鳥取県在住のへなちょこ虫屋のブログ。

八重山遠征記2015秋 中編
10月23日



暑い日差しで目が覚める。日差し............時計を見ると11:30。

はい、いつものパターンですね()

雨の予報だったのにこの天気ならチャマルいけるやん!つって急いで車に乗り込むと異変に気づく。













クロギリスが容器ごといねえ。

どっかで落としたんかな(ぜつぼう)

気を取り直して(取り直せていない)、チャマルのポイントへ...着くとそこだけドン曇りで、さらに小雨までパラついている。完全に鬱病になった。

リュウキュウウラボシシジミ
林道ではリュウキュウウラボシシジミ Pithecops corvus ryukyuensis Shirôzu, 1964 がいい感じに被写体になってくれたが、奥まで行ってもチャマルは見つけられず。


失意の帰り道、



チャイロマルバネクワガタ
チャイロマルバネクワガタ Neolucanus insularis Miwa, 1929 ♂
いたー!つって思わず叫んでいた。こんな天気の中いてくれてありがとう...

チャイロマルバネクワガタ
落ち葉の上に移動させてYARASE写真。ツヤのある赤茶色の体色が美しい。サイズもちょうどいいしこれは良いクワガタだ。


一応ヤエマルとのツーショットも撮っといた。
他のクワガタもみんなチャマルくらいのサイズだったら集めてたかもw

サキシマキノボリトカゲ
ミニチュアサイズのサキシマキノボリトカゲもいた。ぐうかわいい。

クロギリス無くして死んでたメンタルがいくぶん回復したところで、ナイターの幕に使える物がないか探して商店巡り。シーツがあれば良かったのだが、店の人に聞いても西表では売ってるところがないと言われたので“““あるもの”””で代用することに。



林道の入口付近にバナナを仕掛けてから、ナイターを設営する。





見ての通り、トイレットペーパーを一面に張ることで幕の代わりにしました。
我ながらよく思いついたなといったところw雨が降ったら即死するやつw

サビモンルリオビクチバ

サビモンルリオビクチバ
サビモンルリオビクチバ Ischyja ferrifracta Walker, 1864
点灯直後からバンバン飛来。ほとんどが♀だったので♂はライトに飛来しにくいのかもしれない。

イリオモテアオシャチホコ
イリオモテアオシャチホコ Vaneeckeia pallidifascia iriomotensis Nakatomi, 1980
西表の特産種も複数飛来。写真のように新鮮な個体はわずかだった。

シタベニコノハ
シタベニコノハ Thyas honesta Hübner, [1824]
春は数少なかったうえにほとんどがボロボロの個体だったけど、今回はピカピカの完品が複数飛来。

ツキワクチバ
ツキワクチバ Artena dotata (Fabricius, 1794)
こちらも複数飛来したが、春はあまり見なかった。どうも秋が南方系ヤガのシーズンっぽい。

モンヘビトンボ
モンヘビトンボ Neochauliodes sinensis (Walker,1853)

イツホシシロカミキリ
イツホシシロカミキリ Olenecamptus bilobus nipponensis Dillon et Dillon, 1948


点灯二時間でこの飛来数。トイレットペーパーナイター、なかなか“““アリ”””なのかもしれないwww

バナトラの方はというと、

サビモンルリオビクチバ
サビモンルリオビクチバ
バナナにもやはり多数来ていた。もうお腹いっぱいです...


アシダカグモに捕まった個体も。南無・・・

オオトモエ
オオトモエ Erebus ephesperis (Hübner, [1823])

キマエコノハ
キマエコノハ Eudocima salaminia (Cramer, 1777)
ライトには来なかったがバナナには数頭来ていた。

ツマムラサキクチバ
ツマムラサキクチバ Pindara illibata (Fabricius, 1775)
これは初めて。
こちらもバナナでのみ採れた。

ライトとバナナともに好調で、このまま両者を往復して夜を明かしたいとこだが、クロギリスを失ったのを思い出して今夜も森に入ることに...。


リュウキュウサワマツムシ♂

リュウキュウサワマツムシ♂
沢沿いではリュウキュウサワマツムシの鳴いてるとこを良い感じに撮れた。


どんどん山を登っていくがヤエマルもクロギリスもかすりもしない。

完全に諦めモードになって、折り返し地点の木まで来てしまう。

どうせいないだろうなとか思いつつ樹洞を覗くと、果たしてそこにはカマドウマの群れの真ん中にクロギリスの姿が...!!
写真を撮ろうとしたら奥の方へ逃げようとしたので急いで確保。


