まれに虫を採ります。

オオウスグロノメイガ

オオウスグロノメイガ

 

Bradina属は外見が似通っていて紛らわしいが、本種は他種より一回り大型なので辛うじて区別できる。

標準図鑑によると本州では少ないらしいが、らくだ県では時期さえ外さなければ(7月上旬〜7月下旬の2週間程度)比較的普通に見られる。

どうにもBradinaには食指が伸びなくて昨年はスルーしたが、やっぱり採卵飼育しておけば良かったと今になって思っている。

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ヒメクロミスジノメイガ

 

ヒメクロミスジノメイガ Omiodes miserus

色彩以外はマエウスキノメイガO. indicatusと瓜二つで、時に紛らわしい。

標準図鑑によると幼虫はマメ科のヌスビトハギ・ツルマメ、イネ科のアシボソを食うらしいが、今まで採卵飼育に成功した試しがない。単に相性が悪いだけなのか、図鑑の記述が間違ってるのかは分からないが、今年こそは飼育成功させたいノメイガの一つである。

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ヨツボシノメイガ

ヨツボシノメイガ♂

ヨツボシノメイガ♀

ヨツボシノメイガ Glyphodes quadrimaculalis (上♂、下♀)

 

一見するとただの白黒の蛾だが、翅の白色部分は半透明でうっすらと青紫色の幻光を放ち、極めて美麗。ちなみに平地から山地まで生息する普通種である。

本種も例によって所属が混乱しており、日本ではヒメムツテンノメイガと同じTalangaに入れられてるが、世界的にはGlyphodesとするのが通例のようだ。個人的にも、Talangaとするのは無理があろうかと思われます。

 

幼虫はガガイモとイケマの葉を巻いて食べる(例によって写真を撮っていなかった...)。ガガイモやイケマは毒のある乳液を持っているが、幼虫はその葉脈を切断してから摂食を行うことで毒液から身を守っている(Yoshiyasu, 1991)。日本では害虫でも何でもない「ただの虫」だが、ところ変わればで、中国や韓国ではイケマやコイケマが漢方薬として使われており、本種が害虫となることもあるようだ(Park et al., 2013)。

 

飼育はノメイガの中でもかなり難しい部類で、ガガイモとイケマどちらもよく食べてくれるものの、どんなに注意していても終齢幼虫で溶けまくるので、多数の成虫を得るのは極めて困難。

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今年飼ったノメイガ2018

2018年に飼ったノメイガの一覧(成虫まで持っていけたもののみ)。

 

  1. ホシオビホソノメイガ
  2. クロミャクノメイガ
  3. キイロノメイガ
  4. マエウスモンキノメイガ
  5. キイロフチグロノメイガ
  6. ウスオビキノメイガ
  7. トモンノメイガ
  8. ハッカノメイガ
  9. ヒメトガリノメイガ
  10. シロモンクロノメイガ
  11. アワノメイガ
  12. アズキノメイガ
  13. フキノメイガ
  14. ゴボウ?ノメイガ
  15. モンキシロノメイガ
  16. コウセンポシロノメイガ
  17. コガタシロモンノメイガ
  18. クビシロノメイガ
  19. ミツテンノメイガ
  20. シロオビノメイガ
  21. アヤナミノメイガ
  22. ウスムラサキノメイガ
  23. マタスジノメイガ
  24. ヨスジノメイガ
  25. キンモンノメイガ
  26. シロモンノメイガ
  27. シロヒトモンノメイガ
  28. クロスジノメイガ
  29. ハグルマノメイガ
  30. カクモンノメイガ
  31. シロモンコノメイガ
  32. カクモンミスジノメイガ
  33. クロズノメイガ
  34. クロヘリキノメイガ
  35. タイワンウスキノメイガ
  36. オオキノメイガ
  37. クロスジキンノメイガ
  38. ウスイロキンノメイガ
  39. ヒメウコンノメイガ
  40. ウコンノメイガ
  41. ミナミウコンノメイガ
  42. シロハラノメイガ
  43. コヨツメノメイガ
  44. オオキバラ(?)ノメイガ
  45. ホソミスジノメイガ
  46. ウスキモンノメイガ
  47. オオワタノメイガ
  48. モモノゴマダラノメイガ
  49. タイワンモンキノメイガ
  50. モンシロクロノメイガ
  51. オオツチイロノメイガ
  52. チビスカシノメイガ
  53. ヤエヤマイカリモンノメイガ
  54. ヨツボシノメイガ
  55. ワモンノメイガ
  56. Bradina sp.
  57. ケナシクロオビクロノメイガ
  58. クロオビクロノメイガ
  59. マエキノメイガ
  60. ウスオビクロノメイガ
  61. ヤエヤマクロノメイガ
  62. キモンウスグロノメイガ
  63. ヒロバウスグロノメイガ
  64. モンシロルリノメイガ
  65. クロモンキノメイガ

 

よくもまあ一年でこれだけ飼ったなという感じである。しかしながらシロモンクロのように飼っただけで何もできてない状態が2年続いてるのもいるし、モンスカシとかクロミスジのように何度も採卵を試みたものの食草が当たらずダメだったのも多い。今年も引き続きがんばりたい。

