ノメイガとヒゲナガガ

秋の屋久島遠征記 後編
9月25日

フルで一日動けるのも今日で最後。明日から天気が崩れるようなのでがんばっておきたいとこだが、安定の11時過ぎ起床。ごみだ...

エゾビタキ
駐車場の枯れ木の先にはエゾビタキが。秋の渡りの時期ですもんねー。

サルにビビりつつ臭豆腐を見に行くが、エンマコガネやシデムシは大量に来ているもののヤクルリセンチの姿はなし。ちょっと時期が遅いのかかける場所を間違えたのか...。

ハンミョウ
ハンミョウ Cicindela chinensis japonica Thunberg, 1781
昨日よりも綺麗に撮ることができた。

今日はポイントAの周辺でヤクコブを狙う。



これは落ちるでしょw つって叩いたけど何も落ちねえ。


屋久島の森の素晴らしさは相変わらずであった。









もっと良いカメラが欲しいと切実に思った...

林床はヤクシカの影響が強いようで下草がほとんど生えておらず、目立っていたのはキイチゴ類。ヤクコブはこの枯れ葉を後食するんじゃないかと思い立って叩いていくがやはり落ちない。というか棘のせいで叩きにくいったらありゃしない。夜にルッキングで探すことにして先へ。


ヤクザルの親子。見る分にはかわいいんだけどね。。

そうこうしているうちに日が暮れたので、昨日のメガネ美人のお姉さんの店に行くも定休日だったので、別の屋久島料理の店に入って名物の首折れ鯖を食べたけどこれがうまいのなんの。屋久島きたらこれは食べるべきだね。

HPが回復したところで今回の遠征最後の灯下巡りへ。

クルマスズメ屋久島亜種
クルマスズメ屋久島亜種 Ampelophaga rubiginosa lohita Kishida & Yano, 2001
本土の亜種よりも地色が暗く帯が不明瞭なのが特徴らしい。正直亜種にするほどの違いはないように感じる。

オオサビイロナミシャク
オオサビイロナミシャク Collix ghosha ghosha Walker, 1862
南方系のナミシャクで少し珍しかったような気がする

ネブトクワガタ♂
ネブトクワガタ Aegus laevicollis laevicollis E.Saunders, 1854
小型だけど初めて見る♂。かわいい。

アギトアリ

アギトアリ
アギトアリ Odontomachus monticola Emery, 1892
どこの灯下を見てもいたので個体数は多いもよう。


タイワンクツワムシ
タイワンクツワムシ Mecopoda elongata (Linnaeus, 1758)

コブナナフシ
コブナナフシ Datames mouhoti (Bates, 1865)

ひととおり灯下を巡り終え、ポイントAに向かう。



臭豆腐のビンを見ると、昼間はなかった大きな虫影が。瑠璃色に輝いている。

ヤクルリセンチコガネ
ヤクルリセンチコガネ Phelotrupes auratus yaku (Tsukamoto, 1958)
オオセンチコガネの屋久島亜種で、メタリックな青緑色に輝くのが特徴。
写真はフラッシュを焚いてるので真っ黒になってしまってるが実物はもっと美しい。
時期的に遅いかと思ったけど1頭だけでも採れてよかった。

夜間徘徊を敢行するが予想に反して全然虫がいない。昼間歩いた時はポイントBよりも良さそうな感じがしたんだけど...

カタボシエグリオオキノコ
カタボシエグリオオキノコ Megalodacne bellula Lewis, 1883
普通種らしいが初めてみた。

コブスジツノゴミムシダマシ
コブスジツノゴミムシダマシ Boletoxenus bellicosus (Lewis, 1894)
夜の倒木巡りの時はヘッドライトの光が虫に反射するのを頼りに探しているが、こいつは光を反射しないのでなかなか見つけづらい。

これくらいしか虫がいない。
クロギリスは小さな幼虫を1頭見つけたのみ(さすがに小さすぎるので採集はしなかった)。
昼間見つけたキイチゴがまとまって生えてる一角で片っ端から枯れ葉をルッキングしていくがヤクコブは見つからない。叩いて落ちないのは僕の腕が悪いからだろうけど、夜間のルッキングでも見つからないとなるともはやお手上げです...。

不完全燃焼なのでエナドリをキメてポイントBでの夜間徘徊を決行することに。せめてクロギリスの追加だけでも採っておきたい。

現地に到着したのは深夜5時

ヤクヒサゴゴミムシダマシ

ヤクヒサゴゴミムシダマシ
ヤクヒサゴゴミムシダマシ Misolampidius yakushimanus Nakane, 1968 は何頭か追加できた。



おはようございます、夜が明けました。

結局、昨日は幼虫も含めれば何頭もいたクロギリスは全く見つからなかった。暗くなってから割と早い時間に活動するんだろうか...。



9月26日

3時間ほど寝て目が覚める。昨日までバカみたいに寝てたのは何だったんや...
もうあんまり採集する気はないんだけど、臭豆腐トラップを回収するためポイントAまで向かう。



すげー霧。


臭豆腐のビンを回収するが、ヤクルリセンチの追加は入ってなかった。まーこの天気ではしょうがあるまい。

しかたないので昨日の個体を苔の上で撮影。

ヤクルリセンチコガネ

ド美しい。青い虫は正義じゃ。


トラップを回収したあとは、メガネ美人のお姉さんの店に行ったり(今日はやってたしお姉さんもいた♡)、温泉に入ったり、屋久杉自然館に行ったりした。



屋久杉自然館。
遠征中こんなに観光っぽいことするのは初めてかもしれないw


飛行機にも無事乗れて屋久島を後にしました。




さらば屋久島...

このあと帰りのバスがなかったので関空で一泊して鳥取に帰りましたw

初めての屋久島で勝算はなかったがヤクシマクロギリスは採れたし、一応ヤクルリセンチや各種ゴミダマも採れたので最低限の目標は達成といったところか...。採集地の情報を教えてくれたチャラきのこさん、ありがとうございました。
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秋の屋久島遠征記 前編

時は9月も終わり。シルバーウィークはバイトだったがその後に四連休を錬成したのでどこか行こうと考えた結果、初めての屋久島に行くことにした。昼間はコブ叩きでヤクシマコブヤハズカミキリ、夜はヤクシマクロギリスをメインにゴミダマも摘み、トラップでヤクルリセンチコガネを狙うという算段です。もうこれ(何屋なのか)わかんねぇな。


9月23日

いつも通り前日の夜行バスで大阪まで出て、今年5度目のpeachで鹿児島へ。乗り継ぎの時間が結構ギリギリだったが無事屋久島行きの飛行機にも乗れ、10:00過ぎには屋久島入りすることができた。



着いたぜ屋久島。ドン曇りなのがテンション下がる。

レンタカー借りていざ採集に行こうとした矢先、なんかリュックが臭う。



まさかと思い開けると......







