鳥取県在住のへなちょこ虫屋のブログ。
たまに野鳥も。

信州の春蛾たち
GW後半は長野に行っておりました.
長野といえば僕が中学生の頃から憧れていた虫の聖地であり,西日本では中々出会えない山地性の蛾が多く見られて感動しました(ここに上げる蛾すべてが初見だったことからもいかに自分が北方系の蛾に縁がなかったかが伺える...)

エゾモクメキリガ
エゾモクメキリガ Brachionycha nubeculosa

アオヤマキリガ
アオヤマキリガ Orthosia aoyamensis

シーベルスシャチホコ
シーベルスシャチホコ Odontosia sieversii

サカハチトガリバ
サカハチトガリバ Kurama mirabilis

イイジマキリガ
イイジマキリガ Orthosia ijimai

シロモンアカガネヨトウ
シロモンアカガネヨトウ Valeria dilutiapicana
ぜひとも出会いたかった蛾.食草であるハルニレの生える山間地で春に現れる美しいヤガです.

モクメシャチホコ
モクメシャチホコ Cerura felina

キボシミスジトガリバ
キボシミスジトガリバ本州亜種 Achlya longipennis longipennis
これも目当ての蛾のひとつだった.いかにも北方系といった感じの斑紋がすばらしい.

ゴマフキリガ
ゴマフキリガ Orthosia coniortota

ミヤマゴマキリガ
ミヤマゴマキリガ Feralia sauberi

ミドリヒゲナガ
昼間見つけたミドリヒゲナガ Adela reaumurella の♀.


なお,大本命だったあずにゃん(アズサキリガ)は惨敗でした.今年は季節進行が速すぎたもよう.リベンジが必要ですね...
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秋の蛾2015
今年9〜11月に出会った蛾を貼っておきます。本当は個別に記事書く予定だったんですけどね...

タイリクウスイロヨトウ
タイリクウスイロヨトウ Anarta trifolii (Hufnagel, 1766)
9月11日 鳥取県鳥取市
遠目に見てマメチャイロキヨトウに見えてスルーしかけたけど、「亜外縁線がWになってる、タイリクウスイロヨトウやんけ!」つって一気に興奮モードになった。
全国的に見ても記録の少ない珍品で、おそらく鳥取からは初記録。hostはどこにでもあるアカザらしいのにこれだけ分布が限られる要因は何だろう...。

ニシキシマメイガ
ニシキシマメイガ Mimicia pseudolibatrix pseudolibatrix (Caradja, 1925)
9月11日 鳥取県鳥取市
珍品の美麗シマメイガ。こちらも鳥取では最近になって記録されたけど、この場所では毎年1~2頭ずつ確認している。

ムラサキシタバ

ムラサキシタバ
ムラサキシタバ Catocala fraxini jezoensis Matsumura, 1931
9月18日 鳥取県若桜町
同じ場所で9月4日に初採集したが、この夜は3頭も飛来した。
採りたい衝動を抑えて写真を撮る冷静さを保てた自分を褒めたいw

クロウスタビガ♂
クロウスタビガ  Rhodinia jankowskii (Oberthür, 1880) ♂
10月6日 鳥取県若桜町
ムラサキシタバと並んで憧れていたクロウスタビもついに達成。点灯後わずか5分で飛来し、その後も計4♂が飛来したがどれもけっこう擦れていた。来年はもう少し早い時期にライトして完品を採りたい。

ヒメヤママユ♀

ヒメヤママユ♀
ヒメヤママユ Saturnia jonasii (Butler, 1877) ♀
11月6日 鳥取県鳥取市
何気に縁のなかった♀にもようやく出会うことができた。かわいすぎる。
 
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マイコガ科の日本未記録種

昨年9月の石垣遠征の際、なんと日本未記録種を採集していました。
とても美しいミクロレピです。

Epicroesa sp.
マイコガ科の一種 Epicroesa sp.

台湾の Epicroesa metallifera Meyrick, 1907と同種あるいは同属の別種だと思われる。
日本産のマイコガ科は今のところハリギリマイコガ Epicroesa chromatorhoea Diakonoff & Arita, 1979 1種しか知られていない。

残念ながら採集時の状況は覚えていないが、たぶん昼間スイーピング中にネットインしたんだと思います。

Twitterで情報をくださったmothprogさん、Aclerisさん、ありがとうございました。
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念願の
2月25日、念願だった蛾を採集に倉吉まで出向きました。


フチグロトゲエダシャク♂
フチグロトゲエダシャク Nyssiodes lefuarius

成虫は早春の晴れて気温の高い日中に河川敷を飛び回る。
櫛状の大きな触角、絶妙な配色、フサフサの体と、蛾屋の心をくすぐるフェチポイントを押さえまくっているw これに何年憧れてきただろうか・・・

この日は天気も良く、2時間ほどで7♂を採集できたが、逃げられたのも含めると20頭以上はいたと思う。枯れ草を背景に飛ばれると全く姿が見えず、飛翔も速くかつ不規則なため採集しにくいことこの上なかった。