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Nosophora属

GlobIZ(http://www.pyraloidea.org/)で検索していたら、AnalthesNosophoraのシノニムになっているもよう。ただいつ変更になったのか何もわからんになってるので誰か教えてください。

ついでに画像検索してるとヨツメノメイガにそっくりな種がいて二度びっくりするなどした(Nosophora taihokualis, http://twmoth.tesri.gov.tw/peo/MothInfo/A34-20151006-130)。

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マエウスモンキノメイガ

マエウスモンキノメイガ  Paliga ochrealis (上♂、下♀)

 

和名の意味不明さ選手権で上位入賞間違いなしのノメイガ。

淡黄色地に湾曲した横線というよくあるパターンで他種と紛らわしく、案の定ネット上の画像は誤同定が散見される。地色の濃淡が少なく、横線は濃黄色となるのが分かりやすい区別点かと思う。♂の翅頂は♀に比べて尖る。

 

幼虫はキリの葉の裏に糸を張った巣を作りその中に潜んでいる(幼虫の写真を撮っていなかったので次回飼うときはちゃんと撮らないと...)。幼虫で越冬するが、昨年の秋、休眠に入った幼虫がキリの葉に留まっているのを見つけて、葉が落ちてからそれごと回収すれば来春に成虫が得られるなと思って後日見に行くと、幼虫は落ちた葉から脱出してどこかへ行ってしまっていた。

 

飼育は採卵がやや困難で、キリを入れても何故か産まないことが多く(一時期はメインホストはキリではないんじゃないかとすら思った)、どうやったら効率よく採卵できるのかいまだに分からない。産んでしまえばその後はキリの生葉で容易に飼えるのだが...

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チビアヤヒメノメイガの寄主植物

Haghani, A. F., Jalaeian, M., & Landry, B. (2016). Diasemiopsis ramburialis (Duponchel)(Lepidoptera, Pyralidae sl, Spilomelinae) in Iran: first record for the country and first host plant report on water fern (Azolla filiculoides Lam., Azollaceae). Nota lepidopterologica, 39: 1. (https://nl.pensoft.net/articles.php?id=6887)

 

日本では珍品のチビアヤヒメノメイガDiasemiopsis ramburialisの幼虫が、イランでニシノオオアカウキクサAzolla filiculoides から見つかったという論文。論文中では言及されてないけど、おまえ本当はミズメイガだろw

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ミナミウコンノメイガ

 

ミナミウコンノメイガ Patania sabinusalis (Walker, 1859)

上が♂、下が♀。

本土におけるダイズの害虫ウコンノメイガ P. ruralisに似るが、本種の方が全体に暗色で横線が太い。写真では分からないが新鮮な個体はごくわずかに紫色の光沢があり、エキゾチックでかっこいいと思うのだけど残念ながら賛同者は少ない。

名前の通り南方系の種だが九州の一部でウコンノメイガと分布が重なるらしい。

 

 

 

終齢幼虫。幼虫もウコンノメイガに似るが、前胸背面に()型の黒紋があるので一目瞭然。

カラムシの生葉で容易に大量飼育が可能で(人工飼料も食うには食う)、サイクルも速く、25℃の実験室内では丁度一カ月で一世代が回る。このように実験材料としては極めて優秀...と思いきや、いざ実験するとなると意外と気難しく、今年はF7まで累代したがまともなデータが得られずに終わった。今年もっとも悩まされた(今も悩まされている)虫のひとつである。

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ウラグロシロノメイガの論文

Joshi, Neelendra K.; Biddinger, David J.; Fleischer, Shelby; and Passoa, Steven (2013) "First Report of the Adventive Species Sitochroa Palealis (Lepidoptera: Crambidae) in Pennsylvania and Its Attraction to the Sex Pheromone of the European Corn Borer, Ostrinia Nubilalis (Lepidoptera: Crambidae)," The Great Lakes Entomologist: Vol. 46 : No. 1 , Article 6.

 

ウラグロシロノメイガをペンシルベニア州で初めて記録すると共に、ヨーロッパアワノメイガの合成性フェロモンへの誘引記録を報告。ヨーロッパアワノメイガには性フェロモン成分の比率に多型が見られ、11-tetradecenyl acetateのZ/E体が97:3のものと同1:99のものの2つのレースが存在するが、ウラグロシロノメイガが誘引されたのはE体のもののみだったらしい。

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クロスジノメイガ

クロスジノメイガ Tyspanodes striatus の♂

 

鮮やかなオレンジ色の前翅に黒い縦線というアバンギャルドな見た目のノメイガで、他に似た種はいない。

低山地ではごく普通種で、灯火に飛来するだけでなく、日中に林道を歩いていると飛び出す個体をよく目にする。

 

 

終齢幼虫。低山地に行けばそこら中に生えてるキブシの葉を二枚綴ってその内側から摂食する。成虫は似ても似つかないものの幼虫はハグルマノメイガによく似ていて(そのうちアップします...)、やっぱ近縁なんだなぁと実感する。

飼育はやや難しく、中齢以降でよく溶けるし、F2以降の卵が孵らずダメになることが多い。

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