臭豆腐漏れてました。



オマケに、持ってきた着替えにも染みていて一瞬で鬱病になった。
採集どころじゃねえ早くこいつを始末せねば...。

とりあえず島では数少ないコンビニに寄ってジップロックを買って“ブツ”を完全に密封し、“汁”が染みた着替えはトイレの洗面で手洗いした。...にも関わらず、しばらくするとウ○コの方がまだマシなレベルの臭いが車内に充満する...。もぅマヂ最悪なんですケド。。。

・・・・・

思わぬハプニングはあったが、まずはヤクルリセンチが採れているというポイントAへ向かうが、到着すると雨がざんざか降ってて完全にやる気を失いしばし車内で爆睡...目覚めると15時を回っていた。屋久島まで来て何やってんだ僕は...

とりあえず“““ブツ”””を早く車外に出してしまいところだが、この雨では仕掛けたところで流されてダメだろうと判断し、目立たない場所に置いといて明日以降仕掛けることにした。
この外に出た僅かな間に、人生で初めて見るヒルが指についていて悲鳴を上げるなどした。

その後も雨が小降りになったり土砂降りになったりを数十秒おきに繰り返すので全く採集する気が起こらず、町まで降りて買い出しをしたあとはまた爆睡してしまう...どんだけ寝てんだよ(ワラ

21時過ぎに目覚め、灯下巡りに繰り出す。

とりあえずダムまで行けば灯火ついてるやろw という僕氏お得意の短絡的な考えで現地まで向かうも通行止めになっていた...どのみち明かりがついてそうな雰囲気はなかったけども...。

ヤクシマタゴガエル
車を停めたとこにいたヤクシマタゴガエル Rana tagoi yakushimensis Nakatani & Okada, 1966

 

これだけ撮影して、下界に降りて自販機やコインランドリーを中心に灯下を巡ることとした。


サツマゴキブリ
サツマゴキブリ Opisthoplatia orientalis (Burmeister, 1838)
成虫でも翅がない南方系のゴキブリ。たくさんいたけどなかなかかわいい。

ヤママユ
ヤママユ Antheraea yamamai yamamai (Guérin-Méneville, 1861)
この時期の割には新鮮。

キンスジノメイガ
キンスジノメイガ Daulia afralis Walker, 1859

トゲナナフシ
トゲナナフシ Neohirasea japonica (de Haan, 1842)

オビレカミキリ
オビレカミキリ  Euseboides matsudai Gressitt, 1938
地味に採りたかったカミキリ。明かりにも来るんですね。

シロテンアカマダラヒメハマキ
シロテンアカマダラヒメハマキ Gatesclarkeana idia Diakonoff, 1973
南方系の美しいヒメハマキ。

キトビカギバエダシャク
キトビカギバエダシャク Pseudonadagara semicolor (Warren, 1895)
これも南方系。新鮮な個体でなかなかの美しさ。

ヤクシマコクワガタ♀
ヤクシマコクワガタ Dorcus rectus yakushimaensis Tsuchiya,2003
コクワガタの屋久島亜種。本土のと比べて赤味が強い。

相変わらず雨が降ったり止んだりだった割にはそこそこの虫が見られた。遠征先では灯下巡りをするとそこの昆虫相をある程度把握できると思ってるのだけど、屋久島は本土の要素と南西諸島の要素が入り混じっていてとても面白いと感じた。

灯下巡りを終えたがまだ意識があったので昼間に臭豆腐を置いたポイントまで移動し、ビールを飲んで寝た。


9月24日

心地よい日差しで目が覚める。心地よい日差し......やべー寝過ごした。時計を見ると11時を回っているではないか。


うわーこんな良い天気なのに何やってんだ...。マヂ最悪なんですケド。。。

気を取り直して臭豆腐を仕掛けていくが臭いのなんの。繰り返すが本当にウ○コのほうがマシなレベル。
くせーくせー言いながらコソコソ仕掛けていると体格の良いヤクザルが威嚇しながら追いかけてきてマヂ死ぬかと思った。。

後ろを向いて逃げると自分が歩くスピード以上の速さで追ってきたので、サルの方を向いてゆっくりと後ずさりすると追ってこなかった。来る前はサルくらいどうってことないッショw て思ってたけど実際見るとあれは“““勝てない”””よね。

ナミハンミョウ
トラップを仕掛けた周辺にはハンミョウ Cicindela chinensis japonica Thunberg, 1781 が多かった。心なしか本土のものより鮮やかなような気がする。

お次のポイントBに到着したのは15:00すぎ...もう夕方ですやん。
ここではヤクコブ狙いのビーティングをして、バナトラを設置した。









歩き始めると、森の奥深い表情に魅了される。これが屋久島の森か...

何か恐れ多いような気がしてきてバナトラを仕掛ける気持ちも失せてしまう。まあ仕掛けるんですが。

ヤクコブを狙って枯れ葉を見つけては叩いていくがハサミムシくらいしか落ちてこない。湿度が高すぎて狙う枯れ葉を絞れない感じだ。そもそも照葉樹の不味そうな枯れ葉しかないけどこれに来るんだろうか...

二時間ほどうろうろしたがさっぱりなので、ひとまず下界に降りる。夕御飯を食べに入った店のお姉さんがメガネ美人だったので明日以降も来ようと心に誓いました。

ポイントBに戻って夜間徘徊。

クロイワツクツク?
この時期でもセミが羽化していた。時期的にクロイワツクツクかな。

オニエグリゴミムシダマシ
オニエグリゴミムシダマシ Uloma kondoi Nakane, 1968
いかにも普通種といった風貌だがこれでも屋久島特産種。

ヤクヒサゴゴミムシダマシ
ヤクヒサゴゴミムシダマシ Misolampidius yakushimanus Nakane, 1968
これも屋久島特産。Misolampidius の中でも細長い体型がかっこいい。
イリエヒサゴやらヒメエグリユミアシといったエロい系のゴミダマは見つからなかった。


そして本命。

ヤクシマクロギリス

ヤクシマクロギリス
ヤクシマクロギリス Paterdecolyus genetrix (Sugimoto et Ichikawa, 1998)
黒光りするボディに白い脚が文句なしにカッコイイ。
今回狙っている虫のうち、ほかはぶっちゃけ今時期じゃなくても採れる(むしろ他時期の方が採りやすい?)が、ヤクシマクロギリスだけはこの時期しか成虫が出現しないので何としても押さえておきたかった。
残るヤエヤマクロギリスを採って日本産クロギリスコンプしたみが湧き上がってきたモス屋なのでありました。


ヤクシマクロギリス幼虫
幼虫もそこそこ見られた。幼虫に噛まれたんですけどそこそこ痛かったので、成虫に噛まれたら出血は免れないだろう。がくぶる。


ヤクシマタゴガエル
苔の上にいると画になるヤクシマタゴガエル

バナトラにはなーんにも来ていませんでした。クロギリスがバナトラに来るってどこかで見たような気がしたんだけどなぁ。


今夜も夜のうちにポイントAまで移動して就寝した。

ノコギリクワガタ♂
移動途中、灯下にいたなかなか良いサイズのヤクシマノコギリクワガタ Prosopocoilus inclinatus yakushimaensis Adachi,2014 ♂
本土のものと比べて顕著に赤味が強い。


後編へ続く

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最果ての島へ 後編
前編へ

7/13

明日の朝一の便で石垣に戻るので実質最終日。
今日まででノブオに関しては二人で6頭しか採れていないので気合を入れてがんばるぞい。

移動中、昨日までは気付かなかったとこにカラスザンショウがあるのを発見。





枝に止まっていると周囲の光を反射して意外と見つけづらい。



この木だけで3頭を採集することができた。

午前はとりあえず吹き上げに行ってみる。
ノブオは何頭か飛んでいるものの網さばきがヘタクソすぎて1頭も採れなかった。ごみ。

午後はカラスザンショウに来ているノブオの追加を狙うが、昨日までで採れた木でも追加は採れずじまいだった。カラスザンショウに集まるのは発生初期だけで、その後新たに飛来することはないんだろうか...厳しい...