ヤエヤマクロギリス♂
ヤエヤマクロギリス Paterdecolyus murayamai (Sugimoto et Ichikawa, 1998)
深夜の山奥で独りでガッツポーズしたw
無くした分は回収したぜ!と言いたいとこだがこの個体は♂。無くしてなかったらペア揃ってたんだけどな()


この中央にクロギリスが鎮座ましましていた。その写真が撮れてたらサイコーだったんだけどまあ贅沢は言うまい...



帰り道、バナトラは相変わらずの賑わい。だけどもう採らないw

キャンプ場に戻って¥カシュッ/とやってから寝た。


10月24日

明日の朝には石垣に戻るので実質西表最終日だが、起きたのは安定の11:00()

ドン曇りでチャマル行くのは厳しそうと判断。といって特に昼間やることも思いつかないのでチョウチョのポイントAで時間を潰す。

イヌビワオオハマキモドキ
イヌビワオオハマキモドキ Saptha divitiosa Walker, 1864

ミドリオオハマキモドキ
ミドリオオハマキモドキ Saptha beryllitis (Meyrick, 1910)

この二種がたくさんいたのでいっぱい採ってしまった。イヌビワは前に採ってたけどミドリの方は初めてなので嬉しい。

リュウキュウムラサキ
リュウキュウムラサキ Hypolimnas bolina (Linnaeus, 1758) ♀
大陸型とフィリピン型の交雑らしい。ボロだし僕にはよくわからないので囃君に献上することにした。

現地虫屋のUさん(ベニボシのときに会っている)に今夜一緒にヤエマル行かないかと誘われたので、仮眠してから夜の森へ。西表最終決戦や!

以下林内で出会った生物。

オオハナサキガエル
オオハナサキガエル Odorrana supranarina (Matsui, 1994)
でかい。

コバネマツムシ
コバネマツムシ Lebinthus yaeyamensis Oshiro, 1996


ヤエヤマだかサキシマだか分からんけどマドボタル幼虫

ルリモンクチバ
ルリモンクチバ Lacera procellosa Butler, 1879
結構いい感じに撮れたと思う。

ツキワクチバ
ツキワクチバ
羽化したばかりのようだった。


おそらくヨツモンオオアオコメツキ Campsosternus matsumurae Miwa, 1929 と思われるエリトラ。これもいつか狙いに来たい。

そして今夜もヤエヤマクロギリスを発見。しかも♀!!



ヤエヤマクロギリス
ヤエヤマクロギリス Paterdecolyus murayamai (Sugimoto et Ichikawa, 1998)
そこそこの生態写真も撮れて満足。発見したのはUさんだけど。


今日は一日雨が降らなかったからかヤエマルの採集者が多く、Twitterのフォロワーのセパ拓郎君や囃君の後輩に会った。みんなヤエマルを採ってたけど僕は1頭も採れませんでしたワラ
Uさんは僕と別れてから中歯を1頭採集されていた。



バナトラは今夜もクチバでミラーボール状態。キマエコノハが3頭もついてたのは圧巻だった。

サビモンルリオビクチバ
サビモンルリオビクチバは交尾まで見れた。もう少し良い角度で撮りたかった

駐車場に戻ったときにはすでに日付が変わっていたが、西表最終夜なので今夜も点灯する。



トイレットペーパーを張るのがめんどくさいので今夜は幕なし()

ミドリスズメ
ミドリスズメ Pergesa actea (Cramer, 1779)

オオルリオビクチバ
オオルリオビクチバ Ischyja manlia (Cramer, 1776)
最初の夜に林内で逃げられたときは、どうせこの後いくらでも採れるでしょwつってたけどやっと次が採れた。やっぱ八重山だとサビルリに比べて極端に少ないんですね。

ほかはオキナワルリチラシ、イリオモテアオ、ワイルマンネグロシャチホコなどが飛来して朝を迎えた。

後編へ続く
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