贅沢は言うまい...



帰り道、バナトラは相変わらずの賑わい。だけどもう採らないw

キャンプ場に戻って¥カシュッ/とやってから寝た。


10月24日

明日の朝には石垣に戻るので実質西表最終日だが、起きたのは安定の11:00()

ドン曇りでチャマル行くのは厳しそうと判断。といって特に昼間やることも思いつかないのでチョウチョのポイントAで時間を潰す。

イヌビワオオハマキモドキ
イヌビワオオハマキモドキ Saptha divitiosa Walker, 1864

ミドリオオハマキモドキ
ミドリオオハマキモドキ Saptha beryllitis (Meyrick, 1910)

この二種がたくさんいたのでいっぱい採ってしまった。イヌビワは前に採ってたけどミドリの方は初めてなので嬉しい。

リュウキュウムラサキ
リュウキュウムラサキ Hypolimnas bolina (Linnaeus, 1758) ♀
大陸型とフィリピン型の交雑らしい。ボロだし僕にはよくわからないので囃君に献上することにした。

現地虫屋のUさん(ベニボシのときに会っている)に今夜一緒にヤエマル行かないかと誘われたので、仮眠してから夜の森へ。西表最終決戦や!

以下林内で出会った生物。

オオハナサキガエル
オオハナサキガエル Odorrana supranarina (Matsui, 1994)
でかい。

コバネマツムシ
コバネマツムシ Lebinthus yaeyamensis Oshiro, 1996


ヤエヤマだかサキシマだか分からんけどマドボタル幼虫

ルリモンクチバ
ルリモンクチバ Lacera procellosa Butler, 1879
結構いい感じに撮れたと思う。

ツキワクチバ
ツキワクチバ
羽化したばかりのようだった。


おそらくヨツモンオオアオコメツキ Campsosternus matsumurae Miwa, 1929 と思われるエリトラ。これもいつか狙いに来たい。

そして今夜もヤエヤマクロギリスを発見。しかも♀!!



ヤエヤマクロギリス
ヤエヤマクロギリス Paterdecolyus murayamai (Sugimoto et Ichikawa, 1998)
そこそこの生態写真も撮れて満足。発見したのはUさんだけど。


今日は一日雨が降らなかったからかヤエマルの採集者が多く、Twitterのフォロワーのセパ拓郎君や囃君の後輩に会った。みんなヤエマルを採ってたけど僕は1頭も採れませんでしたワラ
Uさんは僕と別れてから中歯を1頭採集されていた。



バナトラは今夜もクチバでミラーボール状態。キマエコノハが3頭もついてたのは圧巻だった。

サビモンルリオビクチバ
サビモンルリオビクチバは交尾まで見れた。もう少し良い角度で撮りたかった

駐車場に戻ったときにはすでに日付が変わっていたが、西表最終夜なので今夜も点灯する。



トイレットペーパーを張るのがめんどくさいので今夜は幕なし()

ミドリスズメ
ミドリスズメ Pergesa actea (Cramer, 1779)

オオルリオビクチバ
オオルリオビクチバ Ischyja manlia (Cramer, 1776)
最初の夜に林内で逃げられたときは、どうせこの後いくらでも採れるでしょwつってたけどやっと次が採れた。やっぱ八重山だとサビルリに比べて極端に少ないんですね。

ほかはオキナワルリチラシ、イリオモテアオ、ワイルマンネグロシャチホコなどが飛来して朝を迎えた。

後編へ続く
| comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
八重山遠征記2015秋 前編

今年4度目となる八重山。狙うは、ヤエヤマクロギリス、チャイロマルバネクワガタ、トラガモドキ。
台風が接近し、全日程が雨という絶望的な予報の中行ってきました()

10月20日

最初の3日間は囃君と同行。彼が先に西表入りしているので、港までお迎えに来てもらう。
日没まで中途半端に時間があるのでとりあえずチョウチョのポイントへ向かう。

キハダカノコ
キハダカノコ Amata germana germana  (Felder & Felder, 1862)
西表にもいるんですね(八重山のやつだと思って喜んで採ってたのは内緒)。
ほかにはアオタテハモドキやルリウラナミシジミなんかを採った。囃君はリュウムラの♀を欲しがってたがボロボロの♂しかいなかった。

暗くなってからは某林道に突撃。予報では雨が降らないのは今日だけなのでがんばっておきたいところ。

ヤエマルやクロギリスを狙ってシイの幹を見ていくが、森はカラッカラに乾燥していて何も採れる気がしない...