チャイロカナブン

タブノキの樹液に集まっていたヨナグニチャイロカナブン Cosmiomorpha similis yonakuniana Nomura, 1964。
もちろんカラスザンショウにもバナトラにも多数来ていた。

夕方近くにもう一度吹き上げへ。
囃君が執念でノブオの追加やらカバイロハナムグリやら採集していた横で僕は疲れて寝ていた。




そして海岸へ。狙うはスジナシヒョウタンゴミムシ。
近くに牛の水飲み場みたいなとこがあってミズスマシが泳いでいたので、囃君がトラップを仕掛けている間に掬ってみるが、これが採れない採れない。小一時間粘ったが2頭を採集したに留まった。

日も暮れたので宿に戻って、昨日捕まえたヤシガニを調理する。



気持ちよさそう。

茹で上がったら、毒があると言われる直腸を取り除く。
出汁はパスタを茹でるのに使いました。



ヤシガニの脚と味噌、ヤシガニ出汁のペペロンチーノ、宿の人にもらったマンゴー。与那国島フルコースの完成です。おいしかった。

そうこうしているとすっかり遅くなってしまったのでいそいそとナイターへ。今夜は昨日までと違って風がないので午前中に行った吹き上げポイントでやることに。

向かう途中、道路脇の草にスズメガが止まっているのを車内から発見。

ミドリスズメ
ミドリスズメ Pergesa actea (Cramer, 1779)  だった。
羽化したばかりのようでため息が出るほど美しい...
このあとライトにも何頭か来た。




施設の外壁にライトを設置。白壁が良い感じw

ヨナグニサン
今夜もヨナグニサンは飛来したがすさまじくボロかった。こんなんでよく飛べるな...


オバナワスズメ
オバナワスズメ Hippotion velox (Fabricius, 1793)
初採集の南方系スズメガ。これ以上ないくらい地味

コブヒゲシロモンノメイガ
コブヒゲシロモンノメイガ Agrioglypta eurytusalis (Walker, 1859)
エロいです。

シロフクロノメイガ
シロフクロノメイガ Pygospila tyres (Cramer, 1780)
エロいです。

オオスカシノメイガ
オオスカシノメイガ Glyphodes multilinealis Kenrick, 1907
エロ(ry
標準図鑑鹸を見る限り与那国島での記録はないようだ。

キマエコノハ
キマエコノハ Eudocima salaminia (Cramer, 1777)
囃君に献上した。

オオジュウゴホシテントウ
オオジュウゴホシテントウ Harmonia dimidiata  (Fabricius, 1781)
でかいくせにやたらと情報の少ないテントウムシ。



夜明け前の“幕”。
深夜になってもそこそこ虫が飛来するので徹夜してしまった。良いナイターであった。



夜明け。5時を過ぎても明るくならず、最果ての島に来ているのを実感した。


7/14

夜が明けてから宿に戻り、囃君がトラップ回収に行ってる間仮眠をとる(結局スジナシヒョウタンゴミムシは採れなかった)。

おみやげに与那国の泡盛「どなん」を買って、飛行機に乗り込む。



さらば与那国...

CAさんが美人だったのでずっと眺めてました。







俺の遠征はまだ終わらないぜ...

石垣空港で囃君と別れ、ちゃちゃっとレンタカーを借りて採集へ。

が、ポイントについてすぐにスコール来襲。止む気配がないのでフテ寝した。

目が覚めると15:00。雨は止んでいたので周辺を散策。

周辺は濡れ濡れなので飛びものを中心に採集。

イワサキタテハモドキ
イワサキタテハモドキ Junonia hedonia iwasakii (Matsumura, 1915)

オオギンヤンマ
リュウキュウギンヤンマ Anax panybeus Hagen, 1867

ヤエヤマカラスアゲハ
ヤエヤマカラスアゲハ Papilio bianor okinawensis Fruhstorfer, 1898

ヤエヤマタテスジドウボソカミキリ
ヤエヤマタテスジドウボソカミキリ Pothyne formosana chocolatoides Breuning et Ohbayashi, 1966
枯れた蔓が絡まったとこを叩くと落ちてきた。

スミナガシ
山頂ではスミナガシ八重山亜種 Dichorragia nesimachus ishigakiana Shirôzu, 1952 が何頭もテリを張っていた。個人的に大好きなチョウなので嬉しい。

カワカミシロチョウ
カワカミシロチョウ Appias albina semperi (Moore, [1905]) の交尾も見られた。
迷蝶だが今年は大量に飛来しているらしい。


コンビニの駐車場でミクロレピの展翅をして時間を潰し、暗くなったら灯下巡りに出撃。
一応の狙いはコゲチャトゲフチオオウスバカミキリ。


おっ!!
さっそく道路にそれらしき虫が落ちてるぞ( ^ω^)・・・





あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛

しかも轢かれて間もないやつじゃん...まじ車ふざけんな...


タテスジハンミョウ
平地の自販機にはタテスジハンミョウ Cicindela striolata dorsolineolata Chevrolat, 1845 が沢山来ていた。

ナガクシヒゲムシ
見事な触角のナガクシヒゲムシ Callirhipis miwai Nakane, 1985 ♂。八重山では灯下でよく見る。


島を2周ほどしたが、オオウスバは轢死体を新たに2つ見つけたのみ...

ダメもとで普段はスルーしているショッボイ自販機を見に行くと、遠目にも大きな虫影が二つついているのが見えた。


コゲチャトゲフチオオウスバカミキリ
コゲチャトゲフチオオウスバカミキリ Macrotoma fisheri obscuribrunnea Hayashi, 1962

本当にありがとうございました...
日本産とは思えない異型感が何ともいえずたまらない。


ヤエヤマノコギリクワガタ
近くにはヤエヤマノコギリクワガタ Prosopocoilus motschulskyi pseudodissimilis Y.Kurosawa, 1976 ♂ もいた。
あまりにも普通種然としているがこれでも一応保全種に指定されているので採集はできない。


コンビニの駐車場でビールを飲んで就寝。
翌朝はビーチのシャワーを浴びて、空港でアイスを食べて石垣を後にした。



最初の二日間石垣に閉じ込められたとはいえ、その後は(僕にしては珍しく)特に何のアクシデントもなく、採るものも採ったという感じで良い遠征だったと思う。今度は春か秋にもう一度来てみたい。
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最果ての島へ 前編
時は院試も終わってひと段落した7月中旬。青く輝く日本最美麗のコメツキを求めて、与那国島まで出向いてきました。

7/9

今回の遠征最大の心配事。それは台風直撃コースだということ。

関空から石垣空港までは何とか飛行機が飛んだものの、石垣から与那国行きの便は終日欠航...
こうなるのは予想済みだったので空港泊するつもりだったが、空港のおばちゃんにダメって言われたのでおとなしく宿を取りました。



宿の近くの寿司屋に行ってビールを飲んで寝ました...


