鳥取県在住のへなちょこ虫屋のブログ。
たまに野鳥も。

初秋の鳥取
9月2〜7日、山形からかににゃんとそのお友達の雪山ちゃんが島根での免許合宿の“““ついでに”””鳥取に来るというので案内をしました。


9月2日

島根でかににゃん達を拾って、すっかり暗くなった出雲大社に向かう。出雲大社で土下座する人ははじめてみました。近くでオオキンカメムシを探して行こうと思ったら、オオキンカメムシが集まっているはずのアブラギリが全て切られてました。おしまい。

続いて近くの河口に移動し、鳴く虫やら浜の虫を探す。

イソコモリグモ
イソコモリグモ Lycosa ishikariana (S.Saito,1934)
少しタランチュラチックでかっこいい海浜性のクモ。夜なので穴の外に出ていた。
かににゃんはこのクモの巣穴を埋めていました。ひどい!人間性が疑われます!

灯下巡りなどしつつ行く予定だったが雨が降ってきたのでまっすぐ鳥取へ。
日付が変わる頃に到着し、標本見ながらビールを飲んで寝た。



9月3日

目覚めると9時すぎ。とりあえず鳥取らしい虫ということで、カワラハンミョウとオオヒョウタンのポイントへ向かう。
曇っているのでカワラハンミョウは微妙かと思っていたが、到着するとかににゃんがすぐさま発見。周辺ではそこそこの個体数が見られて一安心。

カワラハンミョウ
カワラハンミョウ Cicindela laetescripta Motschulsky, 1860
他のハンミョウよりも敏感で、近づくとすぐにかなりのスピードで走ったり飛んだりするが、交尾中は少し鈍くなるので撮影しやすかった。曇っているので色を綺麗に写すことができた。

かににゃんがオオヒョウタンのコップを仕掛けている間、周辺でウスバカマキリを探すが、カマキリのカの文字も見つからず。

セグロイナゴ
セグロイナゴ Eyprepocnemis shirakii Bolivar, 1914 は今年も見られた。裸地よりも少し草丈のある草むらの中を好むようだ。

せっかくなので近くの鳥取砂丘と砂の美術館を観光。その後はいつもの近場の山に行ってみるがさすがにこの時期では何もおらず。かろうじてゴイシシジミがいてくれたが...。
温泉に入って汗を流したあとは、mzkと合流してナイターへ。

シロシタバ
シロシタバ Catocala nivea nivea Butler, 1877
近くの葉に止まっていたのをかににゃんが発見。鳥取では初めて見たのでありがたく採集させていただく...。

ニホンヒキガエル
近くにいたニホンヒキガエル Bufo japonicus japonicus Temminck & Schlegel, 1838。こんなデカいのは初めて見た。

調子が出てきたとこで発電機から不穏な音が.....

発電機とまりました!!wwwwwwwww
おわた。

時間があったので灯下巡りをしたがこれといったものは採れなかった()



9月4日

11時過ぎに起床。
ナイターができないのは困るので、発電機を近くの修理工場に預けると、ボルトのキャップが外れていただけと判明。そういえばこないだの北海道でも機嫌悪くて、ボルトの点検したときに締め忘れてたんだった...。故障じゃないのはまあ良かったけどアホすぎわろた。

そもそも起きた時間も時間だったのですっかり遅くなってしまったが氷ノ山へ向かう。まだイッシキキモンカミキリはいるかもと思ってクワをチェックするがもう発生は終わっているもよう...。いつもの林道に入るが本当に何の虫もいない。途中大きな「ガサガサッ」という音がしたくらいでしたね。


わかりづらいけどすぐ近くには大きな足跡が.........これは......

発電機も直った()ので今宵もナイターへ。

ウスアカヤガ
ウスアカヤガ Diarsia albipennis (Butler, 1889)
うっすら赤みがかった濃淡模様が何とも言えず美しく、好きな蛾のひとつ。

オオフトヒゲクサカゲロウ
オオフトヒゲクサカゲロウ Italochrysa nigrovenosa Kuwayama, 1970
珍品と言われているが今年二度目の飛来。さらにこの後もう1頭が飛来し、そこまで珍品でゎなぃんじゃないか疑惑が浮上...

キカマキリモドキ
キカマキリモドキ
キカマキリモドキ Eumantispa harmandi (Navas, 1909)

まじ天使。


シロシタバは今夜も何頭か飛来。喜んで採集していると、同じサイズでただならぬ風格の蛾が幕の中央にデン!と止まったのをみて大声を上げてしまった。












ムラサキシタバ
ムラサキシタバ Catocala fraxini  jezoensis Matsumura, 1931
あああああこの蛾に何年憧れたことか......
先日の北海道遠征ではかすりもせず、これは北海道で楽して採らずに鳥取で採れっていう蛾の神様からのメッセージなんだよとか言ってたら本当に鳥取で採れてしまった。あーーーー生きてて良かった。というかもう死んでもいい...
幕に止まったのを見た瞬間、気づいたら毒ビンに入っていたので写真はありませんがこればかりはしょうがない。

0時を回って飛来もひと段落したあとは細心の注意を払って運転して帰りました。

9月5日

今日は大山へ。
明け方近くまで酒を飲んで寝不足の状態で叩き起され、モンエナをキメさせられ現地まで運転させられた。非道いやつらだ...
現地に到着後、みんなが採集に行ってしまうなか僕は睡魔に耐えられず車内で爆睡。移動時間を睡眠に充てられるのはすばらしいことなのだなとおもいましたまる。

んで、目が覚めると14:30。mzkはきっちりとダイセンセダカコブヤハズを採集していて更につらくなる。

まー僕は蛾屋なので夜からが本番だからいいもん...



