鳥取県在住のへなちょこ虫屋のブログ。

最果ての島へ 後編
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7/13

明日の朝一の便で石垣に戻るので実質最終日。
今日まででノブオに関しては二人で6頭しか採れていないので気合を入れてがんばるぞい。

移動中、昨日までは気付かなかったとこにカラスザンショウがあるのを発見。





枝に止まっていると周囲の光を反射して意外と見つけづらい。



この木だけで3頭を採集することができた。

午前はとりあえず吹き上げに行ってみる。
ノブオは何頭か飛んでいるものの網さばきがヘタクソすぎて1頭も採れなかった。ごみ。

午後はカラスザンショウに来ているノブオの追加を狙うが、昨日までで採れた木でも追加は採れずじまいだった。カラスザンショウに集まるのは発生初期だけで、その後新たに飛来することはないんだろうか...厳しい...

チャイロカナブン

タブノキの樹液に集まっていたヨナグニチャイロカナブン Cosmiomorpha similis yonakuniana Nomura, 1964。
もちろんカラスザンショウにもバナトラにも多数来ていた。

夕方近くにもう一度吹き上げへ。
囃君が執念でノブオの追加やらカバイロハナムグリやら採集していた横で僕は疲れて寝ていた。




そして海岸へ。狙うはスジナシヒョウタンゴミムシ。
近くに牛の水飲み場みたいなとこがあってミズスマシが泳いでいたので、囃君がトラップを仕掛けている間に掬ってみるが、これが採れない採れない。小一時間粘ったが2頭を採集したに留まった。

日も暮れたので宿に戻って、昨日捕まえたヤシガニを調理する。



気持ちよさそう。

茹で上がったら、毒があると言われる直腸を取り除く。
出汁はパスタを茹でるのに使いました。



ヤシガニの脚と味噌、ヤシガニ出汁のペペロンチーノ、宿の人にもらったマンゴー。与那国島フルコースの完成です。おいしかった。

そうこうしているとすっかり遅くなってしまったのでいそいそとナイターへ。今夜は昨日までと違って風がないので午前中に行った吹き上げポイントでやることに。

向かう途中、道路脇の草にスズメガが止まっているのを車内から発見。

ミドリスズメ
ミドリスズメ Pergesa actea (Cramer, 1779)  だった。
羽化したばかりのようでため息が出るほど美しい...
このあとライトにも何頭か来た。




施設の外壁にライトを設置。白壁が良い感じw

ヨナグニサン
今夜もヨナグニサンは飛来したがすさまじくボロかった。こんなんでよく飛べるな...


オバナワスズメ
オバナワスズメ Hippotion velox (Fabricius, 1793)
初採集の南方系スズメガ。これ以上ないくらい地味

コブヒゲシロモンノメイガ
コブヒゲシロモンノメイガ Agrioglypta eurytusalis (Walker, 1859)
エロいです。

シロフクロノメイガ
シロフクロノメイガ Pygospila tyres (Cramer, 1780)
エロいです。

オオスカシノメイガ
オオスカシノメイガ Glyphodes multilinealis Kenrick, 1907
エロ(ry
標準図鑑鹸を見る限り与那国島での記録はないようだ。

キマエコノハ
キマエコノハ Eudocima salaminia (Cramer, 1777)
囃君に献上した。

オオジュウゴホシテントウ
オオジュウゴホシテントウ Harmonia dimidiata  (Fabricius, 1781)
でかいくせにやたらと情報の少ないテントウムシ。



夜明け前の“幕”。
深夜になってもそこそこ虫が飛来するので徹夜してしまった。良いナイターであった。



夜明け。5時を過ぎても明るくならず、最果ての島に来ているのを実感した。


7/14

夜が明けてから宿に戻り、囃君がトラップ回収に行ってる間仮眠をとる(結局スジナシヒョウタンゴミムシは採れなかった)。

おみやげに与那国の泡盛「どなん」を買って、飛行機に乗り込む。



さらば与那国...

CAさんが美人だったのでずっと眺めてました。







俺の遠征はまだ終わらないぜ...

石垣空港で囃君と別れ、ちゃちゃっとレンタカーを借りて採集へ。

が、ポイントについてすぐにスコール来襲。止む気配がないのでフテ寝した。

目が覚めると15:00。雨は止んでいたので周辺を散策。

周辺は濡れ濡れなので飛びものを中心に採集。

イワサキタテハモドキ
イワサキタテハモドキ Junonia hedonia iwasakii (Matsumura, 1915)

オオギンヤンマ
リュウキュウギンヤンマ Anax panybeus Hagen, 1867

ヤエヤマカラスアゲハ
ヤエヤマカラスアゲハ Papilio bianor okinawensis Fruhstorfer, 1898

ヤエヤマタテスジドウボソカミキリ
ヤエヤマタテスジドウボソカミキリ Pothyne formosana chocolatoides Breuning et Ohbayashi, 1966
枯れた蔓が絡まったとこを叩くと落ちてきた。

スミナガシ
山頂ではスミナガシ八重山亜種 Dichorragia nesimachus ishigakiana Shirôzu, 1952 が何頭もテリを張っていた。個人的に大好きなチョウなので嬉しい。

カワカミシロチョウ
カワカミシロチョウ Appias albina semperi (Moore, [1905]) の交尾も見られた。
迷蝶だが今年は大量に飛来しているらしい。


コンビニの駐車場でミクロレピの展翅をして時間を潰し、暗くなったら灯下巡りに出撃。
一応の狙いはコゲチャトゲフチオオウスバカミキリ。


おっ!!
さっそく道路にそれらしき虫が落ちてるぞ( ^ω^)・・・





あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛

しかも轢かれて間もないやつじゃん...まじ車ふざけんな...


タテスジハンミョウ
平地の自販機にはタテスジハンミョウ Cicindela striolata dorsolineolata Chevrolat, 1845 が沢山来ていた。

ナガクシヒゲムシ
見事な触角のナガクシヒゲムシ Callirhipis miwai Nakane, 1985 ♂。八重山では灯下でよく見る。


島を2周ほどしたが、オオウスバは轢死体を新たに2つ見つけたのみ...

ダメもとで普段はスルーしているショッボイ自販機を見に行くと、遠目にも大きな虫影が二つついているのが見えた。


コゲチャトゲフチオオウスバカミキリ
コゲチャトゲフチオオウスバカミキリ Macrotoma fisheri obscuribrunnea Hayashi, 1962

本当にありがとうございました...
日本産とは思えない異型感が何ともいえずたまらない。


ヤエヤマノコギリクワガタ
近くにはヤエヤマノコギリクワガタ Prosopocoilus motschulskyi pseudodissimilis Y.Kurosawa, 1976 ♂ もいた。
あまりにも普通種然としているがこれでも一応保全種に指定されているので採集はできない。


コンビニの駐車場でビールを飲んで就寝。
翌朝はビーチのシャワーを浴びて、空港でアイスを食べて石垣を後にした。



最初の二日間石垣に閉じ込められたとはいえ、その後は(僕にしては珍しく)特に何のアクシデントもなく、採るものも採ったという感じで良い遠征だったと思う。今度は春か秋にもう一度来てみたい。
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