鳥取県在住のへなちょこ虫屋のブログ。
たまに野鳥も。

対馬遠征記(2日目)

2日目(8月26日)

朝10時、おっちゃんの「大丈夫か?」という声で目が覚める。
死んだように眠っていたので心配になったらしい...ご心配かけてスミマセンw


昨日作成したバナナトラップが良い感じに発酵してきたので、仕掛けるべく目星をつけていた場所に向かう。

ポイントに着くが、植林ばかりで全くといっていいほど虫の気配が感じられない。
(この時点で「原生林に覆われた虫の楽園」という対馬のイメージは崩れ去った...)


セグロイナゴ Shirakiacris shirakii Bolivar,1914

本土では局地的な分布を示すバッタだけど、対馬ではどうなんでしょ?
これだけ採集して別のポイントへ。


次に訪れたポイントも相変わらず植林されているが、シイ・カシ類やモミなどの自生も見られたので、とりあえずここに仕掛けることに。


ツノトンボ Hybris subjacens (Walker, 1853)

PITを仕掛けているときに止まっているのを発見。
昼間に見たのは初めてかもしれない。


トラップを仕掛け終えたがまだ時間があるので、昨日ダメと判断した場所にもバナトラを仕掛けることに。

向かう途中、橋の欄干に変わった虫が止まっているのを発見。


モンヘビトンボ Neochauliodes sinensis meridionalis van der Weele, 1909

!?
日本産にこんなかっこいいヘビトンボいたの!?
対馬特産かと思いきや、奄美や八重山にも分布しているそう。
胴は細身で顎も小さく、本土のヘビトンボよりも弱々しい印象だ。


トラップを仕掛け終え、適当に車を走らせているとシイタケのホダ木が組んである場所を発見。ハラアカコブカミキリを探すも、ちょうと時期が外れてるようで見つからず。

その後は某公園に向かい、余ったコップを仕掛けてうだうだしていると、twitterでそこがヒメダイコクの有名ポイントだと教えてもらう。
遠征時にもリアルタイムで情報をもらえるのがついったの良いところですね。

そういうわけで暗くなるまでしばし仮眠。

目覚めると20時すぎですっかり暗くなっていたので、芝生に出てヒメダイコクを探す。

探し始めるとすぐに発見することができた。


ヒメダイコクコガネ♀ Copris tripartitus Waterhouse, 1875

今回の遠征ではカブリモドキやキオビオオキノコに次いで欲しかった対馬特産の糞虫。
ヒメと名がつくからには小さいのかと思っていたが、本土のゴホンダイコクよりも一回り大きい。



ほどなくして♂も発見。♀よりも若干数が少なかった。



ツシマヒサゴゴミムシダマシ Misolampidius tsushimanus  Nakane, 1968

ヒメダイコクを探しているときに何故か石についているのを発見。
芝生にはツシマヒラタクワガタの♀も落ちていて、一度に特産種(亜種)3種を制覇することができたw
あと夜なのに何故かコハンミョウが跳ねたりしておりました。


ヒメダイコクが無事採れたところで、昼間仕掛けたトラップを見に行く。


ノコメセダカヨトウ Orthogonia sera Felder & Felder, 1862 と ツシマヒラタクワガタ♂ Serrognathus platymelus castanicolor Motschulsky, 1861

とりあえず来てくれて一安心。
ほかはシラナミクロアツバやニセフジロアツバといったクルマアツバ亜科の蛾が少々。



周辺ではツシマアカガエル?や、




巨大なクロコウガイビル?などがいました。

もう一か所のポイントはツシマヒラタ♂とボロボロのオオトモエが来ていたのみ。

トラップを見回り終え、灯下巡りに移行。
しかし昨日見つけた優良ポイントは既に電気が消えてしまっていた...

仕方なくその先の水銀灯ポイントに行くと、


ツシマカブリモドキ Damaster fruhstorferi (Roeschke, 1900)
(死骸)

あ"あ"あ"あ"あ"!!!
車に轢かれてからまだそんなに時間は経っていないとみられる。もう少し早く来ていれば...!!

でもこの辺りには車に轢かれるくらいの数が生息しているみたいなので、通えば生きている個体にも出会えるはず。



シマゲンゴロウ Hydaticus bowringi Clark, 1864

近くに落ちていた。実は初採集。



シンジュサン対馬亜種 Samia cynthia walkeri (Felder & Felder, 1862)

今夜も多い。
ちょうど第二化の出始めの時期のようで、完品ばかりなのでついつい採集してしまうw



ヤブキリの一種 Tettigonia sp.
黒化型

黒化型は初めてみたけど、めちゃめちゃかっこいいじゃないですか。
対馬にはヤブキリ、コズエヤブキリ、ウスリーヤブキリの3種が生息するらしいが、どれなのかは全く分からない...。

そして、法面の斜面から降りてくる甲虫を発見。

遠くからでもその体型で狙いの虫であることはすぐに分かった。




ツシマカブリモドキ Damaster fruhstorferi (Roeschke, 1900)

キタ━(゚∀゚)━!!

これを採りに対馬まで来たんですよ!!!


さらに近くの水銀灯には



あっ・・・あれは!



トラフヒトリ Aglaomorpha histrio histrio (Walker, 1855)

うおおおおお!!
発生も終盤のようで少し擦れているがそんなことは関係ない!

いや〜対馬まで来た甲斐があったもんだ。

気づけば今夜も午前4時・・・狙っていた2種が採れて満足感に浸りながら眠りに就いた。

翌日へ

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