生息環境。見て分かるように本当に何の変哲もない河川敷です。
草丈は20〜30cmくらいしかなく、かなり頻繁に草刈りが行われているみたい。
こんなとこにいるなら、もっとどこにでもいてもおかしくないのになぁ・・・


というわけで、ひさびさに満足のいく採集となりました。
案内していただいたT先生、本当にありがとうございました。
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離水海食洞のヒロズコガ
 7月5日、ゼミのメンバーで浦富海岸にある離水海食洞へ。

目的はコウモリの生息確認だけど、僕はついでに洞窟性の虫がいないか探します。

海岸に面しているので虫がいるのか不安だったけど、ヒロズコガ科の小蛾2種を確認できた。
どうもコウモリの糞から発生しているみたいだ。



アトボシメンコガ Wegneria cerodelta (Meyrick, 1911)

地面のコウモリの糞付近にいる個体が多かったが、壁に止まっている個体もいた。



アトウスキヒロズコガ Monopis sp.

アトボシメンコガよりも個体数はやや少ない。
何故か標準図鑑には載っていない(´・ω・`)

この二種、図鑑には食性に関する記述がなく、ネット上にも見当たらない。
洞窟内のコウモリの糞から発生しているとすれば新知見になるんじゃないかなぁ。




地面には多数のハネカクシが見られた。
もちろん種類は不明・・・



で、こちらが本来の目的。


キクガシラコウモリ Rhinolophus ferrumequinum

僕の網で捕獲w
(許可がないと捕獲できないので、捕ったのはもちろん先生です。)

面白かったのが、自分と同じくらいまで成長した幼獣を抱えていたこと(手前の黒っぽい個体)。しかもこれを抱えたまま直接飛び立つことができたっていうのが凄いなーと思いましたまる
先生によるとモモジロコウモリと見られる個体もいたそう。

洞窟性の生物を観察したのは初めてだったのでとても楽しかった。
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ヒメアトスカシバ
 6月15日

平地ではクリやクマノミズキがいい感じに咲いてる頃なので散歩がてら近所を回ってみることに。
ストイックな虫屋だからW杯日本初戦が行われていようが関係ありませんw


結果としてクリは終わりかけでほとんど虫は来ておらず、クマノミズキの方は満開だったものの掬っても大量のコアオハナムグリが入るだけだった...。
やはり平地での花掬いは厳しい...。

人生初のスカシバガの交尾が撮れたのが唯一の収穫となった。


ヒメアトスカシバ Nokona pernix (Leech, [1889])

上が♀で下が♂。ネット上の画像を見る限り、♂が上になるパターンは無いようだ。
午前中に交尾するらしい。


すぐ近くではキハダカノコも交尾していた。


キハダカノコ Amata germana nigricauda (Miyake, 1907)

カノコガと比べて開けた明るい環境で多く見られる。


近くのヒメジョオンではヤホシホソマダラ数頭が吸蜜していた。


ヤホシホソマダラ Balataea octomaculata (Bremer, 1861)

これも草原性の蛾。
よく似たキスジホソマダラに比べて少ないとされるが、本種が生息するような環境はあまり調査が行き届いてないというだけなんじゃないだろうか。




近くにあった植栽のトチノキが丸坊主にされていた。



クスサン Saturnia japonica japonica (Moore, 1872) 幼虫

犯人はこいつら。去年成虫が大発生したので今年は幼虫も多い。
特にトチノキ・ヌルデ・クリを好むようで、各地で丸坊主にされているのをよく見るこのごろ(´・ω・`)
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春蛾2014
 今年の虫の日は、雨で何もできないまま終わってしまいました(´・ω・`)
それでもブログくらい更新しておこうということで、遅ればせながら今年出会った春蛾の主なものを貼っていきます。


オオシモフリスズメ Langia zenzeroides  (4/20撮影)

平地では出会えないままシーズンが終わってしまったが、これに出会えないと春が来た感じがしない(笑)
ということでレンタカーを借りて山地の灯火巡りをしてやっと出会うことができました。



ハルタウスクモエダシャク Menophra harutai (4/20撮影)

初見のエダシャク。実にすばらしい模様で滅茶苦茶テンション上がった。



シロシモフリエダシャク Biston melacron (4/26撮影)

珍品のエダシャクで春のみ出現する。出会うのは3度目で鳥取では初めて。




イボタガ Brahmaea japonica (5/2撮影)

5/2に二度目のレンタカーでの灯火巡りを敢行。道路沿いの街灯を黙々と見て歩き最後の一本でようやく出会えた。深夜2時の出来事でしたw



お顔。高貴な雰囲気漂うイケメンといったところか(*´Д`)ハァハァ

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ヒゲナガガ その2
最近もっぱらヒゲナガガ屋になりつつあるモス屋ですw

