まれに虫を採ります。

黄昏時の樹液と夜の伐採木巡り
7月18日

いつもの近場のポイントもそろそろマンネリ化してきたので、今回はいつもと時間を変えて夕方〜夜に行ってみることに。

一応の狙いは、かねてより採りたいと思っていたミイロムネビロオオキノコ。
このごろTwitterには続々とこの種の画像が上がっていて、採りに行かずにはいられなくなった(笑)
実は8日にも同地に行っており、しっかりネンドタケの場所は把握済みである(`・ω・´)

樹液や伐採木巡りでの副産物も期待。


現地には16時過ぎに到着。
山頂になかなか良い樹液ポイントがあるので、ひとまずそこまで向かって樹液に集まる虫を狙い、暗くなってから伐採木やネンドタケの巡回を行うプランで、いざ採集開始!


ムナブトヒメスカシバ♀ Entrichella constricta (Butler, 1878)

初見のスカシバガ。山頂の葉上に静止していた。
後脚を前に伸ばして静止する姿が特徴的。




血のように赤い夕日・・・


樹液の出るコナラの前で日が暮れるのを待つ。

暗くなるにつれてCatocalaの仲間が飛来し始める。


オニベニシタバ Catocala dula Bremer, 1861

最も多かったのが本種。
美しい蛾だけどいっぱい採ったら嵩張るwので、特に斑紋の異なる2頭のみ採集。



ヒメシロシタバ Catocala nagioides Wileman, 1924

コシロシタバかと思ったが、初採集のヒメシロだった!
後翅の白色部の広さが区別点だが、全体的な雰囲気も異なり、翅形や胴の太さなどがマメキシタバに似ている印象を受けた。

それにしても、ここにはホストであるカシワなんて生えてないのにどこから来たものやら...


Catocalaはもう一種マメキシタバが飛来しました。


そして黄昏時ということで、密かに期待していた虫も飛来。


スズキベッコウハナアブ Volucella suzukii Matsumura, 1916

かつては珍品のハナアブとして知られていたが、日没前後の時間帯に樹液にやって来るという生態が判明してからは、割とどこにでもいることが明らかになった(´・ω・`)
チャイロスズメバチっぽいカラーリングがかっこいい。




その後、樹液に飛来している生態写真も撮れた。満足満足。


本種が飛来したのは日没前後のほんの30分くらいの間だけだったので、かつて珍品とされていたのも頷ける。

完全に真っ暗になるとCatocalaは飛来しなくなり、代わりにカラスヨトウの仲間が増えてくる。おまいらは別にいらないんだよなぁ...

ということで下山しながら伐採木やネンドタケを見ていくことに。

夜の森からは時折ガサガサという音(タヌキか、あるいはイノシシ...)や、遠くからは雷の音も聞こえてきて、心細いことこの上ない・・・が、全ては虫のために探索開始。

すると、昼間は見つからない虫が面白いように見つかっていく。



ヨツボシゴミムシダマシ Basanus erotyloides  Lewis, 1891


フタオビホソナガクチキ Dircaea erotyloides Lewis, 1895


ハネナシセスジキマワリ Strongylium marseuli  Lewis, 1894


キノコゴミムシ Lioptera erotyloides Bates, 1883


ニセビロウドカミキリ Acalolepta sejuncta sejuncta (Bates, 1873)


ヤハズカミキリ Uraecha bimaculata bimaculata Thomson, 1864


・・・

夜の伐採木巡り楽しすぎワロタwww

これは怖いとか言ってる場合じゃないw


また途中ではこんなものも。


タマゴタケ

初めて見たけど、本当にこんなオモチャみたいな色と形してるんだね。
なお、このキノコが食べれることを知ったのは、帰ってからのことであった(´・ω・`)


最後に灯下を確認。


チャイロサシガメ Reduvius decliviceps Hsiao, 1976

見慣れないサシガメだと思って採集したが、かなりの珍品のよう。




今回の採集品。7月の低地にしてはかなり採れてる方じゃないかな。

ちなみにミイロムネビロオオキノコは採れませんでしたw
やっぱりそう簡単に採れる虫じゃないか...
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Comment
偶然たどり着きましたが島根のヤマトオサムシモドキが載っていたので。
この種は熱心に調べている人達がいて
つい先日も分布データの最新版を配布されていました。
それには島根県はデータが見つからなかったとされています。
どこかに発表されていますでしょうか。アドレスをお教えいただければ分布データの最新版のエクセルファイルを送らせていただきます。(作者の水野弘造氏 了解済です)
Posted by: 山地治 |at: 2018/04/06 6:43 PM
山地治さま

島根県のヤマトオサムシダマシは発見者の方が既に報告されています。
メールいたしましたのでご確認をお願いします。
Posted by: モス屋 |at: 2018/04/07 12:52 PM








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