7/10

起きてみると、与那国行きの終便だけは欠航していない模様。
今日中には与那国行きできるぞー!
ロビーでTOEICの勉強したりトラップ作ったりして時間を潰す。強風と大雨で食料を買いに行くことができず、「朝から何も食べてないんすよw」つってたら宿泊者のおじさんがインスタントラーメンと野菜を恵んで下さった(圧倒的感謝)

ところが午後になっても風は収まらず、14時を回ったとこで宿の方が一言「終便も欠航したっぽいよ」

おわたーwwwwww

もう一泊宿を取って、オリオンビールを飲んで寝ましたまる。

この二日間を“失われた二日間”と呼ぶことにします()


7/11

相変わらず風は吹いているが飛行機は飛ぶみたいだったので空港へ。今回の遠征で同行する蝶々囃くんとも合流し、放送で呼び出しを食らうというアクシデントもあったが(酢酸エチルを持ってないか訊かれただけだった)、何とか始発の便に乗り込む。



与那国行きのRAC便。
やっっっっと石垣を脱出できるぜ...

与那国には11:00に到着。天気が心配だったが、風はあるものの雨は降らなさそうな感じ。
さっそくレンタカーに乗って採集へ。
風が強いので、風当たりの弱い場所を探してしばし採集。

手づかみ写真ばっかですがご容赦ください。

ヨナグニゴマダラカミキリ
ヨナグニゴマダラカミキリ Anoplophora ryukyuensis Breuing et Ohbayashi, 1964

ウスイロフトカミキリ
ウスイロフトカミキリ Peblephaeus yonagunii (Breuning et Ohbayashi)

アオムネスジタマムシ
アオムネスジタマムシ Chrysodema manillarum Thomson, 1879

ヨナグニキボシカミキリ
ヨナグニキボシカミキリ Psacothea hilaris yonaguniana Ohbayashi et N.Ohbayashi, 1965

普通種ばっかだけど、いかにも与那国に来たって感じでとても楽しい。
車で移動中、蝶々囃くんがジャノメタテハモドキを見つけて見事ゲットしたりもしました。

ノブオの方はというと、クマゼミがカラスザンショウから吸汁した跡から出る樹液に集まるという情報を基に探すが、クマゼミが鈴なりになっているカラスザンショウ自体は結構あるものの、ノブオはなかなか見つからない。

日が傾きかけたころ、カラスザンショウの幹に不自然な出っ張りを発見。
慎重に網を当てて落とし込む・・・



ノブオオオアオコメツキ
ノブオオオアオコメツキ Campsosternus nobuoi Ohira, 1966

¥パンッ/ヨッシャアアアアアアアアアアアアwwwwwwwwwwwwww(高い声で)キタァwwwwwwwwwwウワァヤッタアアアwwwwwwwwwwwwwwwww

この輝き!与那国まで来た甲斐があったぜ...
初日から採れるとは幸先が良いですな。

日没近くにもう1頭を追加し、ナイターの場所選びをするが強風が収まる気配がないので、しかたなく風は弱いが見晴らしはあまり良くないとこに灯火を設置。今回は手違いで発電機を送れなかったのでライトは蝶々囃くんが持ってきた100W水銀灯のみ。

キシタアシブトクチバ

キオビアシブトクチバ Bastilla fulvotaenia (Guenée, 1852) が大挙して飛来。完品はとても美しいので最初は喜んで採集していたがあまりに多くて萎えた。これ以外の虫はほとんど来なくて「何も来ねー」つってたらヒメアケビコノハの♀が採れた。ネジロフトクチバも飛来したけど逃げられたのが残念...




周辺に仕掛けたバナナもキオビアシブトばかり。

と思いきや1頭だけ違う感じの蛾が飛び立ったのですかさずネットイン。



ヤエナミクチバ

採ったときはオオムラサキクチバかと思ったけど、翅形とか大きさに違和感を感じ、後で調べると同属のヤエナミクチバ Anisoneura salebrosa (Guenée, 1852) のよう。与那国からの記録はあるのかな。

初日にしてはなかなかの成果。僕は車で、蝶々囃くんは自前のテントで寝ました。


7/12

クマゼミの声で目が覚める。
移動中、カラスザンショウを見てくとノブオを1頭追加することができた。朝からツイてるぜ。



来ました。飛ばされそうなくらい風が強かった。

近くの釣具屋で水昆用の網を買って、昨日見つけておいた水溜まりへ。
小型ゲンゴロウ類やヒメガムシが大量に入るなかしつこく掬っているとコガタノゲンが1頭だけ採れた。

コガタノゲンゴロウ
コガタノゲンゴロウ Cybister tripunctatus orientalis Gschwendtner, 1931

掬って大型のゲンゴロウ(コガタノだけどw)が入ったのは初めてなのでとてもうれしい。


午後は再びノブオのポイントへ。背の低いカラスザンショウを見つけて1頭追加できたが、そこまで。

面白いものといったらこれ。

Solenura sp.
コガネコバチの一種 Solenura sp.
(Twitterで教えて頂きました)

ものすごく綺麗でものすごく変な形。道路脇の伐採木に来ていた。


宿でシャワーを浴びてナイターへ。

幕をどうしようかと熟考した結果、囃君のテントに灯火を設置することにした。



テントで点灯!!w
新しいライトトラップのカタチである。これがなかなか良かった。
ベニゴマダラヒトリ、シタベニスズメ、モンクロキシタアツバなどが飛来しました。


23:00すぎ、採ったミクロレピを展翅してると大きな羽音が。

ヨナグニサン
ヨナグニサン Attacus atlas (Linnaeus, 1758) きたー!!!