前回の記事のあとに採集できたヒゲナガガたち。


クロハネシロヒゲナガ Nemophora albiantennella

鳥取では4〜5月に明るい草原や林縁で多数見られる。
普通種ながら翅の光沢が実に美しい。




同じくクロハネシロヒゲナガの♀。



アトボシウスキヒゲナガ Nematopogon dorsiguttellus

5/14に氷ノ山で採集。ウスキヒゲナガよりも山地性と言われる。
初採集だったので嬉しかった。前翅後縁の白斑がアクセントになっててイイね。



ムモンケブカヒゲナガ Adela luminaris

5/18に氷ノ山で採集。こちらも初採集。カエデの梢をスウォームしていた。
ケブカヒゲナガとは後翅を見ないと区別できないと思ってたけど、触角の長さが違うんですね(本種の方が長い)。
持ち帰ってからも活発でこんな写真しか撮れなかったorz



ムモンケブカヒゲナガ Adela luminaris

♀は普通に撮ることができた。♀では触角の長さで区別できないから後翅を見るしかない。よってこの写真だけでムモンと判断できるわけではない(´・ω・`)

氷ノ山では本種とケブカヒゲナガが同じくらいの数みられたが、なんとそんな中1頭だけアトキケブカヒゲナガA.luteocilisも採れていた。鳥取県初記録じゃね??



ホソオビヒゲナガ Nemophora aurifera

5/24に鳥取市で採集。初夏の定番ヒゲナガガ。



ホソフタオビヒゲナガ Nemophora trimetrella

5/24に鳥取市で採集。初夏に出現するが上のホソオビヒゲナガに比べると極端に少ない。
持ち帰って撮影しようと思っていたが死んでしまった(´;ω;`)

平地のヒゲナガガはホソオビ、ホソフタオビあたりでおしまいだけど、山地ではベニオビやキオビコ、ウスベニなどがこれから出てくるので楽しみです(`・ω・´)
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ヒゲナガガ
最近ヒゲナガガにハマってます。
白い丸皿に入れて撮影すると簡単な白バック写真が撮れるとどこかで見たので、いくつか採れた個体でやってみました。


ケブカヒゲナガ Adela plaepilosa

ギフチョウ採集のときにスウォーム(群飛)していた。名前のとおり♂の顔面や胸部は黒い毛で密に覆われている。
本種は以前は1種のみとされていたが、標準図鑑以後は本種とアトキケブカヒゲナガ Adela luteocilis,ムモンケブカヒゲナガ Adela luminarisの3種に分けられている。
ムモンの方は鳥取でも記録があるらしいが、いまのところ普通のケブカしか採れていない(´・ω・`)



サッポロヒゲナガ Nemophora sapporensis(?) ♂

ガマズミの花に来ていた。
ワカヤマヒゲナガやツマモンヒゲナガと外見では区別できなさそうだけど、出現期からして暫定サッポロヒゲナガとしておく(`・ω・´)



メスコバネキバガ Diurnea cupreifera

ヒゲナガガじゃないけどついでにw
これもギフチョウ採集のときにヒラヒラ飛んでいたのを採集。
ブナ帯だったのでイッシキの方かと思ったけど普通の方っぽい。
平地だと3月に出る蛾だけど山だと5月に入ってもいるんですね〜

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11,12月に出会った蛾たち
ここ2ヶ月の間に出会った蛾を貼っていきます。


プライヤオビキリガ Dryobotodes pryeri (Leech, 1900)

初見。
11月7日に大学で誘拐後、撮影した。
晩秋に出現するが、越冬することなく年内には終わるいわゆる「秋キリガ」の一種。
一見地味ながら、よく見ると複雑な模様と深緑色の鱗粉があってなかなか良い蛾だね。



キミャクヨトウ Dictyestra dissecta (Walker, 1865)

初見。
11月14日、糖蜜に飛来した。
かねてから出会いと思っていた蛾。複雑な模様が美しい。
写真はいまいちだけど...orz



エグリキリガ  Teratoglaea pacifica Sugi, 1958

これまた初見。
11月16日撮影。
前翅の先がえぐれたようになっているのが名前の由来。日本最小クラスのキリガだけど、予想以上に小さくて驚いたw
みんな蛾によると食草はアカトドマツが知られているけど、ここでは同属のモミが多く生えているのでモミをホストにしている可能性が高そう。

モミがたくさんあるということはスジモンフユシャクも期待できるかも!?
昨シーズンはちょうど発生時期に帰省してたから探せてないんだよね(´・ω・`)



ミツボシキリガ Eupsilia tripunctata Butler, 1878

11月16日、糖蜜に飛来した。
昨年は出会ってないので二年ぶりのミッキーさん。
とても新鮮な個体で、“ミッキー紋”がうっすらとピンクがかっていて美しい...!!



テングアツバ  Latirostrum bisacutum Hampson, 1895

12月3日撮影。
なんとファミマの明かりに来ていたw
見たのは3度目だけど、黒い模様が出ている個体は初めて見た。



キマエキリガ Hemiglaea costalis (Butler, 1879)

12月3日撮影。
小ぶりながらとても斬新なデザインがかっこいい。
ミツボシキリガと並んでもっとも好きなキリガのひとつです。

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