抜群のロケーションのとこで点灯だァーーー(以下略)

・・・・・・

何も来ない(^ω^)・・・

mzkとかににゃんが場所替えようとうるさいので提案するので、近くで目をつけておいた第二ポイントへ転戦。


ロケーション。
再び点灯すると先ほどの場所より格段に飛来が多い。

ハコベヤガ
ハコベヤガ Xestia kollari plumbata (Butler, 1881)
地味に憧れていたモンヤガ。メリハリのある斑紋がすばらしい。

ゴマシオキシタバ
ゴマシオキシタバ Catocala nubila Butler, 1881
前翅に黒帯の出たタイプ。
お初のヨシノキシタバも飛来したがかなりスレていたので正直そこまで嬉しくない...

mzkが歓声を上げながら何かを拾い上げていたので見るとなんとヨコヤマヒゲナガカミキリ.あまりのつらさにしばらくその場に座り込んでしまう...どこまでつらい一日なんや

それでもしばらくすると何としてでもヨコヤマを採ろうという気になってきたので林内に突撃する。

ブナの幹を片っ端から見ていくが、カマドウマやら巨大なヤマナメクジやらが大量にいて萎えまくる。

ムツモンミツギリゾウムシ
ムツモンミツギリゾウムシ Pseudorychodes insignis (Lewis, 1883)
初採集。ミツギリゾウムシの仲間には何故か今まで縁がなく、八重山のしか採ったことがなかった。

ダイセンササキリモドキ
ダイセンササキリモドキ Tettigoniopsis daisenensis Yamasaki 1985.
大山の名を冠した直翅。写真を撮り終えて取り込もうとする間に見失ってしまう...

一応枯葉のついた落枝もチェックしていくと、夜になって活動中のコブヤハズが枯れ葉の上にとまっていた。

ダイセンセダカコブヤハズカミキリ♀
ダイセンセダカコブヤハズカミキリ Parechthistatus gibber daisen Miyake et Tsuji, 1980 ♀
撮影しようとすると落下してしまったので手づかみ写真。
氷ノ山とかでは既に採っているが「大山」ラベルが採れたのでまあ良かった。


ヨコヤマ???そんなもの採れたわけないじゃないすか。


ナイターのとこに戻って、北海道でちゃんかにさんとNEO君がやっていた“ガムシ投げ”なんかして遊んでいると、今夜もムラサキシタバが飛来!!めちゃくちゃパニクって採り逃がしそうになるが何とか確保。

ムラサキシタバ
後翅が少し破れているがそんなのは関係ない。
なるほど今日のつらさはこのためにあったのか...

かににゃんはオオキノコムシを拾っていた(うらやましい)。
この後雨が降ってきたので帰宅しました。



9月6日

かににゃん達は明日の朝帰るので実質最終日。
まずはオオヒョウタンのトラップの回収へ。結果を聞くと無事4頭が入っていたようでなにより。僕はその間車のなかで寝ていました。

んで雨がざんざか降る中今日も大山へ。


いい天気。
昨日は採れてなかったかににゃんは雨の中気合で叩いてダイセンセダカ1♂を落としていた。さすがです(やはり僕は車の中で寝ていた)。

ムラサキシタバ狙いで一応糖蜜もやってみたが、雨で流されてしまって何も来なかった...

雨は強くなる一方なので屋根のあるとこでナイター。


└(┐┘)┌コ点灯だァーーーーーーーーーーーー!!!!!!!(トゥルロロテッテレーwwwwwwテレテッテテwwwwテテーwww)wwwトコズントコトコジョンwwwズズンwwwww(テテロリトテッテロテテーwwww)

東屋でやるなんて人間性がどうのこうの言ってるのが聞こえたような気がしたが、そんなことは知ったことでゎない。

シロオビドクガ
シロオビドクガ Numenes albofascia albofascia (Leech, [1889]) ♀

スギタニゴマケンモン
スギタニゴマケンモン Harrisimemna marmorata Hampson, 1908

シタキドクガ
シタキドクガ Calliteara taiwana aurifera (Scriba, 1919)

ハイイロセダカモクメ
ハイイロセダカモクメ Cucullia maculosa Staudinger, 1888

良さげな蛾はこれくらいで、後半は風も強くなって幕が飛ばされそうになってきたので撤収。
誰かさんの人間性を表すかのような暴風雨のなか帰路についた。

翌朝、かににゃん達を駅まで送り届けて案内終了。(このときやらかしそうになったのはヒミツ♡)

これだけ長い日数鳥取を案内するのは初めてであり、至らないことだらけだったのでもっと(色々なことに関して)精進しようと思います(震え声)。
| comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
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Comment
初めまして。僕も最近兵庫県北部でムラサキシタバを狙っています。ムラサキシタバは良い蛾ですね!
Posted by: ゴードン |at: 2017/09/09 12:34 PM








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