でかすぎワロタ。これを見るのも目的のひとつだったので感無量。


そして近くで囃くんが叫ぶ。

ヤシガニ
ヤシガニ

で、出〜〜ヤシガニ奴〜wwwwwwwwww
八重山5度目にして初めて見た。明日の晩ご飯にするためとりあえず捕獲。

周辺に仕掛けたバナトラは相変わらずキオビアシブトばかりだったがここでも1頭だけヤエナミクチバが来ていた。二日続けて採れるってことは定着してるんだろうか。


ドン引き

終了間際になるとホシカメムシが大量に集結し始めてドン引き。集合フェロモンでも出してんのかこいつら...自分のテントだったら絶対にやりたくないと思いました。
3:00を回ったところで撤収。宿で快適に眠りました。

後編へ続く
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八重山遠征記 2015春 西表島編
まだ寒い本土に先駆け南の島で一足先に採集を満喫するべく、鳥取でよく一緒に採集に行くmzk君と春の八重山に行ってまいりました。僕は三度目の八重山なのでそろそろ勝手が分かってきいるはず...ということで今回は未採集種をガツガツ狙っていく所存です。あとこのために発電機を買ったと言っても過言ではないのでナイターの方も非常に楽しみです。

3月23日

前日の夜に夜行バスで大阪に向かい、関空からPeachで石垣へ。
スカイマークが石垣から撤退したせいで、貧乏な学生にはPeachしか選択肢がなくなったのがつらい。Peachはサービスクソだから使いたくないんだよなぁ...(この時、Peachにしたことによる悲劇など想像するはずもなかったのであった...)

石垣に着いたのは10時過ぎ。空港には同じ便で来た同業者が何人もいて笑った。(その中にTwitterのフォロワーさんもいたことを後で知る。声かければよかった...)

初日は石垣で採集はせず、直で西表へ。何気に三度目の八重山ですが西表上陸は初です。
レンタカーを借りて、局留で送っていた荷物を受け取りに郵便局へ。
しかしここで最初のアクシデント発生。発電機まだ届いてねぇ...ナイターできないじゃん(じゃん)

悩んだところでどうしようもないので事前に調べていた林道へ。

雨の予報だったが曇り程度でなんとか採集はできそう。

ここではTwitterのフォロワーさんのSeguchiさんと合流。スイーピングしながら歩いていき、ヤエヤマミツギリゾウ、クロカタゾウムシ、ムネモンアカネトラが得られたが、そこまで。

ヤエヤマミツギリゾウムシ
ヤエヤマミツギリゾウムシ

前回は採れなかったやつなので嬉しい

クロカタゾウムシ
クロカタゾウムシ

虫が採れず中途半端に時間が余ったのでSeguchiさんの宿にお邪魔してタトウを見せてもらった。余談ながらSeguchiさんはイケメンな上に採集力も桁違いで、こちらのメンタルがかなり削られました...w

ナイターができないので夜は灯下巡りと考えていたが、日が暮れるにつれて雨風ともに強くなり、どうすることもできず一日目が終了した(おわた)
 

3月24日

今日はSeguchiさんと、これまたフォロワーさんのはるきのこ氏と一緒に材採集をします。

それまで少し時間があったので海岸に出てアシブトメミズムシを探す。


ハイ、なーんにも採れませんね(知ってた)
てかむちゃくちゃ風が強くて寒いのなんの・・・

Seguchiさんとはるきのこ氏も到着し、ツヤケシヒゲナガコバネを狙い四人でノブドウの枯れ枝をポキポキ折っていく。みなさん幼虫や蛹をいくつか出していたが、僕はそれっぽい蛹を一つ出しただけに終わる。折れたのは僕の心の方でした、つって。

その後は適当に車を走らせて、大型ゲンゴロウを狙って水田の周辺をガサったり、アシブトメミズ狙いで浜に下りたりしたがほとんど何の成果も得られず。


砂浜でアシブトメミズムシを探すmzkくん

発電機が今日届くとのことだったので郵便局に向かうが、発電機本体は届いていたものの、水銀灯その他もろもろは明日届くとのこと・・・発電機だけじゃ何もできない(何もできない)

自前のライトが用意できないので仕方なくはるきのこさん達のライトに寄生させていただくことに(ありがたや...)



風が強いので林道に入って風当たりの弱いところにライトを設置。こんなことができるのも灯火総研ならでは。さすがですわ・・・

コンオビヒゲナガ

点灯後すぐにコンオビヒゲナガが飛来。

そして明らかにコンオビではないヒゲナガガが飛来。イナズマだ!!!
今回の一番の狙いのひとつだっただけに嬉しい!(写真を撮る前に手が伸びてしまったのが悔やまれる...)

ボロボロの個体ながらシタベニコノハまで飛来したが、林内といえども風が強く他の虫は全然だった。
 

3月25日

昨夜ナイターをやった林道に向かう。開けたところでオオヒゲブトを狙うが、相変わらずの曇り空なのでかすりもしなかった。厳しい・・・

ヤエヤマミツギリゾウムシ
林道ではまたしてもヤエヤマミツギリゾウ
mzkくんに献上した。

島の北部まで移動し、はるきのこ氏が美味しいと言っていた店で昼食。美味いものでも食べてないとやってられないんじゃ。


たいへん美味しゅうございました

昼食の後は近くの林道に入ってみるも、途中で道が分からなくなり引き返す...ダメダメぽ

タイワンサソリモドキ

倒木の下からタイワンサソリモドキを見つけただけであった...

ここで郵便局から水銀灯もろもろが届いたと電話があり、受け取りに行く。やーーっとナイターができる...

今夜も例によって風が強く、良い条件とは言えないがとにかく点灯じゃ!



└(┐┘)┌コ点灯だァーーーーーーーーーーーー!!!!!!!(トゥルロロテッテレーwwwwwwテレテッテテwwwwテテーwww)wwwトコズントコトコジョンwwwズズンwwwww(テテロリトテッテロテテーwwww)

はるきのこ氏に借りた灯火総研のおかげで“圧倒的光量”である。

サイカブト

点灯後すぐにサイカブトが飛来。実は八重山三度目にして初めて見たのでちょっと感動した。

イリオモテアオシャチホコ

西表での一番の目標であったイリオモテアオシャチホコも難なく飛来。前翅全体が深い緑色に輝くすばらしいシャチホコだ。この夜は計6頭が飛来した。

アサヒナオオエダシャク

アサヒナオオエダシャク

キバネヘリグロクチバ

キバネヘリグロクチバ

リュウキュウコノハズク

一番驚いたのがナイター中にすぐ近くまでやってきたリュウキュウコノハズク。近くの木に止まって、ライトに来た蛾を隙を見てかっさらっていた。

昼間は散々だったけどナイターでは目標種も採れてそれなりに心地よい眠りにつくことができた。
 

3月26日

実質西表最終日だが、相変わらずの曇天で完全にやる気を失い、林道に着いてからフテ寝する始末・・・
mzk君はちゃんと採集していたが成果は芳しくなかったようだ。

正午を回るくらいから急に晴れ間が差してきて何事かと思ったら、"""太陽神"""としてその方面では崇められている(?)ちびおさんが西表に向かっているそうww 気温もぐんぐん上がってきたので急いで昨日の林道に向かう。オオヒゲブトを採るんじゃ!

