まれに虫を採ります。

八重山遠征記2015秋 後編
10月25日

ナイターを終えそのまま大原へ向かう。途中思い立って某林道の駐車場を見てみると、案の定初日に採ったクロギリスが容器ごと落ちていた。残念ながらお亡くなりになられてたけど見つかってよかったよかった。


石垣に着いたらちゃちゃっとレンタカーを借りて、現地の蝶屋のおきしまさんと合流。おきしまさんには今回トラガモドキの採り方をレクチャーしていただきます。


「山羊そば」を食べてから、いざ採集へ。ここの山羊は全然臭くなくておいしかった。

トラガモドキは食草(ここでは明かせないが)の周りをルッキングor叩き出しして採るらしい。食草の多く生える林道を行ったり来たりするがなかなか出てこない。何往復か目でやっとそれと見られる蛾が飛び出したが逃げられ、その後もう一頭飛び出すがこれも逃げられる...。15時すぎまで粘ったが結局採ることはできなかった。まー明日は丸一日費やせるしきっと採れるやろ(棒)

ヒラタツユムシ死骸
ヒラタツユムシ Togona unicolor Matsumura & Shiraki, 1908
道路で潰れていた...これも欲しかったやつなんだけど...


マッ○スバリュで買い出しを済ませる。西表から石垣にくるとものすごく都会に来たように感じる...w
近くのホームセンターでシーツを買おうかとも迷ったが、ここはコンテンツ力を重視しようと思って今夜もトイレットペーパーでナイターすることに(さすが遠征芸人!)





トイレットペーパーナイター第二弾!w

月が本気出してきてるけど飛来は好調。

コクロモンシタバ
コクロモンシタバ Ophiusa microtirhaca Sugi, 1990

オバナワスズメ
オバナワスズメ Hippotion velox (Fabricius, 1793)

オキナワルリチラシ
オキナワルリチラシ八重山亜種 Eterusia aedea okinawana Matsumura, 1931



なぞやつ......
もう1頭飛来したがそちらは前翅の白帯がハッキリしていた。
図鑑見ればすぐにわかるやろwつって調べても見当たらないし、ネットでも全くわからず。
直感ではホシミミヨトウの類のような気がしたがそれにしてはデカいし、前翅の感じはシロテンクチバとかその辺のような気もするけど、触角が違うし後翅は全然違う感じ。もう何もわからん。


シンジュキノカワガ
シンジュキノカワガ Eligma narcissus narcissus  (Cramer, 1775)
8月に北海道で出会った次は石垣で出会うことになるとは...ボロいのが残念。


ナントシャチホコ

ナントシャチホコ

ナントシャチホコ
ナントシャチホコ Stauropus alternus alternus (Walker, 1855)
夜明けの30分前になってから2♂が飛来。見事なまでにアスファルトに溶け込んでいた。



バナトラはここでもミラーボール状態w
ここは開けた環境だからかヒトリモドキが多く、西表のときと種構成は異なっていた。

クロモンシタバ
嬉しかったのがクロモンシタバ Ophiusa tirhaca (Cramer, 1777)。高校の時に島根で採って以来二度目の出会い。



夜明け。明星が二つ並んで輝いていた。



10月26日

少しだけ仮眠してトラガモドキのポイントへ。さすがに最終日だし寝過ごしたとか言ってられない()


めちゃいい天気...


一往復目ではかすりもせず。

今日もダメなんじゃないかという考えがよぎった二往復目、視界の隅を蛾が横切ったので何気なくネットインすると














トラガモドキ

トラガモドキ
トラガモドキ Nikaea matsumurai Kishida, 1983
あっさり採れてしまった...
トラフヒトリのミニチュア版みたいなのを想像してたけど、胴体が細くて弱々しくシャクガチックな印象。

目標を達成したとこで昼飯を買って、小一時間ほど気持ちよくお昼寝しました。

んで、午後は生態写真を狙います。



そう簡単にはいかないよねーって思ってたら、



トラガモドキ

ア!w

トラガモドキ

もうちょい...

トラガモドキ

うむ。

完全に満足じゃ。

日も傾いてきたので、シャワーを浴びて買い出しを済ませ、最終夜のナイターへ。


3回目のトイレットペーパーナイター、設営にも手馴れてきた。と言いたいとこだが...


はい、ブラックライトを割りました!w

やったぜ!!!(やったぜじゃない)


昨日以上に月が本気出してきててブラックライトもないにも関わらず、過去最多クラスの飛来数。もう何もわからん。

トイレットペーパーの“““本気”””をみた思いである。9割がたヒトリモドキだったけど()


サビモンルリオビクチバ
サビモンルリオビクチバ Ischyja ferrifracta Walker, 1864
石垣ラベルなので確保。

ヒメアケビコノハ♂
ヒメアケビコノハ Eudocima phalonia (Linnaeus, [1763])
♂は初めて。

オキナワルリチラシ
オキナワルリチラシ八重山亜種 Eterusia aedea okinawana Matsumura, 1931

キシタヒトリモドキ
キシタヒトリモドキ Asota caricae (Fabricius, 1775)

オオスカシノメイガ
オオスカシノメイガ Glyphodes multilinealis Kenrick, 1907

アカヘリヒメアオシャク
アカヘリヒメアオシャク Eucrostes disparata Walker, 1861
八重山でナイターやってて初めて見たし、ネットにも日本産の画像は見当たらないから珍しいのかな?

タイワンキシタクチバ
タイワンキシタクチバ Hypocala subsatura Guenée, 1852

コーヒーゴマフボクトウ
コーヒーゴマフボクトウ Zeuzera coffeae Nietner, 1861

ナントシャチホコ
ナントシャチホコ Stauropus alternus alternus (Walker, 1855)
やはり飛来したのは夜明けの30分前。禿げてたので採集はせず。





夜明けの美しさが印象的だった。


朝の幕...

このあとは荷物をまとめて発電機を発送してから空港に向かったが、僕にしては珍しく余裕を持った時間で空港に着くことができた。もう遠征事故芸人とかいうのは卒業したんで(ワラ

前半は天気も悪く寝てばっかりだったが、後半は天気も回復し、狙っていたものは全て撮る&採ることができた良い遠征であった。これにて今シーズンの遠征は終了のつもりです。来年は...いけるんだろうか...
| comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
Entry Navi: << 西表島遠征記2015初夏 前編 八重山遠征記2015秋 中編 >>
Comment
面白くて参考になりました。私も26日から西表に入っておりました。白浜林道ではタイワンヒヨドリバナ?に,マエベニコケガがたかっておりました。夜の部は圧巻でしたね,発電機の送付方法を教えて下さい。
Posted by: M.T.O |at: 2015/11/20 8:04 PM
M.T.Oさま
西表行かれてたんですね。マエベニコケガは僕もトラガモドキを探してる時にヒヨドリバナにたかっているのを見ました。ライトにも来ますが昼間見ることも多いし行動時間がよくわからない蛾ですね。
発電機一式はヤマト便で宿泊地宛にして送っております。
Posted by: モス屋 |at: 2015/11/21 3:15 PM








Trackback

Calendar

      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>

Entry

Category

Comment

Archives

Feed

Twitter

counter

アクセスカウンター
みんなのブログポータル JUGEM

Search

Recommend Gallery