ネジロフトクチバ
ネジロフトクチバ Serrodes campanus Guenée, 1852
放置されてたバナトラの近くの葉に止まっていた。シタベニコノハやツキワクチバなんかもいた。

アイフィンガーガエル
アイフィンガーガエル Chirixalus eiffingeri (Boettger, 1895)
かわいい。

ミカドアゲハ幼虫
ミカドアゲハ Graphium doson perillus (Fruhstorfer, 1908) 幼虫
これまたかわいい。

キョウチクトウの花にはノメイガが多く集まっていた。


ミツシロモンノメイガ Glyphodes actorionalis Walker, 1859 とアコウノメイガ Glyphodes bivitralis Guenée, 1854

オオスカシノメイガ
オオスカシノメイガ Glyphodes multilinealis Kenrick, 1907
南のノメイガってなんでこんなにエロいんですかね。

はい、ヤエマルもクロギリスもいませんw
ちょっと仮眠してから別の林道へ入ってみる(ちょっと仮眠のはずが目覚めると2:00だったのも内緒)。



オオゲジ


ヤエヤママダラゴキブリ


タイワンサソリモドキ


( ^ω^)・・・



リュウキュウサワマツムシ♂
沢の近くではリュウキュウサワマツムシ Phaloria ryukyuensis Oshiro, 1985 が多く鳴いていたが、見つけれたのは1♂だけで写真を撮ったら逃げられてしまう...

どんどん林道を進むが何の成果も得られない。だんだん集中力も切れてきたころ、僕が普通にスルーした木を見て囃氏が叫ぶ!


ヤエヤマクロギリス
ヤエヤマクロギリス Paterdecolyus murayamai (Sugimoto et Ichikawa, 1998)
おったーーー!!!!
囃氏は直翅はやらないのでありがたく頂いた。日本産クロギリス3種はこれでコンプなので感無量。いやースルーするもんじゃありませんね()
このとき時間は既に5:00。

サビモンルリオビクチバ
さらに奥まで進むと葉上にサビモンルリオビクチバ Ischyja ferrifracta Walker, 1864 が止まっていた。

オオルリオビクチバ
オオルリオビクチバ Ischyja manlia (Cramer, 1776) もいたが撮影後に逃げられてしまう。

もうすぐ夜も明けるのでこのあたりで引き返そうとすると、あれ?道がわからんwww
ベニボシのときに何度も通ったから道は覚えてると思っていたのが仇となったようだ...

 

幸いすぐに道に戻ることができたが...(こわいこわい)

車に戻るころにはすっかり明るくなっていた。


10月21日

少しだけ仮眠してチョウチョのポイントBへ。狙うはシロウラナミシジミです。

タイワンヤツボシハンミョウ
着いてすぐにタイワンヤツボシハンミョウ Cosmodela batesi (Fleutiaux, 1893) を採集したところで雨が降ってきたので僕は車に避難して爆睡。囃君はずぶ濡れになりながらシロウラナミシジミをとっていた。さすがです。

このころから台風の影響か雨風が強くなってきたのでやむなくキャンプ場に戻る。発電機一式が届いていたがナイターできる天候でゎなぃのでまたまた爆睡。
23時に目覚めると雨は止み、地面も乾いている。囃氏がなかなか起きてこなかったので叩き起こして某山に突撃した。

雨上がりのため林内の湿度は高く、昨日とは打って変わって虫が採れそうな感じがする。

登山道に入って割とすぐのところにサビモンルリオビクチバが何頭も集まっている一角が。

サビモンルリオビクチバ

サビモンルリオビクチバ

サビモンルリオビクチバ
サビモンルリオビクチバ Ischyja ferrifracta Walker, 1864

どの個体も口吻を伸ばして何かを吸っていたが、特に木の実や樹液がある様子でもなく何を吸っているのか不明だった。
この後林内でも多くの個体を見かけたのでこの時期は普通種なんですね君らは。春はあんなに苦労したのに...


シイの幹を見ながら登っていくと、倒木の枝の上に黒光りする影。

ヤエヤママルバネクワガタ
ヤエヤママルバネクワガタ Neolucanus insulicola Y. Kurosawa, 1976 ♂
やらせみたいに見えるけど元からここにいましたw
この後さらに2♂見つかったがどれも小歯だった。





ヤエマルは興味ないつってたけど、夜の森で黒光りする大きな甲虫が幹についてるのを見つけたときは結構興奮した。確かに採集は楽しいかもしれない(ワラ)

今夜はクロギリスは見つからず。

サキシマキノボリトカゲ

サキシマカナヘビ
枝先ではサキシマキノボリトカゲやサキシマカナヘビがぽやしゅみしていた。
囃君はカナヘビがかなり嬉しかったもよう。

オオトモエ
オオトモエ Erebus ephesperis (Hübner, [1823]) の交尾も。例によって下のぶら下がってるだけのが♂。

アオミオカタニシ
アオミオカタニシ


???