昨日の林道に着いたときには14時を回っていた。石垣での感覚からするとオオヒゲブトが飛ぶ時間はとっくに過ぎてしまっているし、天気も再び曇り空に戻りつつある中、mzk君が♀1頭、続けて♂を1頭採集。正午前後の晴れ間に飛んだ個体がそのまま残っていたようだ。僕の方は.........聞かないでください。オ、オオヒゲブトなんて石垣でいくらでも採れるから良いんだからねっ。


西表最終日くらい美味いものでも食べようということで、沖縄料理が売りの店に入って八重山そばを食べる。



今まで八重山そばは何件かの店で食べたが、どの店よりもおいしかった。ごちそうさまでした。

夕飯を済ませ西表最後のナイターへ。この頃には風も止み、曇天も相まって最高のコンディションに。今夜は期待できそうだ!



今夜は灯火総研なしでソロ・・・と思ったら車が二台もやって来る。片方は件のちびおさん&ぷてろうさん(実はオオヒゲブトの林道でもすれ違っていた。。)、もう片方は明大の虫屋さん(こちらもフォロワーさんだったと後で判明。気づかなくてすいませんでした)。灯火総研×2台に300W水銀灯+ブラックライトという更なる“““圧倒的光量”””に。気分はまさにお祭り状態w

ジャンボトリバ&ハグルマヨトウ

虫の方も点灯後すぐに飛来したジャンボトリバとハグルマヨトウを筆頭に、ナイターで狙っていたものは一通り飛来した。
以下飛来した虫の列挙。

コカブト

コカブト。八重山のは少し珍しいんだっけ(うろ覚え)



ヤエヤマヘビトンボ。これも結構珍しいのかな?

ホシヒトリモドキ

ホシヒトリモドキ
同じヒトリモドキでもシロスジとキイロは大量にいるのに本種は初めて見た。普通種って聞くんですけどね...

セダカシャチホコ

セダカシャチホコが変なポーズで着地しててわろた。何なのこの脱力感ww

セダカシャチホコ

正面から。かわいすぎかwww


イリオモテアオシャチホコ

今夜もイリオモテアオシャチホコは5〜6頭飛来。

ネウスシャチホコ

ネウスシャチホコ
これも欲しかったやつで感激。

ソトキイロノメイガ
ソトキイロノメイガ

ハイモンシロノメイガ
ハイモンシロノメイガ

最近ノメイガにハマりつつある僕としては嬉しい二種。特にハイモンシロノメイガは脚に純白の毛が密生していてむちゃくちゃカッコイイ・・・


ヤエヤマサンカククチバ
ヤエヤマサンカククチバ

キオビアシブトクチバ
キオビアシブトクチバ

シタベニコノハ
シタベニコノハ

オオルリオビクチバ
オオルリオビクチバ

やっぱ南の島と言ったら南方系のシタバガでしょう。特にシタベニやオオルリが来たときはニヤケが止まらなかった。




今夜もリュウキュウコノハズクさんがご来店。近すぎワロタw




mzk君と。ご覧の近さであります。



幕の状態。あまりに楽しいので3時ごろまでやった。
いやー、大枚はたいて発電機を買った甲斐があってヨカッタヨカッタ。

なお、ジャンボトリバとホシヒトリモドキはちびおさんのブログに綺麗な写真が上げられているのでご覧になると良いと思われ。
*ジャンボトリバ http://chibiohsenchi.blog.fc2.com/blog-entry-126.html
*ホシヒトリモドキ http://chibiohsenchi.blog.fc2.com/blog-entry-125.html

長くなるので一旦切ります
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石垣島遠征記2014春
まとめです。
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石垣島遠征記2014春(最終日)
 3月31日

ついに最終日・・・

朝6時、目覚めて昨日の採集品を見ているとヤエヤママダラゴキブリが1頭脱走しているのに気がつくww せっかく2頭採れたのに残念だなぁ(一般人は悲鳴を上げて失神するであろうサイズなので黙っておきましたwww)

3時間しか寝てないけど不思議と疲れはない。15時台の飛行機で帰るので採集に割けるのはほぼ午前中のみ。少しでも時間を有効に使わねば。

朝飯を食べて即、於茂登林道に向かい昨日仕掛けたバナナトラップを速攻で回収。最後の悪あがきとして余った時間でヤンバルアワブキを掬ったがムネウスは採れずタイムアップ。

シンジュサン幼虫
シンジュサン Samia cynthia pryeri 幼虫

駐車場近くで見つけたシンジュサンの幼虫が唯一の収穫だった。
(持ち帰って3頭が蛹化したものの、羽化することはありませんでした...)


昨日ナイターにご一緒させていただいた虫屋さんとは10時に待ち合わせしているので屋良部岳に向かう。
ポイントに到着後は、$さん受け売りのオオヒゲブトの採り方を、さも最初から知っていたかのように教えてあげましたww

自分も追加が欲しいので待機するが、昨日と同じく曇って気温が低く、コンディションとしてはかなり悪い...
「於茂登に戻って転戦したほうがいいんじゃ...」という考えがよぎり始めたが、まもなく晴れ間が見え始め、気温がグングン上昇!
オオヒゲブトもブンブン飛び交い始めた。

オオヒゲブトハナムグリ
オオヒゲブトハナムグリ Amphicoma splendens

ほいっ!1頭目!
赤色の個体は既に$さんに頂いていたが、やっぱり自分で採るのは格別だ。

さらに緑色の個体を2頭追加。飛んでいるのはそれこそ無尽蔵な数だったので、口径がもっとでかいネットなら更に大漁だっただろうなぁ...
あと、飛び交うオオヒゲブトを見ていて気づいたのが、ある程度集団になって移動しながら飛んでいるということ。もしかしたらその集団の中心には♀がいて、♀の移動に合わせて♂の集団が移動しているのかもしれない。♀がいるのは確認してないので完全に推測ですけど。

そして飛び交うオオヒゲブトの数も最高潮になったころ、赤くて小さな触角が長い甲虫がこちらに飛んで来る・・・絶対に逃せないので慎重にかつ素早くネットイン!




ヤエヤマヒオドシハナカミキリ
ヤエヤマヒオドシハナカミキリ Paranaspia yayeyamensis

あああああ最終日マジックを起こしてしまった・・・!!

図鑑で見たときは正直そんなに魅力を感じなかったが、南の島の強い日差しを受けて輝く虫体は眩いばかりの赤色を放っていたのであった・・・こんなに良い虫だったとは!!

チャック付きポリ袋にしまう時は、ムネウスの二の舞を起こさないよう細心の注意を払いましたww





ヒオドシハナを採ったときには12時を回り、ちょうど区切りがついたので屋良部を後にする。
オオヒゲブトも追加できたしヒオドシまで採れちゃったので余は満足じゃ!
案内してあげた虫屋さんもオオヒゲブトを何頭か採っておられたので一安心。イシガキリンゴカミキリまで採られていたのはちょっと羨ましかった(僕は採っていない)。


このあとは郵便局で荷物を送ってから、空港へ。


帰りたくねえ!!