今日も夜間徘徊してるうちに夜が明けた。


10月22日

少しだけ仮眠してから今日もチョウチョのポイントBへ。
昨日囃君がシロウラナミを沢山見ているあたりまで連れて行ってもらう。


シロウラナミシジミの食草シュクシャが多く生えている(白い花がそれ)。

シロウラナミシジミ
シロウラナミシジミ Jamides alecto dromicus (Fruhstorfer, 1910)
翅表の淡いブルーが本当に美しい。意外と大きかった。

シロウラナミシジミ
シロウラナミシジミ
生態写真はこんなのしか撮れず。

囃君は今日の午後の船で石垣に戻るので、シロウラナミはこのへんにして大原に戻り始めるが、予定より早く着きそうだったのでチョウチョのポイントAで時間を潰す。

このタイミングで囃君はリュウキュウムラサキの♀を見つけてしまい戦闘モードへ。


リュウムラを振り逃がしまくっていた囃氏。つらそう。
諦めきれない囃氏はレンタカーの時間を二時間延長。僕はその間ずっとチョウチョの写真を撮っていた。

ネッタイアカセセリ
ネッタイアカセセリ Telicota colon hayashikeii Tsukiyama, Chiba et Fujioka, 1997

ヒメアサギマダラ
ヒメアサギマダラ Parantica aglea maghaba (Fruhstorfer, 1909)

リュウキュウムラサキ
リュウキュウムラサキ Hypolimnas bolina (Linnaeus, 1758)

スジグロカバマダラ
スジグロカバマダラ Danaus genutia genutia (Cramer, [1779])

リュウキュウアサギマダラ
リュウキュウアサギマダラ Ideopsis similis similis (Linnaeus, 1758)

だんだん飽きてきたのでしばし車で爆睡。起きたら囃氏は無事リュウムラの♀を手にしていた。よかったね。

大原に着いたのは4時。囃君と別れて、ここからはソロプレイです。
一旦キャンプ場に戻って、洗濯機を回してる間だけ仮眠...なんてできるわけがなくまたまた爆睡かまして目が覚めたらすっかり暗くなっていた。おまけに尋常じゃない雨が降っている。
幸い雨はすぐ小降りになったのでナイターへ。屋根のあるポイントで点灯する。



点灯だァーー...はい、見ての通り幕を忘れました。

おまけに何もこねえ。

23時まで粘ったが翅の破れたキモンクチバくらいしか来ないので今夜も林道に突撃することに。

川沿いでは今夜もリュウキュウサワマツムシが賑やか。

リュウキュウサワマツムシ♂

リュウキュウサワマツムシ♂
リュウキュウサワマツムシ Phaloria ryukyuensis Oshiro, 1985 ♂
今回は無事に捕獲成功。鳴き声もさることながら体全体に細かい模様が入る姿も美しい。よい直翅だね。

♂が鳴いていた上の葉を何気なく見るとなんと♀が止まっていた。

リュウキュウサワマツムシ♀
リュウキュウサワマツムシ Phaloria ryukyuensis Oshiro, 1985 ♀
♂と違って鳴かないので、鳴いている♂の近くにいるのを探す以外の採集法がない。
写真もいい感じに撮れたので満足。

リュウキュウオオイチモンジシマゲンゴロウ
リュウキュウオオイチモンジシマゲンゴロウ Hydaticus pacificus sakishimanus Nakane, 1990
林道にできた水溜まり(と言っても結構深い)に数頭がいた。水網を持ってなかったので素手で挑んで3頭ほど採れた。沖縄特産亜種のゲンゴロウで欲しかったやつなので嬉しい。

タイワンヒグラシ

タイワンヒグラシ
タイワンヒグラシ Pomponia linearis (Walker, 1850)
羽化したばかりだったので採集はしなかったけど、いま思えば抜け殻だけでも持って帰れば良かった...

車に戻ったのは3:30。ヤエマルやクロギリスは見つからなかったもののなかなか良い夜間徘徊であった。

 


寝てばっかの前編終了です()

中編に続く

| comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

Calendar

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>

Entry

Category

Comment

Archives

Feed

Twitter

counter

アクセスカウンター
みんなのブログポータル JUGEM

Search

Recommend Gallery