常夏の南の島から、いまだ寒い鳥取へ戻っていったのでしたとさ。


しかしその後もハプニングは続くのであった。

飛行機が30分遅延したせいで関西空港から鳥取行きのバス乗り場への連絡バスに乗り遅れる。鳥取行きのバスは既に予約してしまっているので、仕方なくタクシーを使うことに。15kの出費はイタかった・・・
そしてタクシーから降りてから発車まで時間が余りなかったので乗り場まで走ったときにオオヒゲブト2頭を落としてしまったのに帰ってから気づく( ;∀;)
落としたのがヒオドシハナじゃなかっただけまだマシだったと言うべきか・・・



虫屋歴9年目にして初めて訪れた南の島。
一週間という長期滞在や一人での運転など初めてのことばかりで、良くも悪くもハプニングの連続だったが、ムネウス、オオヒゲブト、ヒオドシハナ、キマエコノハと、成果の方も濃い遠征であった。
得られた成果のほとんどはF川君と$さんのおかげだったと言っても過言ではないので、お二方には感謝あるのみです・・・
来年の春も石垣に帰りたいものだ・・・
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石垣島遠征記2014春(7日目)
 3月30日

石垣遠征も残すはあと2日、フルで一日採集に費やせるのも今日で最後であります。

$さんは今日の午前中の飛行機で帰るためここでお別れ。ポイントから採り方まで色々教えていただいたり、運転を代わってもらったりで本当にありがとうございました!

ということで、一人で屋良部岳へ向かう。心配していた雨も上がったし、オオヒゲブト期待できそう!

ところが現地に到着すると山の上は雲が掛かっていて、気温が低くて風も強く、昨日はあんなに飛んでいたオオヒゲブトが全く飛んでいない・・・
1時間以上粘って3頭しか見ませんでした。もちろん、お芋さんの僕はそんなチャンスをモノにできる採集技術は持ち合わせていませーんwww

このまま粘っても時間の無駄だということが分かったので移動じゃ移動!

ヤエヤマサナエ
ヤエヤマサナエ Asiagomphus yayeyamensis

林道でこれだけ採集して屋良部を後にする。


ということで今日も於茂登林道へ。
朝にバナナトラップを作っておいたのでそれも仕掛けます。

向かう途中、道路脇のブッシュから突然シロハラクイナが飛び出しロードキルしてしまう(´;ω;`)
ものすごい罪悪感・・・


バナトラを仕掛けながら歩き回っていると、チョウが集まる吸水ポイントを発見。

イシガケチョウ
イシガケチョウ Cyrestis thyodamas

クロアゲハ
クロアゲハ沖縄亜種 Papilio protenor liukiuensis

今まで何度も見かけてたけど採れてなかったヤエヤマカラスアゲハの完品が採れたのが嬉しかった。

バナトラを仕掛けたあとは日暮れまでムネウスを狙う。ガッツリやれるのも今日が最後なので掬うのにも自然と力が入る。しかし3時間粘ってもついに追加が採れることはなかった・・・


メスジロホタルガ♂
メスジロホタルガ Chalcosia formosana formosana

黄昏時に飛んでいた本種が唯一の収穫。


車に戻るころにはすっかり真っ暗に・・・と思ったら、ライトが点いている??

ナイター

なんと駐車スペースで昆虫観察ツアーのナイターをされていた。関東から来られている方で、クワガタとカミキリ狙いだそう。
ダメもとで、蛾しか採らないから参加させてくれないかとガイドさんに頼みこむと、参加費を払ってくれるなら良いとのこと。最後の最後でこんなチャンスが巡ってくるとは・・・!


以下、飛来した虫を順不同で。
恐らく全部普通種だろうけど、灯下巡りの良い物件がなくここまで蛾的には全く成果を上げれてなかったので、普通種でも十分嬉しいです。

フリッツェホウジャク
フリッツェホウジャク Macroglossum fritzei



ヤクシマネグロシャチホコ
ヤクシマネグロシャチホコ Neodrymonia acuminata


カバシタリンガ
カバシタリンガ Xenochroa internifusca


リョクモンエダシャク
リョクモンエダシャク Celenna festivaria manifesta


ナタモンアシブトクチバ
ナタモンアシブトクチバ Bastilla joviana joviana


ハグルマノメイガ
ハグルマノメイガ Nevrina procopia

今回の遠征で採りたい蛾の上位だったけどようやく会えた・・・
まさに南国って感じの色彩がすばらしい。


ヤエヤママダラゴキブリ
ヤエヤママダラゴキブリ Rhabdoblatta yayeyamana

近くの路上には日本最大のゴキブリが。
これも密かに欲しかったやつなんだよねww
オオゴキとかと違って、これだけでかくても体型は普通のゴキブリなのがなんとも言えないww


21時を過ぎると飛来も止まったので片付け。
ガイドさんによると今日はかなり飛来が少なかったそう。
ツアーに参加されてた関東の方はオオヒゲブトを採りたいそうなので、お礼に明日案内することになりましたw

そして昼間仕掛けたバナナトラップを見に行く。


ヒメマルゴキブリ
ヒメマルゴキブリ Trichoblatta pygmaea

見回り中に幹に止まっているのを発見。これも欲しかったんだよね〜
ゴキブリらしからぬ可愛さだ^^


蛾はオオトモエが数頭集まっているが期待していた南方系ヤガの姿はなし・・・
若干気を落としつつ最初の木まで戻ると、明らかにオオトモエとは違う蛾が翅の裏面をこちらに向けて止まっていた・・・後翅が黄色い!!??

そして翅の表が見えた次の瞬間、誰もいない夜の森で思わず叫んでしまっていた。








キマエコノハ
キマエコノハ Eudocima salaminia

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!

絶対に逃がすわけにはいかなかったので写真は〆たあとに撮影。
完品だったのに取り込みに手間取って胸部の毛が禿げてしまった・・・


しかし虫採ってこれだけ嬉しかったのはいつ以来だろう・・・
ここまでムネウスやらオオヒゲブトやら、完全に甲虫屋になってたけど、正直それらが採れたときより嬉しかったからやっぱり僕は蛾屋のようですw





さすがに7日間も車中泊すると腰が痛くなっていたのでホテルを予約し、祝杯を上げてから眠りに就いた。
横になって寝れるのがありがたすぎました・・・

翌日へ続く
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石垣島遠征記2014春(6日目)
 3月29日

前日は踏んだり蹴ったりだったけど、気を取り直して今日も一日がんばるぞい。

朝8時、マッ○スバリュの駐車場で$さんと合流。
キャンプ場からチャリでこちらに向かうF川君を拾って、いざ屋良部岳へ。(このときかなり無茶なことをしたが、限りなくグレーゾーンなので詳しく書くのは控えます...w)

ポイントには先日と同じくレンタカーがずらりと並ぶ。
$さんから採り方の手ほどきを受けたあとは、各自オオヒゲブトが飛んできそうな場所に陣取る。樹冠を飛ぶハエ並みの大きさのオオヒゲブトを口径40cmの網で掬うのは、お芋さんの僕にはかなり難しい...
おまけに結構風が強くて網が流されるわ流されるわ...
何度も振り逃がしてやっとのことで1頭目を採集!


オオヒゲブトハナムグリ Amphicoma splendens

ついに自分の手で採れた...!!
野外で見ると何という美しさだ...この時点で、ポイント採集は後ろめたいという気持ちはすっかり消え失せていたww
なかなかネットインできないからこそ、ネットインできたときの爽快感はハンパないものがありますね。

1時間ほど粘って緑色の♂2頭という結果でした(F川君は既に何頭も採集していてここでも“““差”””を思い知った)。


F川君は午後の飛行機で帰るため、名残惜しいが屋良部岳を後にする。

F川君を見送ったあとは港近くの公園でちょこっと採集。$さんによると外来のちょっと良いハムシが採れるとのこと。

そのハムシはヤシの新芽の隙間に潜んでいる。


キムネクロナガハムシ Brontispa longissima

生態写真は撮るのを忘れた...
ハムシのくせに触れてもポロリと落下したりはせず、モゾモゾと葉の隙間へ逃げ込むだけなのが面白かった。

ほかにダンダラテントウやキボシツツハムシを摘んで、今日も於茂登林道へ向かう。



ケブカアカチャコガネ Dasylepida ishigakiensis

石垣では原生林に生息する比較的珍しいコガネムシとされていたが、近年は宮古島のサトウキビ畑で大発生しているとのこと。てことは
石垣では今も比較的珍って認識でいいんかな?

$さんはヤンバルアワブキを掬って大型のムネウス♀を採集されていた。うらやましい・・・
僕も唯一のムネウスをギロチンしちゃったのでは採った気がしないので、追加を得るべく日が暮れるまでヤンバルアワブキをスイープしたが何の成果も得られませんでした!!

採集を終え街へ向かっているとカメが道路を横断しているのを発見!セマルハコガメか!!?


ヤエヤマイシガメ Mauremys mutica kami

ヤエヤマイシガメさんでした。それもかなり立派な個体。
轢かれないように道路の脇に移動させてあげました。


$さんの提案で夕食は岩でソーキ丼(写真は撮るのを忘れた)。
ご主人さんが蝶屋さんなので虫屋には有名とのことだったけど僕は知りませんでした...

ソーキ丼も美味しかったし、店のご夫婦とのお話も楽しかったです。


夜でもビーティングはできる!
ということで夕飯のあとは、島の北部へ向かう。
このころから雨が降り出し、小雨に濡れながら枯れたススキを叩いていく。
$さんはイシガキウスアヤを何頭か採られていたが、僕の方はウスヒラタゴキブリが数頭落ちてきたのみでウスアヤは落ちてこない...ここでもお芋さんっぷりを遺憾なく発揮したのでありましたwww

$さんのお情けでウスアヤを1頭いただきましたm(_ _)m


イシガキウスアヤカミキリ
Bumetopia sakishimana ishigaki

地味だけど色といい体型といい味のあるカミキリだ。

この後は街に戻って公園でブラーミニメクラヘビを探したりしたが特に何も見つからず、$さんに案内されっぱなしの一日が終了しました。やっぱり情報持ってる人は違うなぁ・・・

あと、人と一緒だと写真を撮らなくなるのもなんとかしないとなぁw

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石垣遠征記2014春(5日目)
3月28日

眠れないまま夜明けを迎えてしまう・・・


島の夜明け

天気は大丈夫そう。



シロハラクイナ Amaurornis phoenicurus

ここにもいた。本当にどこにでも出てきて、まさに神出鬼没って感じ。




一度目の前の良い場所にもやってきたがこの一枚を撮ったら飛んでいってしまった・・・


昨日の鳥見ポイントに向かうが、今日もシロハラクイナとコウライキジがいるのみで他の鳥の姿はなかった...。

朝飯を食べて於茂登岳へ向かい、登山口でF川君と合流。

F川君がムネモンウスアオカミキリを採集したのは、林道からすこし入ったところの斜面に生えるヤンバルアワブキ。約5mに長竿でも届くところに飛んできたらしい。
10mの長竿で樹冠部を掬わないと採れないと思い込んでいたので、少し希望が持てる。

ヤンバルアワブキは斜面に点在しているので、二手に分かれて掬っていく。

しばらくしてF川君が1頭を採集。
ぐぬぬ・・・俺も負けてられんと、一層力を込めてヤンバルアワブキを掬っていると、
ネット破損
スプリングネットの枠の部分がポッキリ逝ってしまわれた...
これじゃ何もできねーよとかボヤいているとF川君が予備の網を貸してくれた...ありがたや...


借りた網で最初のヤンバルアワブキを掬うと、明らかな手応えが。
網の中には小さな青いカミキリの姿。
キタ━(゚∀゚)━!!と叫びたいのを抑えて、逃げられないよう慎重に手づかみして写真を・・・















あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!

俺としたことが、憧れの虫を採ったことに興奮しすぎて、つかむときについ力が入ってしまったらしい・・・



コノハチョウ Kallima inachus

ひたすら自らを呪っている僕をここでも高みの見物していた・・・
おまえ、この前のと同じやつやろwww

14時ごろまでヤンバルアワブキを掬い続けたが、ムネウスの追加が得られることはなかった(F川君はさらにもう1頭追加していて”””差”””を思い知った...)


採集のあとは、とんかつが美味いことで虫屋の間には有名な「とんかつ力」へF川君と向かう。
ここで、これまたTwitterで知り合った虫屋の$さんと合流。
$さんは多数のオオヒゲブトハナムグリを採集されていて、未だ採集できていない二人に1頭ずつ恵んでくれた...ありがたき...


とても美味しゅうございました^^

腹を満たしたあとは、まだ時間があるので再び於茂登方面へ・・・
とその前に、とんかつ力の近くで採集。$さんによると、セキナガタマムシというちょっと良いタマムシのポイントらしい。
エノキにつくそうで、道に沿って生えるエノキを長竿で掬っていくと2頭採集することができた。


セキナガタマムシ Agrilus sekii yaeyamanus

 正直普通のナガタマと変わらない 唐金色を帯びたなかなか良いナガタマだなぁ!


於茂登のムネウスポイントへ向かい日没まで粘るがここでも追加は得られず。

日が暮れてからはいったん$さんと別れ、今夜も灯下巡りへ。
助手席のF川君と話しながらチラっと脇見をしたその時、右のタイヤが側溝へ・・・脱輪しましたぁwwwww

昨日眠れなかったツケが回ってきたようだ・・・
かなり動揺したが、とりあえずレンタカー会社の緊急連絡先に電話...この時間でもJAFなら来てくれるらしいのでしばらく待機...車内にいると圏外になって電話に出れないので、電波のあるところまで出て路上で寝て待った。
なんとか救出してもらったときには23時を回っていた...

F川君はチャリでキャンプ場まで戻るため、今朝の待ち合わせ場所で下ろす。脱輪で足止めしてしまって申し訳なかった(´・ω・`)

さすがに灯下巡りをする気力も失せていたのでおとなしく街に戻って眠りに就いた...。






ムネモンウスアオカミキリ
Pareutetrapha magnifica caeruleithoracica

改めて、修復後のムネウス。夢のような色彩のカミキリだ・・・
しかしこれを採ったことによる代償はあまりにも大きかった・・・

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